各校の入試問題から」カテゴリーアーカイブ

電気に関する問題

2021年桜蔭の問題です。

3本のストローにエナメル線をそれぞれ50回,100回,200回均等に巻いたコイルを作りました。ストローとエナメル線はそれぞれ同じ長さのものを用い,それぞれ余ったエナメル線は切らずに束ねておきました。
これらのコイルを用いて行った以下の実験について問いに答えなさい。

問1 右図のように50回巻きのコイル,電球,電池,およびスイッチをつなぎ,コイルの横に方位磁針を置きました。スイッチを入れたとき,方位磁針の指す向きとして正しいものをつぎのア~オから選び,記号で答えなさい。

問2 右図のように電池のつなぐ向きを変え,問1と同じ実験を行いました。方位磁針の指す向きとして正しいものを問1のア~オから選び,記号で答えなさい。

問3 100回巻きのコイルに変え,問1と同じ実験を行いました。方位磁針の振れる角度は問1と比べてどのようになりますか。つぎのア~ウから選び,記号で答えなさい。

ア.大きくなる   イ.変わらない   ウ.小さくなる

問4 右図のように50回巻きのコイルに鉄くぎを入れ,問1と同じ実験を行いました。方位磁針の指す向きとして正しいものをつぎのア~エから選び,記号で答えなさい。

問5 問4のようにコイルの中に鉄くぎを入れて電流を流すと,鉄くぎが磁石になります。この磁石を何といいますか。

問6 下図のように鉄くぎを入れた100回巻きのコイルと電球,電流計,電池をつなぎ,ゼムクリップを引きつける実験を行いました。電球や電池のつなぎ方を変え,鉄くぎが引きつけたゼムクリップの数と電流の大きさを記録し,表1にまとめました。表中の①~⑧には何が入りますか。ア~カから選び,記号で答えなさい。同じ記号を何回使ってもかまいません。図中のAは電流計を表しています。

ア.直列  イ.並列   ウ.0.25A  エ.0.5A  オ.1A  カ.2A

問7 鉄くぎを入れた200回巻きのコイルと2個の電球,2個の電池を使い,いろいろなつなぎ方をして,鉄くぎが引きつけるゼムクリップの数を記録しました。その数が最も少なくなるつなぎ方をしたときのゼムクリップの数をつぎのア~ウから選び,記号で答えなさい。

ア.1~2個  イ.3個  ウ.6個

【解説と解答】
問1 コイルは左下から電流が流れるので左側がS極ですから、N極を引っ張ります。
(答え)ア
問2 今度は左側がN極になるのでS極を引っ張ります。
(答え)イ 
問3 磁力は強くなりますから大きくなります。
(答え)ア 
問4 左側はS極になりますが、磁力が強くなるのでイです。
(答え)イ
問5 電磁石です。
(答え)電磁石
問6 ①は2倍になっているので、電圧が2倍ですから直列。②は同じですから並列。
⑤は0.5Aでエ。電池が2個で、電球が2個ですが問題は電磁石に流れる電流ですから、③の電球を直列にしないといけないことになります。したがって④の電池も直列。⑧は12個なので、1Aで、オ。電池も電球も2個ですから、電磁石に1A流すので、⑥の電球は並列にして0.5A流すので、⑦の電池も並列になります。
(答え)① ア ② イ ③ ア ④ ア ⑤ エ ⑥ イ ⑦ イ ⑧ オ
問7 200回巻きは100回巻きの2倍ですから、100回巻きの最低が3個ですから6個。
(答え)ウ


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ふりこに関する問題

2021年ラ・サール中学の問題です。

ふりこが往復する時間をふりこの長さを変えて調べ,その結果を以下の表1にまとめました。表1にはふりこの長さ,ふりこが10往復したときの時間を3回はかったもの,その3回を平均した時間,その平均した時間を10で割った1往復する時間をのせています。なお,3回の平均の値が割り切れなかった場合,小数第2位を四捨五入し小数第1位まで表すことにします。以下の問いに答えなさい。

(1)表1の①,②にあてはまる値を答えなさい。

(2)ふりこの1往復について考えます。図1のア,イ,ウの位置のうちおもりはどこで一番速く動いていますか。

(3)図2のようにくぎを打ち,ふりこがゆれるときに糸がくぎにかかるようにしました。手を放して元の位置にもどるまでの時間はくぎを打たないときと比べてどうなりますか。以下のア~ウから選びなさい。
  ア.短くなる イ.変わらない ウ.長くなる

