失敗はいまのうちに

テストや過去問を直していると、

「ああ、これはできたな」

と思う問題がたくさんあるでしょう。

「なんで、こんな問題を間違えたんだろう」

と思うことも少なくない。

でも、そういうものなのです。

むしろ失敗は、今のうちにたくさんしておいた方が良い。失敗した経験が多ければ、「ここは気をつけないといけない」と思うようになるし、どうすれば同じ失敗を繰り返さないか、その方法も考えるようになります。

入試は僅差の勝負です。

模擬試験のように、上位から下位までいろいろな力の受験生がいるわけではありません。その学校を受ける子どもたちは、ある程度同じような力を持っている。

だから、ちょっとしたミスが合否を分けることになります。

そのためにも、今のうちに失敗をして、「失敗しない解き方」を身につけていかなければなりません。

模擬試験は、そのための大事な経験の場でもあります。

例えば、計算ミスを減らすために式をどこに書くのか。問題文の条件をどう確認するのか。筆算をどう見直すのか。時間が足りなくなったとき、どの問題を後回しにするのか。

こういうことは、ただ「気をつけよう」と思っているだけでは身につきません。

「今回はこうやってみよう」

と決めて、実際の試験で試してみる。そして、その結果を確かめて、次はどうするかを考える。

そうやって、自分なりの試験の受け方を作っていくのです。

できなかった問題をできるようにすることも大事ですが、できる問題を確実に正解することも同じように大事です。

最後は正解率がものを言います。

ですから、今のうちにいろいろ失敗して、いろいろ工夫して、自分が一番ミスをしにくい方法を身につけていきましょう。

インフルエンザ予防接種

10月に入り、インフルエンザの予防接種を考える時期になりました。

受験生は、やはり早めに対応しておきたいところです。秋は過去問も始まるし、模擬試験もある。学校行事もあります。まだ先だから、と思っているうちに、子どもの予定はだんだん詰まっていくものです。

もちろん、予防接種を受ければ絶対にインフルエンザにかからない、ということではありません。厚生労働省も、感染を完全に抑えるものではない一方、発病を抑えたり、重症化を防いだりする効果は期待できるとしています。だから、接種したらもう大丈夫、という話でもないのです。

しかし、受験生の家庭でできることのひとつではあるでしょう。受けるかどうか、いつ受けるかは、お子さんの体調などによって判断が違います。ですから、まずはかかりつけ医に相談されると良いでしょう。秋の予定が詰まる前に相談しておけば、その後の日程も決めやすくなります。

受験の日程は、こちらの都合では動かせません。どれだけ勉強を積み重ねても、その日に力を出せなければ、やはりもったいない。勉強の予定は細かく立てているのに、体調のことは後回し、ということにならないようにしたいものです。予防接種を考えることも、受験準備のひとつです。

これから冬に向けて、親も子もさらに忙しくなります。忙しくなってから慌てるのではなく、できることは今のうちにしておく。それで良いのだと思います。

合格可能性20%未満

模擬試験が始まって、いろいろな判定が出てきているでしょう。

合格可能性80%以上と出ることもあれば、20%未満と出ることもあります。

しかし、これはあくまでその模擬試験の結果から出された数字です。

その試験ができれば高く出るし、できなければ低く出る。20%未満だったからといって、もう合格できないという話ではありません。

しかも「20%未満」という範囲はかなり広い。

あと少しで20%という子もいれば、まだ差がある子もいる。それを全部まとめて20%未満と表示しているわけです。

ですから、20%未満が出たからといって、もうだめだと思う必要はありません。

実際、その判定から合格していく子どもたちもいます。

大事なのは、その数字そのものではなく、なぜその試験で点が取れなかったのかを確認することです。

できなかったところを直し、これから得点力を上げていけばいい。

模擬試験の判定は、その時点での数字です。

未来永劫、その数字が続くわけではありません。