月別アーカイブ: 2013年11月

仕事算

今週は仕事算です。

仕事算は割合のテーマとして、全体の仕事を1と考える考え方と、比を使って全体の仕事も量を可変的に整数に置き換える方法があります。

全体の仕事を1とすると、当然分数を使った計算が出てくるので、なるべく比を使って整数の計算に持ち込む方法を今回は考えていきましょう。


(例題1)
A君だと30日、B君だと40日かかる仕事があります。
A君が12日やったあと、A君とB君で残りを仕上げると、全部で何日かかりますか。整数で答えなさい。


(解説と解答)
ここでは全体の仕事の量を30と40に最小公倍数である【120】とおきます。【 】で囲むのは、他の数字と区別をするためです。

A君は30日で終えるので1日あたりの仕事の量は【120】÷30=【4】になります。
B君は40日で終えるので1日当たりの仕事の量は【120】÷40=【3】になります。

まずA君が12日やったので、【4】×12=【48】の仕事が終わりましたから、残りは【120】-【48】=【72】です。

ふたりで仕事をすると1日に【4】+【3】=【7】仕事が進みますから、
【72】÷【7】=10・・・【2】となって、11日かかりますから、全体では12+11=23日
(答え)23日


(例題2)
A君がやると12日、B君がやると18日かかる仕事があります。これについて次の問いに答えなさい。
(1)1日のA君とB君の仕事の比を最も簡単な整数の比で求めなさい。
(2)A君とB君がそれぞれ一人で仕事をして、14日で終わるためにはA君は何日仕事をすればいいですか。


(解説と解答)
(1)は日数をひっくり返せばいいので、A:B=18:12=3:2です。
念のため、全体の仕事を12と18の最小公倍数である【36】とすればAの仕事は【36】÷12=【3】、Bの1日の仕事は【36】÷18=【2】となります。
(答え)3:2

(2)14日間B君が仕事をすると【2】×14=【28】終わりますが、【36】-【28】=【8】残ります。
これをA君が1日変わることによって【3】-【2】=【1】ずつこなせますから、【8】÷【1】=8日がA君になります。
(答え)8日


(例題3)
A、B、Cつの管と大きな水そうがあります。AとBは水そうに水を入れ、Cは水そうから水を出します。
A1本で、空の水そうを45分で満水にします。
B1本で、空の水そうを1時間で満水にします。
C1本で、満水の水を90分で空にします。
次の問いに答えなさい。

(1)まずA1本で20分入れてから、BとCを同時に開きました。全部で何分で水がいっぱいになりますか。
(2)空の水そうに水をいれていきましたが、Aは10分、Cは20分閉じていました。全体で何分で満水になりましたか。


(解説と解答)
A1本で45分、B1本で60分、C1本で90分ですが、Cが水を出すことに注意してください。
45、60、90の最小公倍数は【180】なので、水そうの容積を【180】とすると
Aは1分あたり【180】÷45=【4】
Bは1分あたり【180】÷60=【3】
Cは1分あたり【180】÷90=【2】
となります。
(1)まずAで20分水を入れるので【4】×20=【80】だけ水が入ります。
残りの容積は【180】-【80】=【100】です。
AとBで水を入れCで水を出しますから【4】+【3】-【2】=【5】だけ1分あたり水が入ります。
したがって【100】÷【5】=20分から、合計では20+20=40分
(答え)40分

(2)もしAもCも閉じていなければ、【4】×10=【40】の水が入り、【2】×20=【40】の水が出ていたので、結局満水の水が入ったのと同じです。
したがって【180】÷【5】=36分で水が入りました。
(答え)36分


(例題4)
大人が10人で15日間かかる仕事があります。大人が3人で10日間仕事をした後、子ども10人だけで36日間仕事をしても、終わります。
このとき、次の問いに答えなさい。
(1)大人1人と子ども1人の1日に仕事の比を最も簡単な整数の比で求めなさい。
(2)大人が5人で10日やった後、子どもが10人だけで20日やり、その後ロボット1台が5日やって仕事が終わりました。最初からロボット2台だけでやると、この仕事は何日で終わりますか。整数で答えなさい。


