ねばれ

たくさんの問題を解くようになると、やはり一問一問のねばりはなくなってくるところがある。

「あ、これムリ」とか「難しいからできない」みたいな言葉を耳にするようになったら、要注意です。つまり、それは問題が与えられすぎている、ということ。

ある程度の時間で終わると思っているのであれば、一問一問はもっと考えられる。

いろいろ試してみて、あるいは多少なりとも書き出してみて、などという方法で解けることもあるかもしれない。

で、そこからやはり解決の糸口を見出せるものなのです。

しかし、簡単にあきらめてしまうと、その力がつかない。つかないから、たくさんの問題を解いても、できる問題しかできない、というようなことになる。

つまり成長がなくなるのです。

与えすぎない代わりに、一問一問はもっとしつこく考える。

それでできるようになっていけば、実はそんなに数は必要ではないのです。

間違えない子になるには

できる子たちもミスをします。

ミスをしない子はいない。ただ、できる子たちは、試験時間内にそれを修正する力がある。

問題を解いたが、なんとなく腑に落ちない。これはそれだけ失敗してきた、ということでもあるのですが、こういうパターンでは失敗するんだよ、みたいなことが何となく感じられる。

合っているか不安になる、と言ってもいいかもしれません。

で、見直す。あるいは問題文を確認すると?

危ない、危ない、次郎の分速だった、みたいなことがわかって修正する。

それが試験時間内にできるか、それがこれからの課題です。

ミスは大いにするべきなのです。そして、それをなぜやったのか、どうやったら防げるのか、を親子で真剣に考える。

叱ったり、怒ったりしない。その代わり対策を考える。そして模擬試験で実行する。

その積み重ねがやがて「間違えない子」に育つのです。

自分で勉強する時間を残す

2学期になると、学校別の授業や模擬試験が増えてきます。週の予定表は塾で埋まり、家にいる時間が短くなる。それだけ勉強しているのだから安心だと思いたくなりますが、予定が多いことと、必要な勉強ができていることは同じではありません。

授業では、先生が問題のポイントを整理し、解き方を説明してくれます。短い時間で多くのことを学べる一方で、子どもが自分で問題を読み、どこから手をつけるかを考える時間は少なくなります。わかったつもりでも、ひとりで解こうとすると進まない、ということが秋にはよくあります。

だからといって、塾をすぐ減らせばよいという話ではありません。週の中に、教わらずに取り組む時間が残っているかを確かめます。過去問を解く。間違えた理由を考える。解説を読んで、もう一度式を作る。必要な知識を自分で調べる。こうした時間が一度もないなら、授業を一つ増やすより、空白を作るほうが役に立つこともあります。

自分で勉強する時間は、長くなくてもかまいません。今日は算数の直しを二問、明日は理科の覚え直しを一つ、と具体的に決めます。終わらなかったときも、すぐ別の授業を足すのではなく、課題の量が多すぎなかったか、わからないところで止まっていなかったかを考えます。

秋は、やることを増やそうと思えばいくらでも増やせます。その中で、子どもが自分で始め、自分で確かめる時間をどこに置くか。一緒に考えていきましょう。