投稿者「tanaka-admin」のアーカイブ

第192回 成績の波

■ ずっと順調に良い成績を収めていく、と言う子はあまり多くはいません。皆無である、ということではないけれど、みなさんが思うほど、多くはない。やはりみんな成績の波があるものです。

■ 子どもたちの成績グラフをつけていると、上下する子が一番多い。なぜ、安定しないのか?と言えば、ミスが多いからです。

■ 実はみんなある程度力はついてきているが、結局テストというのは、「できるはずのこと」をちゃんとできるか、にかかっているところがあるわけです。後からできても意味がない。(教育的には意味があるかもしれないが、ことテストにおいてはダメでしょう。)ところが、まあ、よく間違える。どうしてそう早とちりなの?と思うところも多々ありますが、結局、やはり急いでいるからでしょう。

■ したがってあるテストではうまくいき、あるテストではうまくいかない、という事態が生ずるわけで、これが成績の波の主因です。何か勉強の仕方が悪かったかしら、とか体調が悪かったかな、ということもないことはないが、しかし、大方の原因はこれです。

■ だからあまり気にしない。ただ、どうやってミスをしないで済むか、は研究すべきです。「できるはずのこと」ができれば成績は間違いなく安定するわけで、その方策を考えていかないといけない。しかし、そういうことを考えずに、やれ家庭教師だ、個別指導だ、とやっても根本的な問題は解決されません。これはトライアンドエラーでいろいろなことを試していくうちに自分なりの方法がでてくる。それが確定すると、成績の波はなくなります。

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速さの問題

2015年早稲田中学の問題です。


図のように、川の下流のある地点をA、湖より川が流れだす地点をB、湖のある地点をCとします。AからBまでの距離と、BからCまでの距離は等しいとします。
 ただし、川は一定の速さで流れ、湖は流れがないものとします。
 とあるボートがAC間を往復しました。8:00にAを出発しましたが、途中何分間かエンジンが故障したためにBに8:45に到着しました。故障中にAに戻ってくることはありませんでした。その後Cに到着し、10分間休んだのち、Aへ向かって再び出発しました。戻る途中、Bを9:55に通過し、Aには10:20に到着しました。次の問いに答えなさい。

(1) AからBへ向かうとき、故障がなければ何分間でBに到着しますか。
(2) 故障していたのは何分間ですか。
(3) 同じ日、静水時の速度が2倍であるボートが9:45にAからCへ出発しました。2つのボートがすれちがったのはBから288mの所でした。AからBまでの距離は何mですか。


【解説と解答】
(1)Bを8時45分に出発し、Cに向かいました。Cで10分休んで、Bに9時55分についているので、BCの往復にかかった時間はちょうど1時間になります。
したがって片道は30分。同じ距離を下るのに、BA間は10時20分-9時55分=25分なので、静水時の速さ:下りの速さ=25:30=5:6
したがって流速は1になるから、上りの速さは4になります。5×30÷4=37.5分
(答え)37.5分

(2)AからBまで45分かかっています。エンジンが止まれば1の速さで下ることになります。
4の速さで【1】分、1の速さで45-【1】分移動したきょりの差が150になればいいので、
【4】-150=45-【1】 【5】=195 【1】=39分 より故障していたのは45-39=6分間です。
(答え)6分

(3)9時45分に最初のボートはあと10分でBに戻ってきます。AからBまで150で、静水時の速さが5ですから、Bから50のところにいます。
静水時の速さが2倍のボードは10-1の9で10分上ります。
そうすると最初のボードは下り始めるので、150-90=60の距離を9と6の和で近づくので60÷15=4分進むから、6×4=24=288m
288÷24×150=1800
(答え)1800m

「映像教材、これでわかる比と速さ」(田中貴)

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記述問題は今後増える

大学入試改革のポイントのひとつに記述力があります。

センター試験は多くの生徒が受験し、かつ短期間で採点集計しなければいけない、という命題がありますから、すべて選択式、数字記入式に限られていました。

しかし、今後途中でも審査をし、じっくり選抜する、ということになると、単純に選択式だけの試験ではなくなる可能性が出てきています。今後、記述式の問題を出題、採点するための試みが必要である、と考えられているわけですが、そうなると進学校は中学入試において「書く力」を試したい、という思いは強くなります。

これまでの結構、記述式の問題を出す学校は増えてきたのですが、これまで採用してこなかった学校がPISA型と併用して新たな入試形式として導入したり、既存の問題にさらに記述式の問題を加える、という方向になっていくだろうと思われます。

まあ、もちろん、それ自体は悪いことではないし、やはり自分の考えをまとめ、それを文章にする能力というのは今後非常に大事になってくるでしょう。

しかし、一方で小学校で作文の時間はあまり多くはなくなっているようです。記述力が必要であるにもかかわらず、その練習機会が減るというのはあまり良いことではない。

これからは受験勉強とは別に、文章を書く、という機会を増やす工夫をしなければならないでしょう。

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