算数の問題が解けるようになるには3つの要素があります。
1つは計算力。まあ、これは少なくともやり方はわかっている子がほとんどだと思うのですが、計算力がついていない子はやはりいるものです。計算力がないと正確に解き上げることができない。だから、計算練習を毎日やることは大事な練習のひとつです。
2つめは基本的な問題の解き方を覚えている。例えば円錐の表面積はどう出すのか。等差数列の和はどうやるのか。これはもう知識です。ちゃんと覚えていないといけない。対角線の数もそうだし、素因数分解のやり方も、N進法の出し方も、しっかり覚えているか確認する。
で、ここまでが基礎です。それがしっかりしていないということであれば、これをしっかりやる。しかし、多くの子どもたちはそれはできている、ということになっているでしょう。
で3つめの要素は?
粘って考えることです。知っている知識、思いつく解き方、いろいろ試して何とか解く。表を書いて全部書き出してもいい。グラフをかいてもいいし、自分で図を描いて長さを出してみてもいい。とにかく粘って考える。何か解ける方法はないのか?
多くの子どもたちはここで粘らない。なぜか?やらなければいけない問題が多いからです。そんなに時間をかけてられない。できない問題をなんとか答えを出すことで力はついていくものです。すぐわかる問題は本当は別にやらなくてもいい。だってできるんだから。
力をつけるにはできない問題をどうやって粘って考えるか、ということにつきます。1と2にある程度目処がついていたら、とにかく粘る。そこまで考えれば解説を読んでも発見がありますから、よりよくわかる。
1問少なくとも15分は考えるべきです。それなくしてできるようにはなりません。
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