月別アーカイブ: 2013年12月

2013に関する問題

2013年 灘中学の問題です。


2013は4個の連続する数字0、1、2、3を並べ替えてできる数です。また、4213も4個の連続する数字1、2、3、4を並べ替えてできる数です。このように、4個の連続する数字を並べ替えてできる4桁の数について考えます。
(1)3で割り切れるものは全部で何個ありますか。
(2)千の位、百の位、十の位の数を左から順に並べてできる3桁の数を3で割ったときの余りと、一の位の数を3で割ったときの余りが等しいものは全部で何個ありますか。

(解説と解答)

(1)3つの連続する整数は3で割り切れますから、もう1つが3の倍数であればいいことになります。3つの連続する整数には3の倍数が1つ含まれますから、3の倍数が2つ入ればよいので、最初が3の倍数になれば良いことになります。
3、4、5、6のような形です。
したがって
0、1、2、3 の場合は3×3×2×1=18個
3、4、5、6 の場合は4×3×2×1=24個
6、7、8、9 の場合は4×3×2×1=24個 ですから
18+24×2=66
(答え)66個

(2)3ケタの整数を3で割った時の余りは、各位の数を3で割った時の余りに等しくなります。
例えば3ケタの整数ABCは99×A+A+9×B+B+Cとあらわすことができ、
99×A+9×Bは3で割り切れますから、A+B+Cを3で割った時の余りがABCを3で割った時の余りに等しくなります。

4つの連続する整数を考えるとその中にはは3で割り切れる数、3で割ると1余る数、3で割ると2余る数が必ず1つずつ含まれ、もう1つは3で割り切れる数、3で割ると1余る数、3で割ると2余る数のどれかになります。

(1)もうひとつが3の倍数の場合

一の位の数を3の倍数にすれば条件が成り立ちます。
すなわち3456で345と6はともに3で割り切れます。

3つの連続する整数 3の倍数ですから、

0123の場合 3ケタの整数の作り方はそれぞれ
123 0  →6通り 
012 3  →4通り

3456の場合、3ケタの整数の作り方はそれぞれ
345 6  →6通り
456 3  →6通り

6789の場合 3ケタの整数の作り方はそれぞれ
678 9  →6通り 
789 6  →6通り なので 合計34通り。

(2)もうひとつが3で割ると1余る数の場合

1の位の数を3で割った時2余る数にすれば条件が成り立ちます。
すなわち1234で134と2にすればともに2余ります。
このような数は
1234 4567 の2つ
134 2  →6通り 
467 5  →6通り 
6×2=12通り

(3)もうひとつが3で割ると2余る数の場合
1の位の数を3で割ったとき1余る数にすると条件が成り立ちます。
すなわち
2345で1の位を4にすると235と4はともに3で割ると1余ります。
このような数は
2345 5678 したがって(2)と同じように12通りあるので、
このような数は
34+12×2=58通りあります。

(答え)58通り

ということで、今年はこれが最後になります。

1年間ご覧いただきありがとうございました。

良いお年をお迎えください。

田中 貴

「映像教材、これでわかる数の問題」(田中貴)
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初詣は気を付けて

よんどころない用事で、湯島天神の近くまで行ったので、ちょっと参拝です。

しかし、この時期だと、スイスイと行けるものが、あと2日後、つまり大晦日から元旦になると、長蛇の列になります。

お賽銭のところまで近づくのに1時間ぐらい待つのは当たり前。

これは危険です。

寒い中、行列に並んでいると、明らかに風邪を引きます。

というので、少なくも受験生は並ぶのはやめましょう。

お守りだけもらって、あとは、お礼詣りということで。

くれぐれも風邪をひかないようにしてください。

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図形の移動

今回は図形の移動について考えていきます。最近はどんどん複雑になってきた感がありますが、まずは基本をしっかり勉強してみましょう。


(例題1)
図1のように1辺が4cmの正方形が、たて6cm、横4cmの長方形に向かって毎秒1cmで進んでいきます。このとき次の問いに答えなさい。

図1

(1)5秒後に2つの面積が重なる面積を求めなさい。
(2)重なる面積が長方形の半分になるのは何秒後と何秒後ですか。


(解説と解答)
(1)5秒後は1cm×5=5cm進んでいますから、図1-1のようになり、横1cm分だけ重なっています。

図1-1

したがって重なる面積は1×4=4cm2です。

(答え)4cm2

(2)長方形の面積は4×6=24㎝2ですから、その半分は24÷2=12㎝2
重なる部分の面積はたてが4cmと変りませんから12÷4=3cmで横が3cmになるときになります。

