日別アーカイブ: 2026年6月17日

合格点も頭に入れて

これまでの勉強では、組み分け試験やマンスリーの結果を意識することが多かったかもしれません。

偏差値を上げる。クラスを上げる。少なくとも今のクラスを維持する。そういう目標は、塾の中ではわかりやすいものです。

しかし、これからの勉強は少し視点を変えていく必要があります。大事なのは、偏差値や順位ではなく、志望校の入試で合格点を取ることです。

中学入試は、それぞれの学校が独自に問題を作ります。出題される分野も、問題の難度も、時間配分も学校によって違います。当然、合格点も学校によって大きく異なります。

合格ラインが7割から8割程度になる学校もあれば、55%前後で合格できる学校もあります。つまり、同じ「合格」といっても、必要な得点の取り方は学校ごとにまったく違うのです。

だから、これからは「全体の中でどの位置にいるか」よりも、「志望校の問題で、あと何点取れば合格点に届くのか」を見ていくことが大切になります。

模擬試験は、ひとつの試験で多くの学校の判定を出します。そのため、どうしても実際の入試とはずれが出ます。模試では合格可能性が50%未満でも、志望校の出題傾向に合っていて、過去問でしっかり点が取れる子はいます。

むしろ、これからはそういう状態を作っていかなければなりません。模試の判定を気にしすぎるより、志望校の入試問題を研究し、どの科目で何点取るのか、どこで失点を減らすのかを具体的に考えることです。

合格点を意識すると、勉強の優先順位も変わります。難しい問題を何でも解く必要はありません。志望校でよく出る問題、確実に取らなければならない問題、ミスをしてはいけない問題を中心に固めていくことが大事です。

これからの目標は、偏差値を追いかけることではありません。志望校の入試で合格点を取ることです。

その視点に切り替えて、残りの時間の使い方を考えていきましょう。