兄弟姉妹だから、同じことをしてあげたいの罠

上の子の受験が終わって、今度は下の子、というご家庭も少なくないでしょう。

で、同じ兄弟姉妹だから、同じことをしてあげたい、というので、同じ塾、同じ教室に通う子も少なくないかもしれません。

同じ教室だと先生も同じであったりするから、「お兄ちゃんはこうだった」とか「お姉ちゃんはこうだった」と無意識に比較されることになる。

あるいは親も無意識に「お兄ちゃんの時はこうだったのにね」と言ってしまったりするものです。

同じようにしてあげる、という気持ちはわかりますが、それが結構苦しむ結果になる。

下の子は下の子で、別の方法が合うということはよくあることだし、比べてほしくないと多くの子は思っているので、かえって違う方法の方が良いのです。

塾も変えてもいいかもしれないし、お父さん、お母さんも上の子の受験である程度つかんだのであれば、それを前提に組み立てる、というのもアリでしょう。

一人一人に合わせた方法を考えて上げてください。


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みんなと一緒に授業を受けないといけないのか?

動画授業とライブ授業はやはり違いがあります。

動画授業というのは、見ている子どもたちに、その内容を理解してもらう、ということが目的だから、そのためにシンプルに情報を伝えようとします。

一方ライブ授業というのは、何人かいる子どもたちをひきつけないといけないので、(逆に言えば、授業の進行を邪魔させないようにするために)いろいろ工夫があるし、時間をかける。

だから同じことを教えるのに、圧倒的に動画授業の方が時間が短くなる、という特質があります。

まあ、本を読んでいるということと、動画授業を見るということは似ている行為になるでしょう。

で、同じことを学ぶのにかかる時間は、集中してできたならばすべて自分のペースで進める方が圧倒的に時間が節約されるのです。

これが最近「授業をやらない塾」が出てきた背景でもあります。つまり、動画でなくても参考書と問題集だけでも「自学自習」はできて、それは集中する以上、自分のペースですべてが進むから効率が良い、ということなのです。

ただ前提として「集中する」ができないといけないので、家ではなくて塾でやる、ということなのですが、しかし、これはその分の行き帰りの時間等が無駄になっているところもあるし、夜遅くまで小学生が外にいることにもつながっています。

だから「家で自分で集中して勉強する」ということが一番効率が良い。最後の局面で、「家でやりたい」と言い出す子どもたちはこれがわかってきているのです。

塾は勉強させるために競争させますが、ある意味集合授業で先生の数を減らして塾の経営を効率化しているところがあり、それは子どもたちの勉強の効率化にはつながっていない。

先生の数が少ない、という点でこれまでずっとこの形式の授業が行われてきたのですが、加熱化した今、もっと効率の良い学習法を実践しても良いのではないかと思います。


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小学校で英語をがんばって、受験は高校受験に回るという考え方

これも最近相談された話のひとつですが、
「小学校で英語をがんばって、受験は高校受験で、できれば大学付属校に」というのはどうでしょうか?というお話。

大学付属校の場合、英数国の3教科の入試になります。ということは、英語ができれば、帰国子女と同じようなアドバンテージになる。

しかも英語が話せるようにちゃんとなっていれば、それはもう、プラスになることは間違いない。

ずっと受験英語で来て、英語で話したり聞いたりするのが不得意な受験組と比較してもメリットはあるでしょう。

ただ、数学に関しては、高校受験のときに中学受験組に勝てない可能性がある。これは国語も同じで、蓄積が違う。

中学受験組で高校受験に回る割合はある程度いるのです。この層も高校受験では早慶をはじめとする大学付属を狙う。ただ彼らは英語で苦労する。

中学と高校と2度チャンスがあるのは中学受験組ですが、その分、いろいろなストレスがある。

小学校のときに英語だけがんばってる、というのは子どもたちの生活としてはまあ、いい感じがするので、決して悪い方針ではない、と思います。

ここまで加熱化させてしまうと、やはり中学受験に疑問符がつくのです。

だから緩和策を考えないと、受験産業は自分の首を自分で絞めることになるでしょう。


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