日別アーカイブ: 2026年8月7日

積み重ねが大事

中学受験の勉強を続けていると、「カリキュラムは一通り終わったはずなのに、まだできない問題が多い」と感じることがあります。基本的な問題で間違えたり、以前できたはずの内容を忘れていたりすると、保護者の方も不安になるでしょう。

しかし、中学受験の学習範囲は非常に広く、一度習っただけですべてが身につくわけではありません。習ったときには分かったつもりでも、しばらく時間がたてば忘れることもあります。別の問題になると、同じ考え方を使えないこともあるでしょう。

だから、受験勉強では積み重ねが大事なのです。

一度でできるようにしようとするのではなく、忘れたら覚え直す。間違えたら、もう一度考える。前にはできなかった問題が少し分かるようになり、やがて自力で解けるようになる。そうした小さな積み重ねによって、少しずつ力がついていきます。

もちろん、受験までの時間には限りがあります。しかし、だからといって、今すぐすべてを完璧にしようとすると、かえって勉強が苦しくなります。大切なのは、今日できなかったことを確認し、次にできるように準備することです。

子どもの力は、毎日の学習の中ではなかなか見えにくいものです。それでも、数週間、数か月と振り返ってみれば、読める文章が増え、覚えた知識が増え、解ける問題も確実に増えているはずです。

目の前の結果だけで、「伸びていない」と決めつけないことです。今日の勉強が、すぐに点数に表れないこともあります。しかし、その努力はなくなったわけではありません。積み重ねたものがつながったとき、急にできることが増える時期がやってきます。

焦らず、しかし止まらず、毎日少しずつ進んでいく。中学受験では、その積み重ねが最後に大きな力になります。