(解説と解答)
大人1人の1日の仕事の量を【1】とします。全体の仕事は【1】×10×15=【150】です。
大人が3人で10日仕事をすると【1】×3×10=【30】ですから、残りは【150】-【30】=【120】
したがって【120】÷(10×36)=【$$\frac{1}{3}$$】になるので、大人と子どもの仕事の比は1:$$\frac{1}{3}$$=3:1です。

(答え)3:1

(2)分数での計算をさけるために、大人の1日の仕事を【3】、子どもの1日の仕事を【1】とすると、全体の仕事は【3】×10×15=【450】になります。
大人が5人で10日やると【3】×5×10=【150】
その後、子どもが10人で20日ですから【1】×10×20=【200】
したがってロボットが1日でやる仕事は(【450】-【150】-【200】)÷5=【20】です。
最初からロボット2台でやれば【450】÷(【20】×2)=【450】÷【40】=11・・・【10】より12日間です。
(答え)12日

さて、次はニュートン算を考えましょう。


(例題5)
ある水そうに水が入っていて、毎分5Lの割合で水を入れていきます。
1台のポンプでこの水を出していくと、20分で水がなくなり、3台のポンプで水を出していくと、4分で水がなくなります。
(1)1台のポンプは毎分何Lの水を出しますか。
(2)最初、水そうには何Lの水が入っていましたか。


(解説と解答)
水を出したり、入れたり忙しい問題ですね。
(1)1台のポンプで水を出すとその量は最初に水そうに入っていた水+5×20 が出ますから、1台のポンプが1分間に出す水の量を【1】とすればこれが【20】です。
一方、3台のポンプで水を出すと、出した水の量は最初に水そうに入っていた水+5×4 になるので、これが【3】× 4=【12】になります。

最初に入った水+100L =【20】
最初に入った水+20L  =【12】

ですから差の【8】が100-20=80Lであることがわかるので80÷8=10より1台のポンプは毎分10Lの水を出します。
(答え)10L
(2)1台のポンプのとき、出した水の量は10×20=200Lで入った水の量は100Lですから、最初に水そうに入っていた水は200-100=100Lになります。
(答え)100L

入っている方も水が変化し、出ていく方も水が変化するので、気を付けていきましょう。


(例題6)
ある池があり、最初に水がたまっていて、一定の割合で水がわきだしています。この池から2台のポンプで水を出すと2時間で水がなくなり、3台のポンプで水を出すと40分で水がなくなります。
では4台のポンプで水を出すと何分で水はなくなりますか。


(解説と解答)
式に書いてみましょう。一定にわきだす水の量を1分あたり[1]とし、1台のポンプが1分あたりに出す水の量を【1】とします。
最初の条件は2時間で水がなくなったので、水は120分出ていますから、

最初の水+[1]×120=【2】×120=【240】 となります。

同様に、3台のときは

最初の水+[1]×40=【3】×40=【120】となります。

この2つの式を比べると
[120]-[40]=[80]が【240】-【120】=【120】に等しいことから[1]:【1】=120:80=3:2になります。

したがって[1]=3 【1】=2 とすると

最初の水+3×120=2×240=480ですから最初の水は480-360=120になります。

したがって4台のポンプにすると水は2×4=8出ますが、わきだす水が3あるので、最初の水は8-3=5しか出せません。

120÷5=24分で水はなくなることになります。

(答え)24分

なるべく分数にならないように解いてみました。工夫すると面倒な計算をしなくて済むので、計算ミスも少なくなります。ニュートン算は最初はわかりにくいかもしれませんが、形が決まっている問題なので変化しているものと、変わっていないものをしっかり区別しながら問題を解いていくと、案外簡単に解けるでしょう。

以下のプリントもお役立ていただければと思います。

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気体に関する問題

2013年城北中学の問題です。


水素と酸素をまぜて点火すると物質Aができます。

次の表のように、水素と酸素の体積を実験1~4のようにかえて、水素と酸素をまぜて点火し、その後に残る気体の体積を調べました。例えば実験1のとき、水素2.0Lと酸素2.0Lをまぜて点火すると、点火後に残った気体は1.0Lです。実験では、気体の体積は、温度などの条件をそろえてはかったものとし、点火後に残った気体の成績には物質Aが含まれていないものとします。