(4)ロサンゼルスにあるグリフィス天文台には長さ12mの大きなふりこ時計があります。ふりこの長さと1往復の時間には一定の関係性があります。表1からその関係性を推測し,それを用いてグリフィス天文台のふりこ時計の1往復の時間として最も近いものを以下のア~キの中から選びなさい。
   ア.2秒 イ.4秒 ク.7秒 エ.19秒 オ.28秒 カ.38秒 キ.49秒

【解説と解答】
(1)①平均は12.6ですから、10で割って1.26 ②は3回の平均が17.4なので10で割って1.74
(答え)① 1.26 ② 1.74
(2)最下点ですからア
(答え)ア
(3)ふりこの長さが短くなるので、周期も短くなります。
(答え)ア
(4)12mというと1200cmですから、40cmの30倍、10cmの120倍。5×5=25、11×11=121なので、0.63×11=6.93からウ。
(答え)ウ


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惑星に関する問題

2021年 灘中学の問題です。

太陽のまわりには,私たちの住む地球をふくめて8つの大きな天体が存在し,惑星と呼ばれます。惑星は太陽に近いものから順に,水星,金星,地球,火星,木星,土星,天王星,海王星と名付けられています。
 おおまかには,これらの惑星は太陽を中心にして,同一平面上を同じ方向に,それぞれ異なる一定の速さで円をえがいてまわっていると考えることができ,この動きを公転といいます。また,惑星が太陽のまわりを一周して元の位置に戻ってくるまでの時間を公転周期といい,地球の公転周期は1年です。公転周期は,太陽に近い惑星ほど短く,太陽から遠い惑星ほど長くなっています。太陽に最も近い水星の公転周期は0.24年で,太陽から最も遠い海王星の公転周期は165年にもなります。

問1 次の5つの惑星ア~オのうち,地球で真夜中に観測することができないものをすべて選び記号で答えなさい。
ア 水星   イ 金星   ウ 火星   エ 木星   オ 土星

問2 図1の2つの円は,金星と地球の公転の道筋です。図1のように太陽ー金星ー地球の順で一直線に並んだときから,次に太陽ー金星ー地球の順で一直線に並ぶまでに,1.6年かかります。金星の公転周期は何日ですか。1年を365日とし,小数第一位を四捨五入して整数で答えなさい。

問3 地球と火星について,太陽ー地球ー火星の順で一直線に並んだときから,次に太陽ー地球ー火星の順で一直線に並ぶまでに,2.2年かかります。また,図2のように太陽ー金星ー地球ー火星の順で一直線に並んだときから,次に太陽ー金星ー地球ー火星の順で一直線に並ぶまでに,17.6年かかります。この17.6年の間で,太陽と地球と惑星が一直線に並ぶとき,次のア~ウのうち起こりうる並び方をすべて選び記号で答えなさい。

  ア 金星ー太陽ー地球ー火星  イ 地球ー太陽ー金星ー火星  ウ 火星ー太陽ー金星ー地球

問4 次の文中の(   )の中からあてはまるものをそれぞれ選び記号で答えなさい。
 『太陽と地球と惑星が一直線に並んでから再び一直線に並ぶまでの時間は,1(ア太陽 イ地球)に近い惑星ほど2(ア長く イ短く)なり,1から遠い惑星ほどその逆になる。また,地球以外の7つの惑星のうちでは,太陽3(アに近い イから遠い〉惑星ほど,その時間は1年に近くなる。』

【解説と解答】
問1 内惑星(地球より太陽に近い惑星)ですから水星と金星です。
(答え)ア,イ
問2 地球の周期は1年、金星の周期を【1】年とすると、1/【1】-1=1/1.6=5/8
より1/【1】=13/8から【1】=8/13より365×8/13=224.61から225日。
(答え) 225
問3
16と22の最小公倍数は2×8×11=176ですから17.6年でこの周期がおきます。
金星が地球の反対側にいて地球と一直線になるのは、180÷(1.6-1)=300日だから、0.8年で、そこから1.6年ずつだとすると
地球と金星が半周ずれる周期は、0.8、2.4、4.0 5.6 7.2 8.8 10.4 12 13.6 15.6 17.2
地球と火星が一致する周期は、2.2 4.4 6.6 8.8 11.0 13.2 15.4 17.6
で8.8年後におきます。
地球と金星が一致する周期は 1.6 3.2 4.8 6.4 8.0 9.6 11.2 12.8 14.4 16.0 17.6
地球と火星が半周ずれる周期は 1.1 3.3 5.5 7.7 9.9 12.1 14.3 16.5
は一致しません。
したがってア
(答え)ア
問4 地球との差ですから地球に近いほど長くなり、太陽から遠い惑星ほど1年に近づいていきます。
(答え)1 イ 2 ア 3 イ


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