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君は算数できるねえ。

長い期間塾に行って、しかも組み分けでずっと下のクラスにいる、というのは決して子どもたちにとって良い環境ではありません。

できない、わからない、というようなマイナスな気持ちに長くさせておくと、子どもは積極的でなくなってしまう。

あるいは自分の課題をなるべく遠ざけようとする。これは当たり前の話です。だってやればやるほど、そういう現実を突きつけられてしまうから。

突きつけられて、自分を変える程、まだ子どもたちには胆力がないのです。だから、本当は良い気持ちにさせていかないといけない。

出来ると思わせないといけないのです。

組み分けテストでできる方に入ってしまえば、それはもちろんプラスになるでしょう。だいたいそういう子どもたちは、あんまり大変な思いをせずともそういう状況になっていることが多いかと思いますが、それはそれで良しです。

しかし、それでもストレスは感じている。本当に必死になって勉強して、そのクラスを維持している、ということになると、受験までに一杯一杯になってしまうところもあるでしょう。

だから多少なりともプラスのイメージが持ちやすい環境においておくことが大事なのです。

子どものストレスもしっかり管理しておく必要があるので、注意してください。

多くの先生たちが褒め上手なのは、自信を持たせることが、考える力をつける第一歩だからなのです。


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生活のペースを早く作る

2学期がすでにもう始まった地域もありますが、今日から新学期という地域もあるでしょう。

2学期になるとやはり塾が遅くなる。なので、また夜型の生活に戻ってしまう子が増えます。すでに今も夜型になっている子がいるかと思いますが、しかし、入試は朝。

朝型になっていることが望ましいのです。

なので、できるならば朝勉強するという習慣をこの半年続けられたら、案外良い結果になるのではないかと思います。

いずれにしても、学校が始まるので、生活のペースを作っていくことが大事。

子どもたちは疲れてくると疲労興奮という状態になるので、案外寝れなくなる。で、勉強を続けるのですが、興奮状態なので、あまり残らない。

むしろゆっくり睡眠をとったあとの方が、やはりよく動くのです。

まだ暑い時期ですから、体力も消耗しやすいので、しっかり睡眠時間を確保してください。

安全校の考え方

子どもは第一志望への勉強をがんばっていればいい、と思うのです。入りたい学校へ向けて一生懸命勉強する。しかし、もちろん残念な場合もあるわけで、その意味で親の方で安全校をしっかり選んでおかないといけません。安全校に合格することで、勢いを取り戻す、ということは当然あるので、これは親の重要な役割の一つです。

で、第一志望や第二志望が決まっているから、それ以外の日程を使って考えることになります。首都圏でいえば、千葉、埼玉は1月入試、東京、神奈川は2月入試ですから、1月で安全校が確保できれば、2月は思いきり勝負ができる、というような場合があり得るでしょう。が、神奈川県の方にとって千葉や埼玉に行くのは、もちろん相当な負担になるから、どうしてもお試し受験にとどまって、安全校は2月校で選ぶしかない、という場合もあるわけです。

普通、偏差値表を見て、空いている候補の日にちの中で、学校を選ぶことが多いでしょう。何より入ってくれなければいけないので、偏差値を見ることはもちろん大事です。ただ安全校であっても「行かせたい」という気持ちが働かないと「安全校」にはなりえない。

子どもたちも同じです。勢いを取り戻すのは「これで行くところはできた」と言う気持ちです。つまり「行ってもいい」と思えるから、そう思う。「そんな学校行きたくない」という話になれば、よりプレッシャーがかかるだけです。ですから当然、偏差値だけで選んではいけない。

つまり安全校の基準は「行かせてもいい」「行ってもいい」と思える学校であること、です。

スクールカラーも通学時間もクラブ活動も、いろいろなことを調べて「うん、ここなら満足」という安全校をしっかり選んでください。いろいろな学校に子どもを連れて行くのも、あまり意味がない。良く考えて選びきったところで、子どもたちを連れていく。その時、お父さん、お母さんが子どもにしっかり学校の良いところをアピールしてください。

本人が気に入ってくれる、ということも非常に大事です。そうでないと「勢いを取り戻す」ことになりません。その意味で単純に偏差値表だけで選んではいけません。どうせ滑り止めだから、という安易な発想はせず、しっかり調べて、「ここでもいいぞ」と親も思える学校を選ぶことが、大事な親の手腕でしょう。