2026年度中学受験概況

森上研究所から、今年の中学受験概況が発表されました。

それによると、
2月1日の受験者数は41934人(昨年42798人)になり、前年比98%になります。

最近のピークは令和5年(2023年)の43019人でしたが、そこから微減を続けています。

一方受験率は、2024年と2025年、児童数が減少しているので、受験率が15.2%だったのに対して、今年は15.0%になりました。

やはり少子化の影響が大きいのと、それに加えて中学受験の負担増から、見送る家庭も増えてきていると思っています。

特に大学受験での推薦入学者の増加により、中学受験のコストは高くなりつつあり、「中学受験はしなくてもよいのでは?」という流れに少しずつ傾き始めているように思います。

やはり過度に負担を求めている部分から削られていく、というところはあるのでしょう。やはり家庭がしっかり見極めて、本当に「ウチの子に必要なもの」を選択していくべきだと思います。

別に早くからスタートしないといけない、というわけでもありませんし、子どもたちが自分でやれる部分も大きいのではないでしょうか?

逆に削られていた習い事やスポーツを再考するのも大事なことかと思います。

勝ち残りシステムからこぼれると・・・

毎月、組み分けテストがあるところは、だんだん子どもたちの相対的な位置が変わらなくなってきます。もちろんやらなければすぐに落ちますが、がんばってもまあ、そんなに上がらない。

当然他の子もそれなりに勉強しているからで、だから段々クラスが変わらなくなる。つまりそれは選抜を重ねた結果が出てきている、といってもいいわけです。

大量の問題をこなし、組み分けでそれなりに成績を出せるメンバーがだんだん固まってきて、最後、上位の生徒たちをしっかり指導することで、合格実績を上げるわけです。

しかしその選抜に漏れるとどうなるか?

それなりの目標に向けてがんばってください、ということなのでしょうが、しかし、その選抜の過程で疲弊してしまっている子が多いものです。

しかも疲弊しているとわかっていても、まだ続けないといけないとつい考えてしまう。

それで本当に子どもたちの力が付いていくのか、疑問が残ります。

確かに選抜を重ねて上位に残れば、合格する可能性は高くなるでしょう。

しかし、そうでない場合、違う方法を考えないと逆転は望めない。逆転どころか、子どもたちが思考停止に陥らないように気をつけてください。

とりあえず塾の成績を上げたい?

と思うご家庭が多いと思うのです。5年生までは、そういうのもアリかなあ、とは思うものの、ただ、「塾の成績を上げること」=「志望校の合格に近づく」にならない面があるのです。

塾はみんなで競争するので、当然全員に同じことをさせます。その内容は基本的にはすべての学校に対応する内容、ということになるわけですが、しかし、そうなると、実は志望校の入試に出ないことまでやる。

結果として、やりきれないまま、志望校の変更を求められてしまう、ということが起こる場合が出てくる。

本当はこの学校に入りたい、と思って始めた中学受験なのに、まだ受けもしない段階で軌道修正を迫られてしまうのです。

ここはやはり考えておかないといけないこと。

全部をやるのが間に合わない、と分かっているのであれば、むしろ志望校に合わせた勉強に切り替えないといけないのです。

しかし、塾に通っていると、それは難しい。塾は全員に同じことをさせるから、です。

なので、ここは競争の世界から離れて、もう一度志望校に向き合う必要があります。

このままでは合格できない、ということなのだから、そこをどう修正すればよいのか?志望校を変えるのか、それともやり方を変えるのか?

とりあえず塾の成績を上げたい、ではなくて、やり方の再検討をした方がよい場合も多いのです。