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やらせすぎ?

受験の世界では、割と量をやる、ということが算数の力を上げるのに必要だと信じられているところがあります。

確かに演習量はある程度は必要ですが、ただ、それは子どもによる。

例えば処理能力以上のものを与えられても、まったく対応はできないから、ただ心理的に追い詰められていくだけなのです。

だから、最近子どもたちの中で問題が生じることが多い。できない方が悪い、と本人も親も信じさせられているのですが、本当はそうではありません。

本人がまずしっかりできるところからスタートしないといけない。しかし、塾は全員に同じことをさせるから当然そこにひずみが生ずるわけですが、それがしっかり認識されないまま、ただ「本人に力がない」とされるのは私は問題外だと思っています。

しっかりした思考力をつけていくには、本人のペースがまず大事。別にそれは個別指導ではなくても、できることではあるのですが、塾はお尻を叩くだけなので、子どもも親も精神的に追い込まれがち。

まず本人がしっかり考えられるペースを作ることが必要なのです。新学年になってからほぼ1ヶ月が経ちましたが、「こんなこと、本当にやるの?」と思われたら、すでに危険シグナル。

本サイトでもご相談できますから、一度、立ち止まって考えてみましょう。

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(フォームに書き出すだけでも、整理ができます。)

プロンプト

実は、ここ数年、ずっと、中学入試の算数をAIに解いてもらっています。

しかし、残念ながらなかなか正解に到達できません。壁はいろいろあるのですが、特に問題なのは図の理解です。

単純に文章題で、図やグラフがなければ、かなりの確率で正解に達します。

しかし、平面図形、立体図形、速さのグラフの読み取り、となるとまだなかなか難しい部分もあります。

今年の大学共通テストで、AIが9割解いたという報道がありましたが、まあ、それなりに理解できる入れものがあれば、ということではないかなと実は思っています。

が、確実に力はついています。この辺は子どもを教えているのと同じ感覚。「へえ、ここまでできるようになったんだあ」みたいな感じ。

みなさんご承知の通り、AIを動かすのにはプロンプトという指示がある意味大事です。で、それをいろいろな形で変えながら、どういう成果になるかということはずっとチェックしてきているわけですが、まあ、これもいろいろな結果が出て、面白いといえば面白い。

もはやいろいろな分野で利用されているAIですから、これからも実験を続けていきながら、子どもたちの負担軽減にどう役立てるかを考えて行きたいと思います。

こうしたAIの実験を続けながら、算数ができるようになる学習方法についても検討しています。その過程はメルマガでも紹介していますので、興味のある方はぜひご登録ください。

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次のステージに向けての心構え

中学受験のシーズンが過ぎ、多くのご家庭で子どもと共に全力を尽くしてきた日々が一段落を迎えています。しかし、合格発表の後、なぜか心にぽっかり穴が空いたような気持ちになる保護者の方も少なくありません。これはいわゆる「中学受験ロス」と呼ばれる感情です。

受験準備は、親子が一丸となって取り組むことが多く、毎日の学習スケジュールの管理や励まし、塾との連携など、親御さんの努力も計り知れません。そのため、受験が終わると、目標に向かって共に過ごした時間がなくなる喪失感を感じるのは自然なことです。

ですが、この段階で大切なのは、親としての役割を見直し、子どもが自分自身の力で次のステップを歩み始めるのを温かく見守ることです。子どもが自立心を育てる時期である今、過度に介入するのではなく、適度な距離を保つことが双方にとって良い関係を築く鍵となります。

親御さん自身も、この機会にこれまでの受験生活から少し離れて、自分の趣味や興味を再発見する時間を持つことをおすすめします。自分の楽しみを見つけることで、心のバランスを保ち、家族全体の雰囲気もより明るくなるでしょう。

中学受験は単なる試験合格を目指すだけでなく、親子共に多くのことを学ぶプロセスでもあります。時間管理や目標設定、忍耐力の重要性など、将来に役立つスキルを身につける場としても価値があります。受験が終わった後も、これらの経験を生かして、子どもが自主的に学び続けられる環境づくりを心がけましょう。