投稿者「tanaka-admin」のアーカイブ

第147回 目的と手段

■ 中学受験は子どもの教育や将来にとってプラスが大きいと思うからやるわけです。本来、中学は義務教育ですから、受験をしなくても中学校には上がれる。しかし、それをわざわざ受験して月謝を払ってまで私立に行かそうとするのは、子どもの将来を考えてのことです。

■ しかし、その準備がどんどん進むにつれて、合否がやはり気にかかってくる。だから子どもたちにとって過重な負担が出てくるケースが少なくありません。本来12才ですから、まだ体躯は成長途中ですし、体力もないからそれほど無理がきくわけではない。そこに無理が出てくると、だんたん子どもたちにマイナスな部分が出てくることになります。

■ 本来、目的は子どもに良かれ、と思ってやっていたことが手段のところでは子どもたちにマイナスな部分をもたらしてしまう。これはやはり考えなければいけません。本来、子どもにとってプラスであると思ってやることだから、その手段もあくまで子どもにとってプラスでなければならない。逆にマイナスになるようであれば、本来の目的に反してしまう、ということなのです。

■ こんなことやらせていいのかしら、とお父さん、お母さんが思うことがあるとすれば、それは当然ストップさせるべきなのです。そこまでやらなくても、と思うことが往々にして、その渦中になると「これくらいやらなくてどうする」にすり替わってしまう。だから子どもたちのために、お父さん、お母さんはどこかで冷静な部分を最後まで持ち続けてください。

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平面図形の問題

立教新座中学の問題です。


図のような台形ABCDがあります。辺BC上に2点、E、Fを三角形ABEと三角形DFCがともに直角三角形になるようにとったところ、BFとEFの長さが同じになりました。また、AEとDFの交点をGとします。BFとFCの長さの比が3:4、三角形ABFの面積が36cm2のとき、次の問いに答えなさい。

(1)CEの長さを求めなさい。
(2)DGとGFの長さの比を求めなさい。
(3)三角形AGDの面積を求めなさい。


(解説と解答)
(1)
BFとFEの長さが同じになり、BF:FC=3:4であるので、BF:FE:EC=3:3:1になります。
したがってBF=【3】とすると、AB=【6】、CD=【4】三角形ABFの面積は【6】×【3】÷2=36cm2 【1】×【1】=4cm2 より【1】=2cm
CE=2cm
(答え)2cm

(2)
下図でFからABに平行に線を引き、AGとの交点をH、EからABに平行に線を引きGDとの交点をIとします。

このとき三角形HFEも三角形IEFもともにFE=6cmの直角二等辺三角形ですから。FG:GI=1:1
またFI:ID=3:1よりFG:GI:ID=3:3:2からDG:GF=5:3
(答え)5:3

(3)三角形AFDの面積は台形ABCDから三角形ABFと三角形FCDを引けばよいので
(12+8)×14÷2-12×6÷2-8×8÷2=140-36-32=72cm2
FG:GD=3:5より三角形AGD=72÷(3+5)×5=45cm2
(答え)45cm2

「映像教材、これでわかる比と図形」(田中貴)
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まず知ってもらわねば

この暑い中、良く塾にあいさつにこられる学校の先生がいらっしゃいました。

夏休み中でないとなかなか動けないし、講習中だから塾の先生も教室にいることは間違いない。だから、というのでお越しになるのですが、しかし、授業があってあまりしっかりお話できずに終わったことも多かったと思います。

ある校長先生がやはりそういう指示を学校の先生に出していると聞いて、その理由を尋ねたことがありました。

「私立を受験する、というときに塾の先生がこんな学校はどうですか?と勧められるケースが多いでしょう。だから、まず塾の先生に本校を知ってもらう必要があるわけです。しかし、こちらで何もしないと、塾の先生方は、保護者の方が持ってくる学校のことしか意識しない。それでは本校を紹介していただける機会がないから、まず伺うわけです。」

学校の先生も大変だなあと思いましたが、確かに知ってもらわねばならない、ところはあるわけです。

でも、なかなか学校の知名度って上がっていかないものなのです。

いろいろな塾で学校説明会とか見学会とかやりますが、やはりお父さん、お母さんが集まる学校は決まっているところがある。一方で、こんなにいい学校があるのになあ、と思うことも多々あります。

なかなか知ってもらえるまでには時間がかかりますが、しかし、今上位校になった学校の中にも、20年前まったく無名だった学校が実はたくさんあるのです。

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