月別アーカイブ: 2013年11月

第111回 何とかするのは子ども

■ 入試まで押し迫ってくると、親としては「何とか成績をあげたい」とか「何とか合格させたい」という気持ちが強くなってきます。

■ その結果として家庭教師を頼んでみたり、あるいは個別指導、塾の特別授業のはしご、なんてことが起こってきたりするわけですが、しかし、冷静に考えてみると、実は何とかするのは「子ども」でなければいけない。

■ 入試を受けるのは子どもたちですし、力をつけなければいけないのも子どもたち。だから、子どもが何とかしたいと思っていないのに、親が何とかしたいと思っても、これは空回りするだけです。

■ ここからは、親は気持ちとして少し後ろに引いた方が良いでしょう。もちろん、出願は親がしなければいけないし、受験会場にも送っていかなければいけないが、いったん会場に入れたら、もう後は子どもたちががんばるしかないわけだから、その意味では子どもが自分の力を頼るようにしなければいけないのです。

■ 結局のところ、入試まで自分で勉強してつけたその力で勝負をするのだから、それをじっと見守ろうという姿勢が一番子どもの成長にはプラスになります。

■ 小学校受験のように、お母さんが子どもを引っ張っていく、というイメージは持たないようにしてください。来年の4月から、みんな大人料金ですから!!

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図形の移動の問題

2013年東邦大東邦の問題です。


半径2cmのおうぎ形4つと、直線を組み合わせてできた下図の図形の内部に半径3cmの円が接しています。この図形の線に沿って円が図形の内部を1周するとき、次の問いに答えなさい。ただし、円周率は3.14とします。

(1)円の中心が動いている線の長さを求めなさい。
(2)この図形の内部で、円が通過しなかった部分の面積を求めなさい。


(解説と解答)
(1)図のように動きます。

中心は赤い線上を動きますが、横の長さは8+2×2-3×2=12-6=6cm
たての長さは6+2×2-3×2=10-6=4cmですから、合計(6+4)×2=20㎝です。

(答え)20㎝

(2)角のところで、ぶつかってしまうので、下図のオレンジ色の部分は円が通過できません。この4つ分になるので、

その面積は(2×2×3.14×$$\frac{1}{4}$$+2×1×2+1×1-3×3×3.14×$$\frac{1}{4}$$)×4=(1×3.14+5-2.25×3.14)×4=(5-1.25×3.14)×4=20-15.7=4.3

より答えは4.3cm2になります。

(答え)4.3cm2

「映像教材、これでわかる比と図形」(田中貴)

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第一志望を変える条件

第一志望というのは、本人がこれまで「そこに入りたい」と思って勉強してきているし、過去問なども積み重ねてきているので、普通はあまり変えてはいけないものです。

模擬試験の結果が芳しくないからといって、そう簡単に変えていいものではない。

まして占いや方角で決めたりしてはいけません。(いや、本当にそういう方も昔はいらっしゃいました。)

しかしながら、私が1つだけ「第一志望を変更しよう」と考える条件があります。

それは、「本人があきらめている場合」。

これは、むしろ本人にとって何のプラスにもならない。

「どうせ、合格しないだろうな」と思っている以上、努力をしないし、何かにつけて「勉強しない理由」を創り始める。おなかがいたい、塾の先生が怖い、もういろいろ。

で、それはなぜかというと、「勉強しなかったから合格しなかった」という理由を新たに創り出すためです。

自分に力がなかったからではない。勉強できない理由があったから、合格しなかったんだ、と考えたい。小学校の友だちにもそう見せたい、という考えが頭をもたげてくるのです。

そんな状況になるくらいなら、とっとと第一志望を変えて、「本人が合格しそうだ」と思って努力するようにしないといけないでしょう。

逆に、多少成績が悪くても本人があきらめていなければ、絶対に第一志望は変えてはいけないと思います。

もう、ずいぶん前の話になりますが、家庭で本人の第一志望を変えてしまったことがあります。無事その学校には合格したのですが、その後、その子と話をしていたら、

「先生、ぼく、あの学校、合格しなかったかなあ」とポツリと言っていました。

せっかく合格しても、それではあまりこの先楽しくないかもしれないな、と思ったものです。

たとえ、模擬試験の成績が悪くとも第一志望は変更せず、併願校で調整するようにしてください。

それが大人の大事な役割ですから。

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