日別アーカイブ: 2026年8月19日

複数の答えを考える

国語の記述問題を解いていると、「答えはこれだ」とひとつ思いついたところで、すぐに書き始めてしまう子がいます。

もちろん、それで十分な問題もあります。しかし、記述問題では、答えに入れるべき要素がひとつとは限りません。むしろ、いくつかの内容を組み合わせて答えを作る問題は少なくありません。

例えば「なぜですか」と聞かれたとき、理由がひとつだけとは限らないでしょう。登場人物の気持ちと、その背景にある出来事の両方を書かなければいけないこともあるし、前と後の変化を合わせて説明しなければいけないこともあります。

ですから、最初に答えが思いついても、そこで終わりにしないことです。

「ほかにも書くことはないかな」

と、もう一度本文を見直してみる。

解答欄が比較的大きく取られている場合も、ひとつのヒントになります。もちろん、解答欄が長いからといって必ず複数の要素が必要とは限りませんが、それだけ説明する内容があるのではないか、と考えてみることは大切です。

ただし、思いついたことを全部詰め込めば良いわけでもありません。必要な要素をいくつか見つけ、それを整理して書くことが重要です。

そのとき、ひとつの文を長くしすぎないこともポイントです。あれもこれもと一文につなげてしまうと、何を言いたいのかわかりにくくなります。必要であれば二つの文に分けても構いません。大事なのは、答えるべき内容がきちんと入っていて、それが読み手に伝わることです。

記述問題では、最初に浮かんだ答えだけで決めない。

「もうひとつないか」と考える習慣をつけてください。そのひと手間で、記述答案の中身はずいぶん変わってきます。