第250回 早く仕上がったのか?

Pocket
LINEで送る

■ 以前に比べて、確実に受験準備の開始時期は1年早まりました。一般的に4年生の3学期に始めていたものが3年生の3学期になったわけですから。

■ では、その分、早く仕上がったのか、といえばそうでもないような気がするのです。

■ 確かにカリキュラムが終わるのは早くなったでしょう。しかし、その間、カリキュラムの進み方が早く、たくさんの課題が与えられた結果として、結局、あまりよくわかっていないまま、カリキュラムが終わってしまった、というような子どもたちが増えただけのように思えるのです。

■ これは、本来5年生で習えばいいことを4年生がやると、当然その間に基本的な計算や読解が身についていないまま進むので、時間がかかったり、わからなかったりする。でその混乱のまま5年生に突入して、6年生でやるようなことをやるから、さらに混迷が深まるからでしょう。

■ それを残りの1年間で復習して、何とかできるようになるとすると、仕上がる時期があまり変わらない。しかし、早く仕上がったとしても、その状態をキープする、というのは案外大変なことだと思うのです。後から追いかけられる、イメージが強くなるから。

■ 本当は4年生の間に、文章を読んだり、計算をしたり、ということをしっかり身につけることが大事だと思うし、そこで養った力が後から効いてくるものだと思うのです。塾は組分けで追いまくられるところがあるので、もう少しゆったりとした4年生の過ごし方を考えた方が良いでしょう。


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
もっと褒めてもらいたい


5年生の教室から
中学受験と高校受験


中学受験 算数オンライン塾
12月14日の問題


じっくり算数教室

第1回  「植木算」
3・4年生を対象に、塾の授業形式で植木算を学習します。先生の話を聞きながら、ノートをとる練習も課題としています。
じっくり算数教室の教材




にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(指導・勉強法)へ
にほんブログ村




Pocket
LINEで送る