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筆算を見直す

相変わらず、計算ミスが止まらない、という子は、とにかく筆算をまず書く。

そしてそれを見直すようにしてください。

検算は入試ではあまり効果がありません。逆算している時間なんてない。だから、筆算をちゃんと書いて、答えをもう一度確認する方法をとればいいのです。

ところが子どもたちの様子を見ていると、あ、割り切れた、という瞬間にもう答えを書いていたりする。

だいたい「できた!」と思う瞬間に間違えることは多いので、そこをしっかり書き切ってから確認しないといけない。

頭の中でへんな暗算が出てきたりすることもあるのです。だから日々、筆算を確認することです。式もちゃんと書く。

この冬休み、徹底しましょう。


過去問の勉強は難しい

塾は統一した教材を使うので、塾として過去問を扱うことはほぼない、という状況になってきました。

あるとすれば、個人でやったものを提出するか、添削するか、ということぐらいになりますが、添削もかなり時間がかかるということなので、まあ、ここが家庭に任されることが多くなっています。

だから過去問の勉強が進まない、というのはその通りで、自分でやれる子は良いが、なかなか進まないと、とっつきにくくなる。

しかし、ここが本末転倒なところで、これをやらないとできるようにならないところはあるのです。

また、過去問をギリギリまでとっておいて、直前の練習に使う指導をする塾もあるのですが、じゃあ、直前の時期にできなかったらどうするの?という疑問が残る。

やはり早くから手をつけていかないといけないのです。

ということで、過去問の勉強は以前よりもハードルが上がった感じがしますが、やはりここをがんばらないといけない部分はあるので、5年生のみなさんはそろそろやり方を考えておきましょう。

特に秋以降、併願校が決まって来ると一気にやる過去問が増えるので、第一志望屋第二志望の学校の過去問は早くスタートしないと間に合わないところがあります。


親が自信を持つ

入試を迎えるにあたって、子どもたちを支えるものは自信です。
「僕は合格する」
「私はうかる」
そう思っている子は、試験が楽しみになる。

「僕は落ちるかもしれない」
「どうせだめだ」
と思う子は、試験が怖くなります。

だから、残りの期間でやるべきは「自信づくり」なのです。

模擬試験は、併願校を決めたら、言葉は悪いがもう用はない。
最後に、「準備は仕上がった、あとは試験を受けるだけ!」
と、そういう気持ちにもっていくことが大事です。
だから、やりきることが大事。

例えば、不安なテーマがあるのなら、「これを仕上げて終わりにしよう」にする。
過去問がこのまま行くと間に合わないなら、「5年分を仕上げて終わりにしよう」にする。
「あれもやってない、これもやってない」と親が思うと不安になる。不安になれば顔に出ます。

前にもお話したとおり、子どもたちはお母さんの顔を良く見ています。お母さんが不安な顔をすれば、子どもの自信をなくすのです。

だから、残りの時間をかけて、しっかり「自信づくり」をしてください。思い起こせば、ずいぶん、お子さんはがんばってきたではありませんか。

試験前日「これで、準備は整った。あとは受けるだけね。」

とお母さんも自信をもって送り出せるように、ご自分を仕上げてください。