これは2回あって、まず増えていって3cm重なる場合。これは正方形の一番左側の辺が4+3=7cm移動しますから7秒後です。

図1-2

続いて全部重なった後、今度は正方形が長方形の右側に抜けていって、また3cm重なる場合。

図1-3

したがって、今度は正方形の左側の線が4+4+1=9cm移動しますから、9秒後になります。

(答え)7秒後、9秒後


(例題2)
図のように1辺が4cmの正方形が、底辺が6cm、高さが8㎝の直角三角形に向かって毎秒1cmで動いていきます。このとき次の問いに答えなさい。

(1)8秒後の重なる面積を求めなさい。

(2)12秒後の重なる面積を求めなさい。


(1)8秒後は図2-1のようになります。

図2-1

このとき、三角形ABC、三角形ADE、三角形EFG、三角形GHCはすべて相似になり、3:4:5の直角三角形です。AD=4cm、DE=3cmですからEF=1cm

FGは1×$$\frac{4}{3}$$=$$\frac{4}{3}$$cm ですから、三角形EFGの面積は1×$$\frac{4}{3}$$×$$\frac{1}{2}$$=$$\frac{2}{3}$$cm2

したがって重なる面積は4×4-$$\frac{2}{3}$$=15$$\frac{1}{3}$$cm2です。

(答え)15$$\frac{1}{3}$$cm2

(2)12秒後は図2-2のようになります。

図2-2

今度はHC=2cmになり、三角形GHCと三角形ABCは相似ですから、GH:HC=4:3

HG=2×$$\frac{4}{3}$$=$$\frac{8}{3}$$

したがって三角形GHCの面積は2×$$\frac{8}{3}$$×$$\frac{1}{2}$$=$$\frac{8}{3}$$=2$$\frac{2}{3}$$

(答え)2$$\frac{2}{3}$$cm2


(例題3)図3-1のようにAB=8㎝、BC=6cm AC=10㎝の長方形を矢印の方にすべらず回転させていきます。点Aが初めて元の位置にもどるときまでに、点Aが移動する長さを求めなさい。ただし、円周率は3.14とします。

図3-1


(解説と解答)

点Aは図のように動きます。最初の半径が長方形の対角線の長さになることに注意してください。このときの回転角度は90°です。


図3-2

したがって10×2×3.14×$$\frac{1}{4}$$+8×2×3.14×$$\frac{1}{4}$$+6×2×3.14×$$\frac{1}{4}$$

=24×2×3.14×$$\frac{1}{4}$$=12×3.14=37.68

(答え)37.68cm


(例題4)図4-1のように1辺が6cmの正三角形を矢印の方向に回転させていきます。点Aが元の位置にくるまでの間に点Aが移動する距離を求めなさい。ただし、円周率は3.14とします。

図4-1

(解説と解答)
点Aは下図のように動きます。回転する角度は120°×2=240°です。


図4-2

したがって6×2×3.14×$$\frac{240}{360}$$=8×3.14=25.12

(答え)25.12cm


(例題5)図5-1のように半径が4cm、中心角45°のおうぎ形がすべらず矢印の方向に回転して初めて元の形になるときまでに、点Aの移動する距離を求めなさい。ただし、円周率は3.14とします。

図5-1


(解説と解答)
さて、今度はおうぎ形です。これはちょっと注意しなければならないでしょう。起き上がった後、点Aは下の直線と平行に移動します。これは直線からの距離が半径と等しく一定になるからです。

したがって図はこのようになります。

図5-2

直線PQの部分はおうぎ形の弧の長さに等しくなります。したがって赤い線の長さは

4×2×3.14×$$\frac{90}{360}$$×2+4×2×3.14×$$\frac{45}{360}$$=4×2×3.14×$$\frac{225}{360}$$=5×3.14=15.7cmになります。

(答え)15.7cm


(例題6)図6-1のように半径が1cmの円が1辺が4cmの正方形の周りを1周しました。これについて次の問いに答えなさい。

図6-1

(1)1周する間に中心Pが移動する距離は何cmですか。

(2)1周する間に円が通る部分の面積は何cm2ですか。


(解説と解答)

(1)円は下図のように移動します。

図6-2

角のところは半径1cmのおうぎ形に弧にになりますが、4つ分あるので、ちょうど円1周分です。

したがってPが移動する長さは4×4+1×2×3.14=16+6.28=22.28cmになります。

(答え)22.28cm

(2)円が通る面積は下図のオレンジの部分です。

図6-3

角の部分はこんどは半径が2cmのおうぎ形になりますが、これも4つ分あるので、ちょうど円1個分です。
長方形の部分は4×2が4つあります。

したがって2×2×3.14+4×2×4=12.56+32=44.56cm2になります。

(答え)44.56cm2

基本的なパターンを並べてみました。実際にはもっと複雑な動きをする問題が多くなってきていますが、どういう風に動くのか、しっかりイメージをして、作図をしてみてください。

作図をすることによって、だんだん、動き方への理解が深まっていき、問題を解くカギが見つかりやすくなるでしょう。

以下のプリントもお役立ていただければと思います。

算数5年後期第18回 算数オンライン塾「図形の移動(2)」

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