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教えすぎない方が、最後は伸びる

家庭で勉強を見ていると、つい教えたくなるものです。

子どもが止まっていると、ここはこうだよ、と言えば早い。実際、その方がその場は進むでしょう。

しかし、教えすぎるのは考えものです。

入試本番で問題を解くのは子ども自身だからです。親が横で説明してくれるわけではない。自分で問題を読み、自分で考え、自分で立て直さないといけない。

だから、普段から少し待った方がいいのです。

黙っていても、子どもは考えていることがある。そこで答えに近いことを言ってしまうと、その考えは止まってしまいます。

もちろん、放っておけばいいわけではありません。必要な助けは要る。

ただ、すぐに答えを言うのではなく、どこで止まったのか、何を考えたのかを先に聞いてみる。すると、自分で整理できることが少なくありません。

親が教えすぎると、子どもは「わからなければ教えてもらう」と思いやすくなります。それでは、少し崩れたときに弱いのです。

中学受験で大事なのは、順調なときよりも、わからなくなったときに自分で考え直せることです。

だから、教えないのではなく、まず考えさせる。必要な分だけ助ける。その順番が大事なのだと思います。

自分で考える時間が大事

大量の宿題や課題は、流れ作業を生みやすくなります。

だから、AIが出てきて、それを使って一気に宿題や課題をやってしまう、という技を身につけている子もこれから出てくるでしょうが、やはり自分で考える力をもっていないと、逆にこれからは生きられない。

AIやロボットに何でも任せられると思ってしまうと、一気にいろいろな力がなくなってしまうことがあるものです。

だから、今のうちにちゃんと自分で考える時間と力を作っていかないといけない。

そこが結構これから重要になってくるでしょう。

ちゃんと自分で考える時間を大切にしていきましょう。これは子どもだけでなく大人もそうかもしれません。

食堂のテーブルで勉強する

受験勉強をどこでするか、というのは案外大事な問題です。

自分の部屋に机があるのだから、そこでやればいい、と思われるかもしれません。しかし、実際には食堂のテーブルで勉強した方がうまくいく子は少なくありません。

特に受験勉強は、教科書やノートだけでは済まない。問題集があり、プリントがあり、解き直しの紙があり、場合によっては過去問も広げることになる。そうなると、子ども部屋の机では狭いことが多いのです。食堂のテーブルなら、必要なものを並べやすい。これは思っている以上に大きい。

もうひとつ、食堂で勉強する良さは、親の目が届くことです。ずっとつきっきりで教える必要はありませんが、近くに誰かがいる、というだけで、子どもは案外だらけにくい。分からないところがあればその場で聞けるし、手が止まっていればすぐ気づくこともできます。

自分の部屋に入ると、どうしてもほかのものに気が向きやすい。漫画があったり、ベッドがあったり、最近ならスマートフォンもあるでしょう。少し休むつもりが、そのまま長くなることは珍しくありません。その点、食堂は勉強だけの場所ではない分、余計なものが少ない。家族にテレビを消してもらうなど、少し協力してもらえれば、十分勉強できる場所になります。

また、食堂で勉強する形にすると、生活の流れの中で勉強時間を作りやすくなります。夕食の前にここまでやる、食後にもう少しやる、というように区切りがつけやすい。自室だと始めるまでに時間がかかる子でも、食堂なら比較的すっと入れることがあります。

受験勉強は、子どもひとりで完結するものではありません。最終的に解くのは本人ですが、そこに至るまでには家庭の支えが必要です。そう考えると、親の気配があるところで勉強する、というのは案外理にかなっているのです。

もし自分の部屋で思うように勉強が進まないようなら、場所を変えてみるのもひとつの方法でしょう。食堂のテーブルで勉強するだけで、意外に集中できる子はいるものです。