積み重ね

子どもの力は、やはり毎日の積み重ねでついていきます。

特に計算はそうでしょう。低学年のうちから、少しずつでも毎日計算を続けていると、学年が上がったときに大きな差になります。

例えば割り算をするときも、かけ算がしっかり身についていれば、商の見当がすぐにつきます。210÷36であれば、36×5、36×6と頭の中で動かせるかどうか。こういうことは、急にできるようになるわけではありません。

毎日計算をして、九九を使い、数を動かしてきた経験があるから、自然にできるようになるのです。

これは計算だけではありません。漢字もそうですし、文章を読むこともそうです。少しずつでも続けてきたことは、後になって確実に力になります。

逆に、必要になってから急いでやろうとしても、なかなか追いつかないことがある。だから、まだ受験学年ではないから、と考える必要はありません。

難しいことをたくさんやる必要もないのです。毎日少しずつ、できることを続ける。

その積み重ねが、やがて大きな力になります。

子どもは自分で勉強できる

子どもたちが勉強に取り組む際、親が常にそばについて見守る必要はありません。

成長の過程で自立していくのが本来の姿であり、勉強も例外ではないのです。親御さんがつい過剰に介入し、子どもを監視し続けることは、かえって子どもの自主性を損なうことにもなりかねません。

勉強に向かう気持ちが本人の内側から湧き上がっていれば、子どもは自ずと自分のペースで学習を進められます。逆に、親の目が常にあることで「やらされている感覚」が強まれば、逃げ出したくなるのは自然な反応でしょう。

重要なのは、なぜ勉強が必要なのか、その意味や目的を子ども自身が理解し、納得できるように導くことです。

親としては、やるべきことを明確に整理して伝え、子どもが自分で取り組める環境を整えてあげることが大切です。そうした支えがあれば、子どもたちは自ら努力し、達成感を味わいながら成長していきます。勉強の場面においても、親はただ監督するのではなく、子どもの気持ちに寄り添い、必要なときに手を差し伸べる存在でありたいものです。

このように、子どもの自主性を尊重しつつ、適切なサポートを提供することが、受験や日々の学びを豊かなものにする鍵となります。親も子も共に歩むその時間は、単なる結果だけでなく、成長の過程そのものを大切にする価値あるものになるでしょう。

式を見直しながら進む

子どもたちには、算数の問題を解くときに、「式を書く」を徹底してもらっています。

しかし、式をなぜ書くのか?と言えば、途中で見直すことができるようにする、ためです。

これがないと、最後に整数であるはずの答えが分数になったとき、最初から解き直さないといけない。

それは時間が完全に無駄になります。

ただ、式を書いていけば、そこで見直しができる。

1行戻るだけで、「ああ、ここだ」と直せれば良いわけで、さらに言えば見直しながら進むことで、ミスを減らすことができる。

なので、確実性を増すために、しっかり式を書いていきましょう。