2014年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

この夏、字をていねいに書けるようにしよう

いやいや、いろいろな子がいますから、6年生のこの時期に、まだ解答欄からはみ出す。

あるいは何を書いているのか、よくわからない。0? 6? 9?

ていねいに字を書かないというのは、書けないわけではないのですが、ついそうなってしまうんですね。

だから、この夏、少なくとも字はていねいに書けるようになりましょう。

基本です。

テストは採点していただくもの。見てもらう以上、相手にわかってもらえないと意味がない。

ほら、読んでみろ、といわんばかりの字を書いている限り、合格はほど遠い。

まずはていねいに書くように心がけましょう。



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合格速報の作り方

各塾がホームページや折込で出す合格速報。

○○年連続~、とか、今年も躍進~、というフレーズとともに、各中学の合格者が何名であるか、数字が踊ります。

しかし、あのスピード。学校で掲示発表されてから下手をすると数時間ですでに発表されている。

なぜ?

実は合格発表の瞬間にボードを撮影する部隊がいるはずです。

我が子のことの方が先だから、当然、だれもあまり気にしていないが、最近はスマホがあるのでかなり簡単になりました。撮ってそのままメールをする。

すると、そのデータを読み取って、サーバに入力すれば、あら不思議。合格者名簿が出来上がります。

そう、事前に塾生の受験番号が把握されているからです。ただし、正しい番号が補足されているかはわかりません。そういう風に使われることはミエミエなので番号を正しく言わない子もいる。

したがってその後、各教室から順次確認の電話がされて、数字が確定していきます。

その数がある程度たまったところで、ホームページ掲載、ということになりますが、当然、後になれば増えることになるわけだが、あまり遅くでも「え、今年は悪いんじゃない?」と思われるから、まあ、そこそこの時間で出す。

概ね、大手塾が発表する時間は学校が発表してから6時間から9時間後という感じになるでしょうか。

それなりにシステムが組まれているので、このデータ処理は一気に進んでいますが、しかし、このデータを扱える人はほんの一部に限られています。公開されるデータは基本的に人数だけ。

だれが合格したか、ということについては個人情報を伴うことなので、慎重に取り扱われています。以前は合格者名簿を折込に入れる塾が多く、名前がダブったり、匿名が並んで物議をかもしましたが、まあ、今は数字だけだから、その信憑性は別に審査されているわけではありません。

一応、新聞広告では新聞社側に名簿提出を求められることがありますが、じゃあ、新聞社はそれをしっかり確認できるか、というとそうでもないので、数字は各塾の自己管理に委ねられます。

合格者数は学校単独だけではなく、例えば男女御三家とか、難関中学とか、まあいろいろな足し算で表現されて、なるべく勢いがあるように演出されます。しかし、各校のデータを見てみれば、すぐわかるでしょう。

ということで、合格速報はあっという間に作られて、その塾のホームページを飾るのです。

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僅差の実態

開成と駒場東邦が公開したデータから、100点換算で合格者平均と全体平均を比べてみました。

どちらもトップ校ですから、それなりに自信のある受験生が集まってきているわけで、典型的に僅差の勝負になることは間違いありません。

今年も算数の差が一番大きい。これは例年のことで、中学入試は算数で決まる、と良く言われることですが、やはり算数の出来は合否に大きな影響を及ぼします。ただ、これらの学校の場合、算数の1問あたりの配点が大きいことも事実。だから多分この差もやはり1問程度の部分ではあるのです。

今年は開成の国語がやや開いた感じがありますが、駒場東邦では算数以外の科目はほぼ100点換算で4点~5点違いですから1問程度。

両校とも社会の差は4点台と非常に接近していることがわかります。

つまり合格者、不合格者の差は紙一重なのです。ほんの数問、違うに過ぎない。だからやはり「ていねいさ」が一番大事になってくるわけですが。

ただ、これだけの成績をとれるようになったのだから、立派なものです。

残念な結果であったとしても、別にへこたれることはない。立派に力を付けたのだから、これからが大事。油断すれば、すぐに落ちるし、努力を続けていけばさらに力はついてくる。

むしろここをスタートとして、さらに大きな飛躍に向かってほしいと思います。

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