安全校の考え方

子どもは第一志望への勉強をがんばっていればいい、と思うのです。入りたい学校へ向けて一生懸命勉強する。しかし、もちろん残念な場合もあるわけで、その意味で親の方で安全校をしっかり選んでおかないといけません。安全校に合格することで、勢いを取り戻す、ということは当然あるので、これは親の重要な役割の一つです。

で、第一志望や第二志望が決まっているから、それ以外の日程を使って考えることになります。首都圏でいえば、千葉、埼玉は1月入試、東京、神奈川は2月入試ですから、1月で安全校が確保できれば、2月は思いきり勝負ができる、というような場合があり得るでしょう。が、神奈川県の方にとって千葉や埼玉に行くのは、もちろん相当な負担になるから、どうしてもお試し受験にとどまって、安全校は2月校で選ぶしかない、という場合もあるわけです。

普通、偏差値表を見て、空いている候補の日にちの中で、学校を選ぶことが多いでしょう。何より入ってくれなければいけないので、偏差値を見ることはもちろん大事です。ただ安全校であっても「行かせたい」という気持ちが働かないと「安全校」にはなりえない。

子どもたちも同じです。勢いを取り戻すのは「これで行くところはできた」と言う気持ちです。つまり「行ってもいい」と思えるから、そう思う。「そんな学校行きたくない」という話になれば、よりプレッシャーがかかるだけです。ですから当然、偏差値だけで選んではいけない。

つまり安全校の基準は「行かせてもいい」「行ってもいい」と思える学校であること、です。

スクールカラーも通学時間もクラブ活動も、いろいろなことを調べて「うん、ここなら満足」という安全校をしっかり選んでください。いろいろな学校に子どもを連れて行くのも、あまり意味がない。良く考えて選びきったところで、子どもたちを連れていく。その時、お父さん、お母さんが子どもにしっかり学校の良いところをアピールしてください。

本人が気に入ってくれる、ということも非常に大事です。そうでないと「勢いを取り戻す」ことになりません。その意味で単純に偏差値表だけで選んではいけません。どうせ滑り止めだから、という安易な発想はせず、しっかり調べて、「ここでもいいぞ」と親も思える学校を選ぶことが、大事な親の手腕でしょう。












揺り戻し

コロナの頃、オンラインが一気に進み、「在宅勤務」という方法も確立してきました。

最近は揺り戻しがあって、月~日以上、通勤しないといけない、とか、揺り戻しのルールが出てきたところもありますが、しかし、この暑さ。

コロナ以上に外に出たくない、と思われるでしょう。

逆に、もうこの便利さは変えられない、というところもあります。

別に大きなスペースを求めなくても良いし、社員はどこに住んでいても良い。

まあ、業種によるとは思うものの、この暑さの中通勤電車に乗らない、というメリットは計り知れないと思うのです。

これは中学受験も同じこと。

やはりこれだけ便利になって、家でいろいろなことができるようになったのだし、お父さん、お母さんも家にいられる時間が増えたのであれば、むしろ新たな受験のやり方を考えていけるのでないでしょうか?

今までみんなと同じやり方をしないといけない、と考える風潮が大きかったと思いますが、あまりに負担が大きくなりすぎている分、合理的に勉強を進める方法を考えていった方が、結局は子どもたちのためになると思います。


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締め切りを変えられるメリット











ミスをしてはいけない、と叱ってはいけない

摸擬試験を復習してみると、いろいろミスがでてくるでしょう。

また、ミスしたの!ダメじゃない!と叱ったところで、あまり解決はしない。

具体的に何を変えるのか、決めていないから、あまり改善しないのでうs。

逆に叱ってばかりだと、今度は本人がミスを隠すようになる。これはもっといけない。

だから、叱らない。

その代わり、このミスを防ぐにはどうしたらいいのか、いっしょに考えてあげてください。

いっしょに考える、が大事。

ああしなさい、こうしなさい、というより、本人が工夫することが必要なのです。そこで出たアイデアを次の摸擬試験で実行する。

そしてまたしっかり復習する。ミスがでたら、またいっしょに考える。

こうすることで、どんどんミスが減っていくのです。


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