秋になると、塾の授業が増えていくことが多くなります。通常の授業に加えて、学校別対策や過去問演習、模擬試験などが入り、気がつけば週のほとんどを塾で過ごしている、ということも珍しくありません。
もちろん、必要な授業は受ければ良いのですが、ここで一度考えておきたいのは、「本当に塾に行かないとできないことなのか」ということです。
例えば、過去問を解くこと、間違えた問題をやり直すこと、知識を覚えること、計算練習をすること。こうした勉強は、必ずしも塾でなければできないわけではありません。むしろ家庭で落ち着いて取り組んだ方が、自分のペースで進められる場合もあります。
通塾には授業時間だけではなく、往復の移動時間もかかります。準備をして出かけ、帰宅してから食事をして、また宿題をする。そう考えると、1回の授業に使っている時間は意外に長いものです。
秋以降は、やらなければならないことがどんどん増えていきます。だからこそ、時間を増やすのではなく、時間の使い方を考えなければいけません。
先生に質問したい、解説を聞きたい、学校別のポイントを教えてほしい。そういうことは授業を利用する。一方で、自分でできる演習や復習はできるだけ家庭で進める。
受験が近づくほど、塾にいる時間を増やせば安心する、ということもあります。しかし、大切なのはどこで勉強したかではなく、何ができるようになったかです。
家でできることを少しずつ増やしていく。そうすることで、自分の勉強を自分で組み立てる力もついてきます。秋以降は、そんな視点で学習時間を見直してみても良いでしょう。
