投稿者「tanaka-admin」のアーカイブ

速さの問題

2017年麻布中学の問題です。


ふだん、太一君は自宅から学校まで歩いて通っています.今週、太一君は自宅からある地点までは走り、残りは歩いて学校まで行くことにしました.月曜日は、自宅から99mだけ走ったところ、ふだんより1分早く学校に着きました.火曜日は、自宅から3分間だけ走ったところ、ふだんより8分早く学校に着きました.太一君は毎日同じ時刻に出発し、走る速さと歩く速さはそれぞれ一定とします。このとき、以下の問いに答えなさい。
(1)太一君の歩く速さは分速何mですか。
(2)水曜日は、走った時間と歩いた時間が同じでした。木曜日は、自宅と学校のちょうど中間の地点まで走ったところ、水曜日よりも4分遅く学校に着きました。太一君の自宅から学校までの距離は何mですか。


【解説と解答】
(1)
99m走ると1分ちがうので、8分の差がでるためには99×8=792m走ったことになります。それが3分なので、走る分速は792÷3=264m 99m走るには99÷264分かかりますが、それよりも1分多くかかるので99m歩くのにかかる時間は$$\frac{363}{264}$$分。99÷$$\frac{363}{264}$$=72m
(答え)72m

(2)走る速さは分速264m 歩く分速は72mなので、走った時間と歩いた時間は同じでそれを【1】分とすると、走ったのは【264】、歩いたのは【72】。かかった時間は【2】。
合計で【336】。これを半分走り、半分歩くと【168】÷264+【168】÷72=【$$\frac{98}{33}$$】になってそれが4分の差になるので、【$$\frac{32}{33}$$】=4分 【1】=$$\frac{33}{8}$$

したがって(72+264)×$$\frac{33}{8}$$=336×$$\frac{33}{8}$$=42×33=1386m
(答え)1386m

「映像教材、これでわかる比と速さ」(田中貴)


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ふりこに関する問題

2017年桜蔭中学の問題です。


図1のように.重さの無視できる糸のはしにおもりをつけ、もう一方のはしを天じょうの点Oに固定してふりこを作り、以下の実験を行いました。下の問いに答えなさい。

20170207t001

〔実験〕 表1のA~Gのように条件を変えてふりこの実験を行った。
おもりを自然に垂らした位置Qから.糸を張ったままある角度引き上げた位置Pで手をはなし、10往復してもとの位置Pにもどるまでの時間を調べた。
 表1
20170207t002

問1(a)おもりの重さ、(b)はじめに引き上げた角度、(c)ふりこの長さをそれぞれ大きくしたとき、ふりこが10往復するのにかかる時間はどのようになりますか。つぎのア~ウから選び、記号で答えなさい。また、それらのことは、A~Gのうちのどの2つを比べることによってわかりますか。それぞれA~Gの記号の組み合わせで答えなさい。
 ア.長くなる     イ.変わらない     ウ.短くなる
問2 A~Gのうち、Qを通るときのおもりの速さが最も速いのはどれですか。
問3 図2のように、200gのおもりをつけた120cmのふりこの、支点Oから90cm真下の位置Sに棒を固定し、おもりを20°引き上げた位置Pで手をはなしました。おもりは最も低い位置Qを通り、Pと同じ高さの位置Rまで達しました。Sを中心とするQからRまでの角度は.どのような角度でしょうか。また.おもりが通るQからRまでの道のりはどのような長さでしょうか。それぞれつぎのア~カから選び.記号で答えなさい。

20170207t003

 ア.20°より小さい  イ.20°である   う.20°より大きい
 エ.道のりQRは、道のりPQよりも短い
 オ.道のりQRは、道のりPQと等しい
 力.道のりQRは、道のりPQよりも長い

問4 問3のとき、ふりこをはなしてから10往復してPにもどってくるまでにかかる時間は何秒ですか。


【解説と解答】
問1 
(解答)
おもりの重さ、引き上げた角度は関係なく、ふりこの長さが長ければ周期は長くなります。
また比較する対象以外の条件をすべて同じにしないと対照実験にはなりません。
(a) 時間イ 実験の組み合わせ C・E
(b) 時間イ 実験の組み合わせ A・C
(c) 時間ア 実験の組み合わせ A・B

問2 
ふりこの長さが一番長く、引き上げた角度が一番大きいものがQで最も速くなります。
(解答)G

問3
ふりこの長さが短くなるので、角度は大きくなります。またQRの方がPQよりも短くなります。
(解答)角度ウ 道のり エ

問4 
長さが30cmになるのは120cmの4分の1ですから、周期は2分の1になります。したがって11秒。その半分ですから5.5秒。
90cmは22秒ですから、その半分で11秒。5.5+11=16.5秒
(解答)16.5秒

「映像教材、これでわかる力のつりあい」(田中貴)


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教えられることに慣れすぎない

塾に通う日が増えると、当然、教えられることが増えます。

そんなのは当たり前だ、と思われるかもしれませんが、実はその結果として自分で考える時間が絶対的に足りなくなるのです。

特に6年生の後半、過去問を中心に自分で問題を考え解き上げるという作業を十分に積み重ねられていない子が多くなっている気がするのです。当然のことながら、塾に行く以上、先生は何かを教える。

ただ過去問をやっているのを横で見ている、ということは授業ではない、と思われるからでしょう。

しかし、本当はただ見ていてもいいと思うのです。わからないことは教えずに、自分で思いつけるようになるとさらに良い訳です。知ってる、知らないで決まる問題は、答えを見て、それを覚えれば良いだけの話ですから、別に解説はいらない。

したがって、結局わからない問題は算数などの分野に限られてくるところはあるのです。

なので、自分でそういう勉強を積み重ねることに、なるべく早くから慣れてもらいたいと思うのです。そうやって自分で自分の力をつけていく方法を学んでいくと、中学受験だけでなく、この先の受験や勉強に大きな成果を自分で上げることができるようになる。

だから教えられることが多すぎないように注意してください。


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