日別アーカイブ: 2026年8月31日

子どもの意見を聞く

受験が近づいてくると、勉強の進め方や志望校、これから力を入れる教科など、いろいろなことを決めなければならなくなります。これまで親が学習のスケジュールを考え、塾を選び、やるべきことを決めてきたご家庭では、その延長でつい親が先に結論を出してしまうこともあるでしょう。

しかし、受験するのは子ども本人です。これから先、勉強が苦しくなったときにも頑張っていくためには、「自分はどうしたいのか」という本人の意思がしっかりしていることが大切です。

例えば入学試験の面接で、「なぜこの学校を志望したのですか」と聞かれたとき、「お父さんやお母さんに勧められたから」というだけでは、やはり少し物足りません。学校を見学してどこが気に入ったのか、入学したら何をやってみたいのか。子どもなりの言葉で話せることが大事でしょう。

もちろん、最初から自分の考えを上手に説明できる子ばかりではありません。だからこそ、まず親が話を聞いてみることです。「どの学校が気になる?」「今の勉強で何が大変?」「どうしたらやりやすくなると思う?」と聞いてみると、意外な答えが返ってくることがあります。

勉強しない、受験勉強に身が入らない、という場合にも、単にやる気がないと決めつけるべきではありません。よく話を聞いてみると、課題が多すぎる、何をすればいいのかわからない、志望校にまだ気持ちが向いていないなど、それなりの理由が見えてくることがあります。「なるほど、そういうことだったのか」とわかれば、対策もずっと考えやすくなります。

子どもの話を聞くのは、親が決めてしまうより時間がかかるかもしれません。しかし、本人が納得して動き始めれば、その後はむしろスムーズに進みます。受験を親子で進めていくためにも、これからはぜひ、子どもがどう考えているのかをしっかり聞く時間を作ってあげてください。