2学期の計画を立てる

学校が始まって1週間。

いろいろ生活のペースが変わった子も多いでしょう。

そして学校は早くも秋のイベントモード。

修学旅行、学芸会、音楽会、運動会、学校それぞれ秋に予定されているイベントはいろいろありますが、どれも6年生が中心になることは間違いない。

だから、朝練があったり、学校から帰ってくるのが遅かったします。

夏休みのようには時間がとれないので、やはりやる内容を決めて、計画的に勉強を進めていかなければなりません。

例えば過去問もしっかりやる学校と、そうでない学校に分ける必要があるかもしれない。

知識の暗記も、すでに覚えているものとそうでないものとに分けて、効率良く進めていかなければなりません。

2学期の計画をもう一度再検討しましょう。

その一助になるように、合格手帳がバージョンアップされました。お試しください。

今回はスマホでもご覧いただけるように、オリジナルカレンダーを装備しています。学習記録やちょっとしたメモも登録できます。

過去問ができない

さあ、いよいよ過去問だ、と思って実際に始めたはいいが、採点してみると、「できない」とか「合格点にほど遠い」ということがあるかもしれません。

採点されている子どもよりも、採点している親の方がため息をついたりして。

いやいや、最初からできるはずがないと思った方が良いでしょう。

確かに今まで勉強してきたし、夏休みも塾にたくさん通って勉強してきた。

しかし、だからといって過去問がすんなりできるわけではないのです。

なぜか?

基本的に入試問題はカリキュラムテストではないのです。割合ばかりを出す入試なんてありえない。

つまり、いろいろな問題が出る。そのいろいろがくせものであって、覚えているものもあれば、「今一つ自信のないもの」もある。

そうなるとあせるから、ミスも増える、あるいは勘違いも増える。

それが普通だと思ってください。(別になぐさめているわけではありません。)

だから練習するんです。

過去問を模擬試験のように、力試しにとっておかれる方がたまにいらっしゃいますが、力試しは模擬試験でやってください。過去問は勉強材料。

何点とれるか、ということよりは、具体的にどんな問題ができて、できない問題は何かをはっきりさせ、できない問題をできるようにする練習材料なのです。

できないことがわかれば、できるようにするだけ。

こういう問題はできない、ということがはっきりして、それを復習しながら、少しずつ力量を上げていく、問題が解けるようになっていけばいいのです。

夏休みは天王山と良く言いますが、私はそうは思っていません。

むしろ、過去問をやり始めてからが、勝負だと思っています。

すべてのカリキュラムが終わり、一応復習をして、さて演習を始めてみれば、いろいろ穴が開いていたり、不充分なことが見つかってくる。

そこをつぶしていきながら、力量を上げていく。だからこの時期、急激に成績を上げていく子どもがいるのです。

できないことをしっかり復習しましょう。

覚えていないことをしっかり覚えましょう。

これを残り時間の中で積み重ねていけばよいのです。

最初からできない、でいいのです。最初からできていたら、残り半年、何をします?







疲れさせないことが大事

2学期が始まり、なかなかペースがつかめないでしょう。

学校もあり、塾も増え、課題も多い。

予定みただけで、もういや、と思う子も多いはず。

だから、疲れさせないことが大事なのです。

オーバーワークが過ぎると、集中力を欠き、ミスが頻発します。

それだけで10点、20点下がり、組み分けもボロボロ、みたいなことになりかねない。

だから何でも塾、と思わないことです。

しっかり子どもの表情を見て、休むときはちゃんと休みましょう。

疲れると思わぬ病気になることもありますから。