自分で勉強する子はここから差をつける

これまで、自分で勉強はしていても、なかなか成績が伸びない、という子がいるかもしれません。

ホントは自分で勉強しているから結構力はついてきているはずなのですが、模擬試験とかで見るとあまり成績が良くない。

でも、そういう子たちは最後のプレッシャーがかかるこの時期に力を発揮します。

自分でやる、ということは自分で入試に挑戦して、何とか合格してやろうという野心がある。だから、自分のいけないところを修正する、ということに対してある意味欲があるわけです。

しかし、勉強をやらされてきた子は、ずっとお父さん、お母さんから言われてやってきているわけで、そこへきて入試本番のプレッシャーがかかると、「もう、いやだ」になることが多いのです。

本当はこの時期、完全に自分で勉強するという体制になっていないといけない。まあ、多くの子どもたちはその体制になっていると思いますが…。

で、だからここから伸びます。ようやくそういう時期になってきた。

なんと遅いことだろうか、と思われるかもしれないが、そうなっただけでも救いがある。可能性がある。

自分で勉強し始めたら、もう、あまり細かいことを言わず、本人たちのやる気に任せてみてください。

「結構ウチの子、やるかも」

とそう思えるシーンにめぐりあえると思います。


今日の一問(算数オンライン塾から)

10月26日の問題(文章題)

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共学校は女子が強い?

共学校の偏差値を男子と女子で比べてみると、同じ学校でも女子の方が高いことが多いようです。

つまり、入学すると女の子の方ができる。まあ、一般に中学1年生~3年生という段階は女子の方が精神年齢が高い。女子はしっかりしているが、男子は相変わらずかわいい、というようなイメージが共学校には多い感じがします。

なので、少なくとも中学の間は女子を中心として学校が回ることが多い。

クラブ活動は男女が別になることが多いですが、生徒会活動や文化祭などはやはり男女で同じように役割分担をすることになると、やはり女子の方が男子を上回る。

これが高3まで続く学校もあれば、途中で何とか男子が追いつく場合もあるようですが、だから男子校でなければいけない、という校長先生もおられるようです。

この傾向は明白なので、共学に行く場合、男の子が女の子に負けていてもあまり気にしないことです。

これはまあ、仕方のない話である。

それでも少なくとも少しずつ大きくなり、成長していってやがて、頼りになる男になってもらえればいいわけで、最初からあまり多くを期待してはいけない、ということでしょうか。


今日の一問(算数オンライン塾から)

10月25日の問題(場合の数の問題)

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自分のペースで行こう

ミスの原因はいろいろありますが、早くやらなきゃ。早く解かなきゃと思わせられているところが大きい。

例えば模擬試験では、すぐに鉛筆がカリカリ動く音が始まる。本当は、もっとゆっくり問題を読んだ方が良いのに。しかし、急がないと終わらない、という気持ちが強いのです。

これをどう抑えるか、がこれから成績を安定させるためのコツになります。

模擬試験でも、過去問の練習でも、重視すべきは「正答を導く」ということなのです。

急いでやってすべての問題に手をつけて正解率が7割なのと、ゆっくりやって7割の問題を解いて正解率が100%なのと、同じ70点ですが、しかし、入試の結果で見ると、明らかに後者の傾向の子どもたちが合格します。

正解率が高い方が合格しやすい。

このことを徹底的に子どもたちに教える必要があるのです。

ミスが出るのは急ぐから。急がないと終わらない、という強迫観念は長年、組み分けテストを経験している子どもたちにしみついている。

しかし、正解率の高い子どもたちは決して急がない。自分のペースで解いて、答えられるところまででいいと、最初からそう思っているフシがあります。

もちろん、ゆっくりすぎてもいけないわけですが、ちゃんと帳尻を合わせてくる。なかなかのものです。

この感覚を身に付けることが大事。これからの過去問練習で、ぜひその感覚を研ぎ澄ましてください。


今日の一問(算数オンライン塾から)

10月24日の問題(速さ)

1週間無料公開されています。