ついていけないのは?

最近の大手塾のスタイルというのはやはりシステム化、定型化されています。

カリキュラムとテキストが決まり、月例テストに日程が決まっているので、それまでの間に教える内容を教えてしまい、練習させるべき問題を練習させる、というプログラムになっています。

したがって講師陣も決められた内容を決められた時間で教える。

しかし、子どもたちの理解度には差が当然あるわけで、それを「塾が決めた時間」内に理解できる子がすべてというわけでは当然ありません。その分、それをどこかで復習したり、練習する必要があるわけですが、塾が決めている授業数なり練習の工数(問題数)が多ければ必然的に他のことをやる余裕はなくなります。

で、問題はこの流れに乗れなかったとき、なのです。乗れている分には別にどうこういう必要もない。そのまま乗って行けばいいわけです。ただ、乗れなかったら取り返せないのか?と言えばそんなことは当然ない。

しかし、同じやり方では難しいでしょう。

なぜならばシステム化されている以上、あまり余裕を持たせない。いっぱいいっぱいの工数で組み立てて、他のことはできないようにできているからです。

だからうまくいかなかったら、やり方を変えるのが一番良いのです。もちろん多少なりとも時間をかけて様子を見ることは大事だが、それでも1年で充分。1年間大きな成長が見いだせないとすれば、それはやはりそのやり方を変えないと、同じことが続くだけ。

新学年に進むにあたり、もう一度良く勉強のやり方を点検してみてください。

今日の一問(算数オンライン塾から)

12月15日の問題(平面図形)

1週間無料公開されています。


急いで書けば

当たり前ですが、急いで答えを書くと字は流れる。

トメ、ハネなどということは、しっかり出来ない状態に陥りやすい。

それでも○をつけてくれる先生なら良いけれど、そうとばかりも言えないのです。

だから、急いでいても、答えはていねいに書く。

という習慣をここで身につけてください。

答案はあくまで「見ていただくもの」と考えないといけません。

今日の一問(算数オンライン塾から)

12月14日の問題(規則性に関する問題)

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正解率を上げるには

ていねいな子は間違いなく合格する。問題の読み違い、計算間違い、解答の取り違え、ミスの原因はいろいろありますが、それを徹底的に検証して、間違いない、という答えを導き出せるようになれば、確実に得点できます。

ここからは正解率が勝負。例えば全部手をつけて7割の正解率、よりは7割の問題に手をつけて10割の正解率の子の方が同じ70点でも合格可能性は高くなります。

入試の時は、普段に比べればかなりミスを犯しやすい環境にある。非日常だからです。したがって、そこでは普段よりもミスが起きやすい、それを克服する最大の要因は正解率の高さ、だからです。

正解率を高くするにはチェックするためのルーティンを持つことです。あまりたくさんあってもいけないが、
1)答えを書くときにもう一度問題を見る
2)計算や式は最後まで書ききり、その場で見直す。
の2点だけでも、算数のミスは減ります。

特に最近は問題文が長くなる傾向があり、読み飛ばす子が多くなっているので、慌てず確実に得点するよう心がけてください。

今日の一問(算数オンライン塾から)

12月13日の問題(場合の数)

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