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親が何とかしないと、と思いがちだが・・・

中学受験の親のタイプもいろいろです。

この時期、良く見かけるのが「私が何とかしなければ」と思う親。

お父さんでもお母さんでも、このタイプの方はいらっしゃいます。だから、いろいろ手を打つ。お父さんはどこから聞いたのか、「コネが利く」と思って関係者を探したり。お母さんは「良い先生を」とばかりに家庭教師センターをいろいろ考えたり。

しかし、そうなると子どもは親に依存し始める。最後は「お父さんが入れてくれるんだろう」ぐらいに思ってしまう。

これはやはり間違いなく失敗。

もはや中学受験は本人の受験ですから、子どもが自分の力で何とかしないといけない。試験を受けているのは子どもですから、そこに力を入れていかないといけない。

中学入試が終わったころから「ツメをかみ始めた」とか、そういう話にならないようにしてください。

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12月7日の問題(場合の数)

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親はどんと構える

結局のところ、子どもたちはお父さん、お母さんの動向に非常に影響されます。

例えば模擬試験の成績が悪かった、ということになって親ががっかりしたりすると、「まずいなあ」とまず思う。

そこでやはり何とかしないと、と思う子もいるにはいるのですが、実はそれは少数派かもしれません。多数派と思える子どもたちは親といっしょに「がっかりしてしまう」ことが多いのです。

「やっぱりだめかな」

そこで何とか切り替えて、自分で何とかした経験は子どもたちにはまだない。したがって、親とおなじような対応をすることに慣れている、といってもいいかもしれません。

だから、動揺を顔に出してはいけない。あるいは何か手を打たないと、と思っても、それがあわてて手を打っているんだ、という風に子どもに悟られてはいけないのです。

あわてて手を打っている、ということになれば、子どもたちもあわてて手を打とうとします。

その行動は本当に理解しよう、とか、もっとていねいに考えようとかいう方向には進まず、単にあわてている、あるいはその場限りに対応に追われてしまう、みたいなことになるのです。

だから、あまり改善しない、というよりもむしろ後退してしてしまう。

やはり、こういうときは、どんと構えてしまうのが一番。

「大丈夫、君ならできる」

ぐらいの顔をしていると、「そうか、僕はできるんだ」という対応に変わってきます。

よくお母さんから、「私のいうことは聞かないので、先生から言ってください。」と言われましたが、実はそんなことはないのです。

お母さんの動向を子どもたちは注視しています。ただ、素直に言うことを聞く、というわけではない。

その反応の仕方はひねているように見えるかもしれませんが、非常にわかりやすい。逆にほめていやだという子はほとんどいないのです。

だから、親の方がその対応の仕方を心得ればいいわけで、まずはどんと構えるところから始めてください。

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12月6日の問題(文章題に関する問題)

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箝口令

これから入試が続くわけですから、当然、結果が出てきます。

しかし、その間も塾に行くわけだから、つい「受かった」と言いたいところではありますが、多くの塾では合否を口にしないことになっている。

またどこを受けるとも言わない。そして聞きたいかもしれないが、聞かない。

ここはしっかりしておいた方が良いかもしれません。本当のことを言えば、気にしなければ良いのだけれど、しかし、やっぱりそういう情報を耳にするようになると気になる。

あの子が受かって、自分が…、みたいな話になるのはなかなか大変です。

だから合否の結果は口にしない。

まあ、試験が終わるまでは我慢しましょう。その方がお互い、きっとやりやすいでしょうから。

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12月5日の問題(規則性)

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