月別アーカイブ: 2013年10月

和と差に関する問題

2013年桐朋中学の問題です。


1~6までの整数が書いてある6枚のカードがあります。

(1)6枚のカードに6より大きい整数が書いてある1枚のカードPを加えて7枚のカードを用意します。A君にはPを含む3枚のカード、B君に残り4枚のカードを配ったところ、カードの数の和は2人とも17になりました。A君の3枚のカードに書いてある数を小さい順に書きなさい。

(2)6枚のカードに6より大きな整数が書いてある2枚のカードQ、Rを加えて8枚のカードを用意します。A君にQを含む4枚のカードを配り、B君にRを含む4枚のカードを配ったところ、カードの数の和はともに30になりました。そこで、QとRのカードを取り換えると、A君のカードの数の和はB君のカードの数の和よりも14だけ大きくなります。A君にはじめに配ったカードに書いてある数を小さい順に書きなさい。

(3)6枚のカードに6より大きい整数が書いてある2枚のカードS、Tを加えて8枚のカードを用意します。A君にSを含む3枚のカードを配り、B君にTを含む2枚のカードを配り、C君に残りの3枚のカードを配ったところ、カードの数の和は3人とも等しくなりました。そこでSとTを取り換えると、A君のカードの数の和はB君の数の和よりも4だけ大きくなります。A君にはじめに配った3枚のカードは2通り考えられます。その2通りについて、それらのカードに書いてある数を小さい順に書きなさい。


(解説と解答)
(1)1~6の数の和は(1+6)×6÷2=21ですから、Pは17×2-21=13になります。
したがってA君のカードはX、Y、13となり、17-13=4よりX+Y=4 からX安全校の議論
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学校の旅行

私学は、公立に比べるとやはり旅行が多いように思います。

修学旅行というのは、最高学年に近いところで多くの受験校は高2に行われますが、それ以外にも中学3年でやったり、あるいは毎年旅行をやる、という学校もあります。

かと思うと、一方でまったくそういうのは考えない、という学校もある。

これは、その学校の考え方であり、教育方針といってもいいかもしれません。

ある学校の校長先生が、どうしても生徒を英語圏に出したいと思いました。

「英語を学習するモチベーションは、海外に行った時に強くなる。」と考えたその先生は、何とか中学のうちに英語圏に行かせたい、と思いましたが、調べてみるとやはり費用はかかる。特にたくさんの生徒を一気に連れて行くとなると、ホテルの予約も大変だし、手間もかかる。

それでも考えは変わらず、保護者を説得して、3年間の積み立てを実行し、大使館や旅行代理店にかけあって、安全で安い方法を考えた。だからといって、観光旅行をしては意味がない。やはり現地の学生とコミュニケーションをとれる環境にしなければならない。

というので、ホームステイも何とか実現したい、と奔走しました。

いろいろな失敗はあったものの、そうやって海外の修学旅行がその学校に定着しました。

反対する保護者も多かったが、それでも最後までやり通した。行ってきた生徒の成果はいろいろ。先生の思惑通り英語を頑張った子もいれば、まったく動じなかった子もいます。

しかし、そういう努力がやはり少しずつ実を結んでいって、子どもたちの力は上がっていく。

海外に行く、というのがその学校にとって当たり前になる、ということが実は大きく子どもたちの意識を変えることにもなったようです。

「でもね、一番最初に反対したのは英語科の教員だったんですよ。」

と後日談を聞いたことがあります。

「英語の先生の英語が通じないと、そりゃあ、問題でしょうからね。」

とその校長先生は笑っていました。

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平面図形と比(3)

今回は三角形の相似を発展させて、いろいろな図形の面積を求める問題と影の問題を考えます。


(例題1)
図のような長方形ABCDがあり、EはADの中点、FはDC上の点でDF:FC=1:3です。

次の問いに答えなさい。
(1)BH:HFを求めなさい。
(2)AG:GH:HCを求めなさい。


(解説と解答)
(1)三角形ABHと三角形HFCは相似です。AB:FC=1+3:3=4:3になるので、
BH:HF=4:3になります。
(答え)4:3

(2)(1)からAH:HC=4:3
また三角形AGEと三角形GBCの相似から、AG:GC=1:2
4+3=7 1+2=3より7と3の最小公倍数21をACとすると、
AG=21÷3=7 HC=21÷(4+3)×3=9より、GH=21-7-9=5
したがってAG:GH:HC=7:5:9
(答え)7:5:9


