過去問はバラバラに進んでもOK

この時期の過去問は、まだ本番のように時間を計って取り組む必要はありません。

時間を決めてしまうと、途中で時間切れになり、手をつけない問題がたくさん残ってしまうことがあります。しかし今、大事なのは何点取れたかではなく、どんな問題が出ていて、それに対してどこまでできるのかを確かめることです。

ですから、まずは時間を気にせず、できるだけすべての問題に取り組んでみる。その上で、できなかった問題を見直し、何が足りなかったのかを考えていく方が、今後の勉強につながります。

同じように、4教科を同じペースで進める必要もありません。

例えば社会は、まだ知識が十分に固まっていないのであれば、先に知識を覚えることに時間を使い、自信がついてから過去問を進めてもよいでしょう。理科も、最初から年度ごとに全部解くのではなく、計算問題だけを取り出して練習する、といった進め方があっていいのです。

一方で、今の時期は算数と国語にはある程度時間をかけた方がよいでしょう。算数は学校ごとの出題の特徴に慣れる必要がありますし、国語も文章の長さや記述の量など、実際の入試問題を経験しながら身につけていく部分が少なくありません。

過去問というと、つい「年度ごとに4教科をそろえて進めるもの」と考えがちですが、そんな決まりはありません。教科によって進み方が違っていてもいいし、同じ教科でも必要な分野だけ先に取り組んでもいいのです。

最終的に入試までに必要な準備が完成すればよいのですから、今は形式をそろえることよりも、何を先にやるべきかを考えてください。過去問も、志望校合格のための教材のひとつです。今の力と残された時間を見ながら、戦略的に進めていきましょう。