各塾がホームページや折込で出す合格速報。
○○年連続~、とか、今年も躍進~、というフレーズとともに、各中学の合格者が何名であるか、数字が踊ります。
しかし、あのスピード。学校で掲示発表されてから下手をすると数時間ですでに発表されている。
なぜ?
実は合格発表の瞬間にボードを撮影する部隊がいるはずです。
我が子のことの方が先だから、当然、だれもあまり気にしていないが、最近はスマホがあるのでかなり簡単になりました。撮ってそのままメールをする。
すると、そのデータを読み取って、サーバに入力すれば、あら不思議。合格者名簿が出来上がります。
そう、事前に塾生の受験番号が把握されているからです。ただし、正しい番号が補足されているかはわかりません。そういう風に使われることはミエミエなので番号を正しく言わない子もいる。
したがってその後、各教室から順次確認の電話がされて、数字が確定していきます。
その数がある程度たまったところで、ホームページ掲載、ということになりますが、当然、後になれば増えることになるわけだが、あまり遅くでも「え、今年は悪いんじゃない?」と思われるから、まあ、そこそこの時間で出す。
概ね、大手塾が発表する時間は学校が発表してから6時間から9時間後という感じになるでしょうか。
それなりにシステムが組まれているので、このデータ処理は一気に進んでいますが、しかし、このデータを扱える人はほんの一部に限られています。公開されるデータは基本的に人数だけ。
だれが合格したか、ということについては個人情報を伴うことなので、慎重に取り扱われています。以前は合格者名簿を折込に入れる塾が多く、名前がダブったり、匿名が並んで物議をかもしましたが、まあ、今は数字だけだから、その信憑性は別に審査されているわけではありません。
一応、新聞広告では新聞社側に名簿提出を求められることがありますが、じゃあ、新聞社はそれをしっかり確認できるか、というとそうでもないので、数字は各塾の自己管理に委ねられます。
合格者数は学校単独だけではなく、例えば男女御三家とか、難関中学とか、まあいろいろな足し算で表現されて、なるべく勢いがあるように演出されます。しかし、各校のデータを見てみれば、すぐわかるでしょう。
ということで、合格速報はあっという間に作られて、その塾のホームページを飾るのです。
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