夏至ごろの満月が低く見える理由

夏至ごろ、満月が南の空に来ても、冬の満月のようには高く上がりません。これは日本を含む北半球での話です。

まず、夏至ごろの地球では、地軸の北極側が太陽の方へ傾いています。そのため北半球では太陽が一年のうちで最も北寄りを通り、南中高度が高くなります。

公転面を横から見て、夏至には地軸の北極側が太陽へ傾き、反対側の満月の南中高度が冬至の太陽と同じになることを示す図
夏至の太陽は南中高度が高くなりますが、反対側にある満月の南中高度は冬至の太陽と同じになります。

満月のとき、太陽と月は地球をはさんでほぼ反対の方向にあります。夏至の太陽は南中高度が高くなりますが、その反対側にある満月の南中高度は、模式的には冬至ごろの太陽と同じになります。

冬至ごろの太陽は、南寄りの低い道を通ります。夏至ごろの満月もそれに近い道を通るので、真夜中ごろに南中しても高くならないのです。

ただ、月の通り道は太陽の見かけの通り道に対して少し傾いています。そのため、夏至に近い満月でも、南中高度は毎年まったく同じにはなりません。

夏だから月が低いのではありません。太陽が高い季節の満月は、その反対側にあるため低くなる、ということです。

成績の上下は当たり前

成績というのは、一直線に上がっていくものではありません。良いときもあれば、悪いときもある。これは当たり前のことです。ですから、一回成績が下がったからといって、すぐに勉強の仕方が悪いとか、勉強量が足りないと考える必要はありません。

特に、勉強のやり方を変えたときは、一時的に成績が下がることがあります。例えば算数で、それまで頭の中だけで考えていた子が、式を書いたり、図をかいたりするようになる。当然、最初は時間がかかります。国語でも、何となく選択肢を選んでいた子が、本文のどこに根拠があるのかを確かめるようになれば、最初はかえって迷うこともあるでしょう。

しかし、そこで「前の方が点が取れたから」と元に戻してしまってはいけません。新しいやり方が身につくまでには時間がかかります。続けているうちに、だんだん速くなり、正確にもなっていく。その途中で成績が上下するのは、むしろ普通のことなのです。

大事なのは、一回の成績で判断しないことです。最近、何を変えたのか。何を練習しているのか。そこを確かめながら、少し長い目で成績を見てください。上がったり下がったりしながら、少しずつ力はついていきます。

ミスを前提に考える

テストを復習していると、「ここで読み違えた」「ここで計算を間違えた」ということがいくつも出てくるでしょう。

もちろん、ミスをしないに越したことはありません。しかし、ミスは誰でもします。成績の良い子でも間違えます。

違うのは、そのミスに途中で気がつけるかどうかです。

成績の良い子は、どこかで「これで合っているかな」と確かめています。自分も間違えるかもしれない、という前提があるからです。

ところがミスの多い子は、「わかった、こうだ」とそのまま最後まで進んでしまうことが多い。問題文を読み違えていても、計算を間違えていても、立ち止まるところがありません。

ですから、ミスをゼロにしようとするよりも、どこでミスに気づくかを決めておくことが大事です。

問題文の条件をいつ確認するのか。筆算をどこで確かめるのか。答えが出たあとに何を確認するのか。

そういう手順を、模擬試験や過去問を解きながら身につけていく。

ミスはするものです。しかし、そのまま答案に残さなければいい。自分で気づいて修正できるようになれば、余計な失点は確実に減り、得点も安定してきます。