自由な校風

子どもたちの学びの環境が多様化する中で、自由な校風を持つ学校のあり方が改めて注目されています。管理を重視して多くの宿題やオンライン授業を課す学校がある一方で、あえて束縛を減らし、子どもたちに自主的な時間を多く与える選択をした教育現場もありました。

こうした自由な時間の増加は、一見すると学習の遅れや遊び過ぎを心配する声もあります。しかし、実際には子どもたちが自分の興味に従って新しい知識を探求したり、これまで触れてこなかった分野に挑戦したりする機会として機能しているのです。管理に頼らず、子ども自身の主体性を信じて見守ることで、従来の枠にとらわれない成長の芽が育まれていることも少なくありません。

親御さんの不安は理解できます。自由が過度な遊びや怠惰につながらないかという懸念は、教育に携わる者としても常に心に留めておく必要があります。しかし、子どもが自らのペースで興味を深める時間は、単に遊びの延長ではなく、創造性や自己肯定感の醸成につながる大切な経験です。自由な校風は、子どもを縛らずに信頼するという教育哲学の表れであり、その信頼が本人の可能性を広げると信じたいものです。

これからの教育は、画一的な管理から一歩踏み出し、子どもの多様な個性や興味に目を向けることが求められています。子どもたちが自らの好奇心を持って学びの世界を広げていけるよう、保護者や教育者が支え合う姿勢がこれまで以上に大切になってくるでしょう。

過去問はいつやるか?

塾によっては、まだ過去問に手を出さないでくださいというところもあります。

それはそれで塾の考え方だから、いろいろあると思いますが、ではいつやるのか? 塾でやってくれるのか?は聞いておいた方が良いと思うのです。

ほとんどの塾では、過去問を塾でやることはありません。

個別指導や、個人塾では当たり前にやることですが、大手集合塾では家庭に任されることが多い。

で、途中、やらなくて良いといっていたことが、秋の中盤になると「まだやってないのか?」みたいな話に変わってくる。

だって、そんな時間、どこにあった?と振り返って思うご家庭は多いのです。

だから、先に聞いておく。

で、ある程度、どういう風に進めていくのか、予定は立てておきましょう。後から慌てないように。

合格点も頭に入れて

これまでの勉強では、組み分け試験やマンスリーの結果を意識することが多かったかもしれません。

偏差値を上げる。クラスを上げる。少なくとも今のクラスを維持する。そういう目標は、塾の中ではわかりやすいものです。

しかし、これからの勉強は少し視点を変えていく必要があります。大事なのは、偏差値や順位ではなく、志望校の入試で合格点を取ることです。

中学入試は、それぞれの学校が独自に問題を作ります。出題される分野も、問題の難度も、時間配分も学校によって違います。当然、合格点も学校によって大きく異なります。

合格ラインが7割から8割程度になる学校もあれば、55%前後で合格できる学校もあります。つまり、同じ「合格」といっても、必要な得点の取り方は学校ごとにまったく違うのです。

だから、これからは「全体の中でどの位置にいるか」よりも、「志望校の問題で、あと何点取れば合格点に届くのか」を見ていくことが大切になります。

模擬試験は、ひとつの試験で多くの学校の判定を出します。そのため、どうしても実際の入試とはずれが出ます。模試では合格可能性が50%未満でも、志望校の出題傾向に合っていて、過去問でしっかり点が取れる子はいます。

むしろ、これからはそういう状態を作っていかなければなりません。模試の判定を気にしすぎるより、志望校の入試問題を研究し、どの科目で何点取るのか、どこで失点を減らすのかを具体的に考えることです。

合格点を意識すると、勉強の優先順位も変わります。難しい問題を何でも解く必要はありません。志望校でよく出る問題、確実に取らなければならない問題、ミスをしてはいけない問題を中心に固めていくことが大事です。

これからの目標は、偏差値を追いかけることではありません。志望校の入試で合格点を取ることです。

その視点に切り替えて、残りの時間の使い方を考えていきましょう。