問1 物質Aは何ですか。物質の名前で答えなさい。

問2 実験3での点火後の気体には何が含まれていますか。ア~オからすべて選び、記号で答えなさい。

ア 二酸化炭素 イ ちっ素 ウ 二酸化ちっ素 エ 水素 オ 酸素

問3 表の中の( B )にあてはまる値はいくらですか。割り切れないときは、小数点以下第2位を四捨五入して第1位までで答えなさい。

問4 気体1.0Lあたりの重さは、水素は0.08g、酸素が1.28gとします。水素20L、酸素を20Lまぜて点火したときにできる物質Aの重さは何gですか。割り切れないときは、小数点以下第3位を四捨五入しで、第2位までで答えなさい。


問1 水素に酸素をまぜてもやしたのですから、水ができます。
(答え)水

問2 実験2で気体が残らなかったことから、水素:酸素=2:1の体積で過不足なく化合します。ということは、実験3の場合は水素が2.0Lなので、酸素は2.0÷2=1.0L必要で、酸素が3.0L残ることになります。残った気体は3.0Lですから、すべて酸素であることがわかります。
(答え)オ

問3 実験4の場合は水素が5.0Lですから、反応する酸素は5.0÷2=2.5Lになります。したがって残る気体は3.0-2.5=0.5L
(答え)0.5L

問4 水素20Lに対して化合する酸素は10Lです。水素20Lの重さは0.08×20=1.6g 酸素は10Lですから1.28×10=12.8g
したがって水は1.6+12.8=14.4g
(答え)14.4g

「映像教材、これでわかる水溶液」(田中貴)
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正月特訓

ゆとり教育が終わり、指導要領は増えたものの、土曜日は相変わらず休みですから、授業日数が足りません。だから、いろいろ手段を講じて授業日数を増やす学校が多いので、冬休みも以前に比べると短くなる傾向にあります。

だから、冬期講習も以前ほど余裕がない。カレンダーによっては正月特訓が設定できない、という場合も出てきて、「じゃ、やめちゃうか。」という塾も出てきているようです。

元から「正月特訓なんてブラック企業のやることだ」みたいなイメージがあって、(つまり先生たちが、年末も正月も出社になる、という意味ですが。)最初からやらないところもありますし、「ここでやらずして塾と言えるか?」とがんばるところもあります。

で、実際、正月特訓ってどうなの?と言われれば、やはりまあ、勉強しないよりはいいかもしれない。

本来、正月は家族そろって初詣、とか、まあ、テレビを見たり、サッカーを見に行ったり、駅伝を見たりしながらゆっくり楽しむ時間でしょう。それが勉強になるわけだから、子どもたちからすると、それこそ「非日常」なわけです。

「やっぱり、気が引き締まるなあ」という感想を持つ子もいるでしょう。しかし、一方で「2日や、3日やったってそう変わるわけではない。それならゆっくり正月を味あわせてやった方がいい。」という考えもあるでしょう。

私は非日常を楽しむという意味で、正月を子どもたちと過ごすのは好きでしたが、まあ、これは家庭の考え方でいいのではないでしょうか。

塾ががんばって授業をやる、というのであればつきあってもいいし、「家族で集まるからやめよう」と家庭が考えるのであればそれでもいい。

こうでなければいけない、と考えなくてもいいでしょう。

ただ、全く勉強をしない、というのはやはりやめておいた方が良い。塾に行かずとも、間の時間は勉強をする。過去問を解いてもいいし、暗記のテキストをやってもいい。家族が多くて、勉強にならない、というのであれば、塾に出した方がいいかもしれません。

絶対に避けたいのが、実は初詣。

クリスマスイルミネーションもそうなんですが、外で並ぶ、ということぐらい、危険な行為はありません。体が冷えて、風邪を引きやすくなる。

お守りは、お父さんがもらってくれば良い。充分に気を付けてください。

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こんな難しい問題は出ないな・・・
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