ウチの子を入れない学校なんて大した学校ではない

子どもの資質にはいろいろなことがあり、それをわずか数時間の試験で見極めるなど、困難です。

しかし、志望者が定員よりも多い以上、何らかの方法で入学者を決定しなければいけない。それで入試が行われている。

だからその数時間の勝負にすぎないのです。

例えば複数回受験がある学校で、合格が難しいとされる方の試験に合格する子もいる。

つまりその試験試験の出来だけで決まるのだから、まあ、そのくらいの価値と思っていた方が良いのです。

ウチの子を入れない学校なんて大した学校ではない

まあ、そのくらいの気持ちでいてください。


今日の一問(算数オンライン塾から)

11月5日の問題(立体図形)

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伝統校贔屓

長く中学受験を見てきましたが、最近、伝統校の偏差値評価が下がり、新興校が数値を上げている、というのが目につくようになりました。

大学受験の結果と、それぞれの学校の教育内容がいろいろな形で評価された結果だろうと思うのですが、やはり最近気になるのは、ただ手厚いだけで子どもの自主性をあまり引き出していない学校の評価が上がっている点です。

中高6年間は第二次の性格形成期でもあり、子どもたちが大きく成長していきます。その中で特に重要なのは「自分の好きなものに没頭できる時間」だと思っています。例えばクラブ活動に没頭する。あるいは自分の好きなことに時間を使う。あるいは黙々と本を読み漁り、あるいは学業とは全く違う分野の勉強や研究に力を入れる。

そういう時間があるからこそ、次に何を勉強するか、何をやるかが決まってくるのだろうと思うのです。その時間が十分に与えられないまま、ただ小学生の塾のように成績と学業を管理されるのは、その後の成長をつい心配してしまいます。

合格偏差値が下がったからといって、やはり伝統校にはこれまで培ってきたいろいろな風土があるので、それが子どもたちの成長に役立つ部分はあるでしょう。

もう一度、良く見て子どもの進むべき学校を決めてあげてほしいと思います。


今日の一問(算数オンライン塾から)

11月4日の問題(速さの問題)

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心配しやすい子

まじめな子は、コツコツやっているので、親は比較的安心して見てられるのですが、しかし、実はマイナス思考に陥りやすい。

つまり、いろいろ見えているのです、

ああ、これはできないな。と思うと、まずい、合格しないかも、につながる。

これがあまり気にしない子は、まったく関係ないのですが、しかし、まじめな子はそうなりやすい。

だからといって、安易に褒めてもいけません。

それまた見透かされる。

といって、一緒に心配すると、またこれが這い上がってこれないから、突き詰めて考えさせないようにしてください。


今日の一問(算数オンライン塾から)

11月3日の問題(数の性質)

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