投稿者「tanaka-admin」のアーカイブ

第250回 早く仕上がったのか?

■ 以前に比べて、確実に受験準備の開始時期は1年早まりました。一般的に4年生の3学期に始めていたものが3年生の3学期になったわけですから。

■ では、その分、早く仕上がったのか、といえばそうでもないような気がするのです。

■ 確かにカリキュラムが終わるのは早くなったでしょう。しかし、その間、カリキュラムの進み方が早く、たくさんの課題が与えられた結果として、結局、あまりよくわかっていないまま、カリキュラムが終わってしまった、というような子どもたちが増えただけのように思えるのです。

■ これは、本来5年生で習えばいいことを4年生がやると、当然その間に基本的な計算や読解が身についていないまま進むので、時間がかかったり、わからなかったりする。でその混乱のまま5年生に突入して、6年生でやるようなことをやるから、さらに混迷が深まるからでしょう。

■ それを残りの1年間で復習して、何とかできるようになるとすると、仕上がる時期があまり変わらない。しかし、早く仕上がったとしても、その状態をキープする、というのは案外大変なことだと思うのです。後から追いかけられる、イメージが強くなるから。

■ 本当は4年生の間に、文章を読んだり、計算をしたり、ということをしっかり身につけることが大事だと思うし、そこで養った力が後から効いてくるものだと思うのです。塾は組分けで追いまくられるところがあるので、もう少しゆったりとした4年生の過ごし方を考えた方が良いでしょう。


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場合の数の問題

2016年 海城中学の問題です。

図1のように、AからJまでの10個の地点があり、各地点が長さ1kmの道でつながっています。A地点を出発し、道に沿ってJ地点まで行くルートを考えます。

20161212t001

  ただし、一度通った地点は再び通れないものとします。
(1)道のりが4kmのルートは何通りありますか。
(2)道のりが9kmのルートが全部で何通りあるかを、AからEまで行くのに何km進むかによって分けて考えます。次の[ア]、[イ]、[ウ]にあてはまる数を答えなさい。
AからEまで2kmで、EからJまで7kmであるルートは図2の1通りです。
AからEまで3kmで、EからJで6kmであるルートは[ア]通りです。
AからEまで4kmで、EからJまで5kmであるルートは[イ]通りです。
 このように考えていくと、道のりが9kmのルートは全部で[ウ]通りあります。

【解説と解答】
(1)AJの間で1kmが3本あるので、その上のB、E、Iのどれかを通る方法が3通り。ABEIJが1通り。BEとEIを通る方法が2通り。合計6通り。
(答え)6通り

(2)Eまで3kmで行く方法はABDE、ABCE、ACBE、ACFEの4通り。ABDEを選ぶと、残り6kmの道はありません。
ABCEを選ぶと、EDGHIFJとなり、ACBEもEDGHIFJとなり、ACFEはEBDGHIJとなるので3通り。
Eまで4kmはABCFEとなり、EDGHIJの1通り。
Eまで5kmはABDGHEでEGFIJの1通り。
Eまで6kmはABDGHIEで、残りECFJがあるので1通り。ACBDGHEで、残りEIFJとEFIJがあるので2通り。
Eまで7kmはACBDGHIEで残り、EFJで1通り。
合計10通りです。

(答え)ア 3 イ 1 ウ 10


「映像教材、これでわかる場合の数」(田中貴)


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答え合わせに力を入れる

この時期、ぜひ、お父さん、お母さんに力を貸してあげてほしいことがあります。

それは答え合わせ。

例えば暗記テキストの答え合わせ。最近の入試問題は、漢字指定であることが多い。ので、漢字でなるべく書くことが求められています。で、暗記テキストの練習も書いてやった方が良いわけですが、子どもたちが答え合わせをすると、自分の思い込みで答え合わせをする。

解答をちらっとみて、「ああ、合っている」

しかし、良く見ると漢字が違っていたりする。

せっかく覚えている知識が、正確ではないために失点してしまうのはもったいない。

だから、答え合わせをやってあげてほしいのです。

例えば「貯金」の「つくり」が「守」になっている場合があったりするので、良く見ないといけない。

本人は絶対合っていると思っているから、自分で直すことは困難です。

正確に覚えるためには、きっちりとした答え合わせがどうしても必要なので、ぜひ手を貸してあげてください。


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