(例題2)
図のような台形ABCDがあり、角DAE、角EBCはそれぞれ直角です。

EはAB上の点、FはDC上の点で、ADとEFは平行。DF:FC=3:2
AD=6cm、BC=10㎝ です。次の問いに答えなさい。

(1)EFの長さを求めなさい。
(2)台形アと台形イの面積の比を求めなさい。


(1)図のようにDからBCに垂線を下ろし、BCとの交点をH、EFとの交点をGとします。

AD=EG=BH=6cm HC=10-6=4cm 
三角形DGFと三角形DHCの相似からHC:GF=3+2:3=5:3より
GF=4×$$\frac{3}{5}$$=2.4cm
よってEFの長さは6+2.4=8.4cm
(答え)8.4cm

(2)アの上底+下底は6+8.4=14.4 イの上底+下底=8.4+10=18.4
14.4:18.4=72:92=18:23
高さの比は3:2になるので、18×3:23×2=54:46=27:23
(答え)27:23


(例題3)
図のように直角三角形ABCと長方形BDECを組み合わせました。ADとBCの交点をF、ADとBEの交点をGとします。

三角形ABFの面積が15㎝2、三角形AFCの面積が9cm2になりました。次の問いに答えなさい。

(1)BG:GEを求めなさい。
(2)四角形FGECの面積を求めなさい。


(解説)
(1)三角形ABFと三角形AFCは高さがACと共通ですから、BF:FC=15:9=5:3
三角形AGFと三角形GDEは相似で、BF:DE=5:5+3=5:8ですから、BG:GE=5:8です。
(答え)5:8

(2)三角形AFCと三角形ADEの相似からAC:AE=FC:DE=3:8
よってAC:CE=3:8-3=3:5 三角形ABC=15+9=24㎝2より、三角形BCE=24÷3×5=40cm2
BF:FC=5:3、BG:GE=5:8より
四角形FGEC=40×(1-$$\frac{5}{8}$$×$$\frac{5}{13}$$)=40×$$\frac{104-25}{104}$$
=40×$$\frac{79}{104}$$=$$\frac{395}{13}$$=30$$\frac{5}{13}$$

(答え)30$$\frac{5}{13}$$cm2


(例題4)
長さが1mの棒の影が1.8mでした。図のような木の影が10.8m離れた壁に高さ2mまで来ていた時、この木の高さは何mですか。


(解説)
1mの棒の影が1.8mですから1:1.8=5:9です。

AB:BD=5:9ですからAB=10.8÷9×5=6m
BC=2mですから木の高さは6+2=8mです。
(答え)8m


(例題5)
6mの街灯があり、そこから7.2mのところに太郎君が立っています。太郎君の身長は1.5mです。次の問いに答えなさい。
(1)このときの太郎君の影の長さは何mですか。
(2)太郎君が今立っているところから、街灯から離れるように毎秒2mで進みます。太郎君の影の長さが、12mになったのは出発してから何秒後ですか。


(解説)
(1)

街灯の高さと太郎君の身長は決まっています。
したがって三角形ABCと三角形DECの比は常に6:1.5=4:1になるので、BE:EC=3:1になります。
BE=7.2mのとき、EC=7.2÷3=2.4mですから、太郎君の影は2.4mです。
(答え)2.4m

(2)太郎君の影の長さが12mですから、太郎君は街灯から12m×3=36m離れたことになります。36-7.2=28.8mより
28.8÷2=14.4秒
(答え)14.4秒後

三角形の相似を使って、いろいろな図形の面積を求める問題は、単に平面だけではなく立体にも応用できます。したがって、この範囲は良く出題されますから、しっかり得意にしてください。

算数5年後期第8回 算数オンライン塾「平面図形と比(3)」

「映像教材、これでわかる比と図形」(田中貴)

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