日別アーカイブ: 2026年8月30日

次の課題を考える

夏休みが終わると、「どこまでできるようになったか」が気になるものです。しかし、この時期に大事なのは、夏の成果を評価することよりも、次に何を課題にするかを決めることです。

6年生であれば、ここから入試まではそれほど長い時間が残されているわけではありません。だからといって、すべてを一度に完成させようとしても無理があります。算数の基礎に不安があるなら、まずそこを固める。理科や社会の知識が不足しているなら、覚える時間をしっかり確保する。国語の記述が弱いのであれば、そこを重点的に練習する。今の状況から、次に取り組むべきことをひとつずつ決めていけばよいのです。

また、志望校がだんだん固まってくれば、必要な勉強も変わってきます。すべての学校に対応できるように勉強するのではなく、志望校の出題傾向を見ながら、必要な分野に時間を振り向けることが大切になります。過去問をやってみて初めて見えてくる課題もあるでしょう。

秋になると、塾の授業や模擬試験、学校別対策なども増えてきます。そのため、与えられたものを全部こなそうとすると、自分の課題に取り組む時間がなくなってしまうことがあります。ここからは、塾のペースに合わせるだけではなく、「今、この子に一番必要な勉強は何か」を考えていかなければなりません。

夏休みにできなかったことを数える必要はありません。今の力を確認して、次の課題を決める。そして、その課題ができるようになったら、また次を考える。その繰り返しで、入試までに必要な力を積み上げていけばいいのです。