日別アーカイブ: 2026年6月27日

やりきる

子どもが何かに取り組むとき、最後まで続けることは簡単ではありません。

最初はやる気があっても、途中で面倒になったり、思ったより時間がかかったりして、いつの間にかやらなくなってしまう。そういう経験は、どの子にもあります。

ただ、そこで大事なのは「根性が足りない」と考えることではありません。そもそも最初に立てた目標が大きすぎると、やりきることは難しくなります。

たとえば夏休みの計画を立てるとき、子どもはつい理想的な予定を作りがちです。朝から晩まで勉強するような計画にしても、実際には数日で崩れてしまうことが多いでしょう。

ですから、最初から完璧な計画を作ろうとする必要はありません。まずは「少しがんばればできる」ぐらいの目標にすることです。

そのうえで、一週間ほどやってみる。続けられそうならそのまま進めればよいし、無理があるなら修正すればよいのです。

ただし、修正するときにも、何でも削ってしまってはいけません。「これだけはやりきる」という中心を決めておくことが大切です。

計算を毎日3題やる。漢字を1ページ進める。過去問の直しを必ず終える。内容は子どもによって違ってかまいませんが、決めたことを最後までやる経験を積ませたいのです。

一度やりきると、子どもは少し自信を持ちます。

「自分にもできた」という感覚は、次の勉強に向かう力になります。逆に、いつも途中で終わってしまうと、「どうせ続かない」という気持ちが強くなってしまいます。

だからこそ、目標は大きくしすぎない方がよいのです。

小さくても、最後までやる。終わったことがはっきりわかる。親もそれを認める。こういう積み重ねが、子どもの中に「やりきるくせ」を作っていきます。

もちろん、無理をさせすぎる必要はありません。疲れ切ってしまえば、かえって続かなくなります。

大事なのは、少し負荷をかけながらも、実際に達成できるところに目標を置くことです。

やることを増やすより、決めたことをやりきる。

夏の勉強でも、そこを意識して計画を作っていくと、子どもは少しずつ自分で進める力を身につけていきます。

家庭のペースで学習を立て直したいときは、やることを絞って進める形が合う場合もあります。こちらも参考にしてください。