月別アーカイブ: 2013年10月

理科の時事問題

2013年明大明治の問題です。


次の文章を読み、問いに答えなさい。
 探査機「キュリオシティ」が2012年の夏に( 1 )星に着陸した。キュリオシティの目的は( 1 )星の生命の痕跡を探すことである。
( 1 )星着陸に成功した探査機はキュリオシティが初めてではない。1976年に着陸した「バイキング」は採取した土に光を当て、( 1 )星の大気中に存在する( 2 )が吸収されるかどうかを調べることで、光合成を行う生命の存在を探る実験を行った。1990年代に入り、岩石の解析などから、( 1 )星には、かつて液体の水が存在したという見方が主流になった。( 1 )星に地球のような生命が存在するならば、光合成や呼吸などの生命活動を行うために、多くのものを溶かしこむことができる水の存在が不可欠である。水の存在が確実視され、生命誕生の条件がそろっていたという見方が強い。
 今回の探査の最大の目的は、( 3 )などの有機化合物を見つけ出すことだ。特に、( 3 )はつながるとペプトンとなり、最終的にはタンパク質になる物質である。タンパク質は生命を形づくる重要な物質であるため、( 3 )の存在は、生命が存在した証拠となりうると考えられている。

(1)文中( 1 )~( 3 )に適切なことばを入れなさい。
(2)下線部の呼吸について、次の文の( )に適切なことばを入れ、文を完成させなさい。
 「呼吸とは、栄養分を分解し、生物の生活に必要な( )を取り出す反応である。」
(3)水または水溶液の性質として正しいものを選び、ア~オの記号で答えなさい。
 ア 水から氷になると、体積は増える。
 イ 水の凝固点と融点は異なる温度である。
 ウ 水溶液は透明で、にごっていたり、色がついていたりすることはない。
 エ 水に溶けている固体は、ろ紙一手よってこし取ることができる。
 オ 温度が上がるほど、気体は水に溶けやすくなる。
(4)ヒトが、口から取り入れたタンパク質を、最初に消化する消化液の名称を答えなさい。


理科の2013年の話題と言えば金環食で、予想通りいくつかの学校で出題されましたが、惑星探査や宇宙観測に関する話題も出題されることは少なくありません。

時事問題というと、社会ばかりに目が行きがちですが、理科でも時事問題は出題されることが多く、注意しておく必要があるでしょう。

(解説と解答)
(1)キュリオシティが向かったのは火星です。文中のバイキングはアメリカが打ち上げた火星探査機です。
( 2 )はその後の「光合成を行う生命の存在を探る実験」から二酸化炭素とわかるでしょう。光合成は二酸化炭素と太陽光から酸素と栄養を作るので、土に光をあてて二酸化炭素が吸収されれば、生物が光合成をしている可能性がある、つまり生物が存在するという可能性を探ることができるのです。
( 3 )はちょっと難しいと思いますが、アミノ酸です。これはその後の文章で、「特に、( 3 )はつながるとペプトンとなり、最終的にはタンパク質になる物質である。」と言っていますが、これはタンパク質の消化の逆のルートです。タンパク質を人間は最後にアミノ酸という形で吸収します。そこに気が付けば、答えられたでしょう。
(答え)1 火 2 二酸化炭素 3 アミノ酸
(2)呼吸は蓄積された栄養分を分解してエネルギーを取り出す反応です。
(答え)エネルギー
(3)アは○ イ 水の凝固点は0° 融点も0°ですから×。ウ 水溶液には色がついているものもあります。×
エ 溶け残っているものがろ紙に残ります。× オ 気体は温度が低いほどよく溶けるものが多くなります。×
(答え)ア
(4)タンパク質を最初に消化するのは胃ですから、胃液です。
(答え)胃液

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川崎市立川崎中高一貫校

平成26年度つまり来年度から川崎市立川崎高校に中学が併設され、一貫教育が始まります。

川崎中高一貫校

川崎市立? 

普通、公立高校は都道府県が設立することが一般的です。しかし、大きな政令都市では、県立高校の設置状況に合わせて、それを補完するための高校を設置することが多く、最近では横浜サイエンスフロンティがという理数系の高校が話題になりましたが、これも横浜市立高校になります。

で、神奈川県の公立一貫校というのは、中等教育学校が平塚と相模原にありますが、どれも横浜市から遠い。環境として、県立高校はたくさんあるし、また私立一貫校も多いということでこれが東京都のように広く展開しているわけではありません。

したがって神奈川県の場合は高校受験の比重が高いわけですが、しかし横浜市、川崎市に公立の一貫校がない、というのもまた変な話であったわけで、川崎市が今回それを仕掛けたということなのでしょう。

入試形式は他の公立一貫校と同じく、学力検査、面接、内申書の3つにより決定されます。

入試概要

まあ、そこそこ反響は大きいのではないかと思います。神奈川県は公立一貫校についてはあまり積極的ではない、というイメージがありますが、これからどう変わっていくでしょうか。

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誰の言うことを聞く?

「私のいうことは聞かないので、ぜひ、先生から言ってください。」

と良く、お母さん方に頼まれました。頼まれた以上、まあ、話はするわけですが、しかし、言うことを聞く場合もあるし、そうでない場合もある。

もちろん、話をしているときは神妙にしています。これはやはり他人だし、一応教えてもらっているわけだから、本人たちも多少おとなしい。だからといって、それが聞こえているか?ということになると、決して全員がそうとは限らない。

若いころは、言うことを聞かない子には、さらにがんがん言っていましたが、だんだんわかってきた。子どもは「自分で決めたことをやる」に過ぎないのだと。

それがどういうきっかけで起こるかはわかりません。もちろん、お父さん、お母さんの話の場合もあるし、先生の場合もある。あるいは友だちの場合もあるかもしれない。

以前、ノートが汚い子がいました。どう見ても、ていねいに書いているとは思えない。しかし、いくら注意しても治らない。ところが、ある時から俄然、ノートがきれいになった。何のことはない、彼は成績の良い子と友達になって、その子のノートを見て、どうも「これだ!」と思ったらしい。それで真似を始めた。当然、字はきれいに書く。今まで罫線に収まらなかった字がちゃんと入っている。

そんなことは何回も言いましたが、結局、本人が「これだ!」と思わない限り、実行されないものなのです。

子どもは小さいころ、お父さん、お母さんの言うことを比較的良く聞きます。

これは本人が自分に力がないことがわかっているから、お父さん、お母さんの言う通りにやる方が安全だと思っているから、そうするのです。それはきっと本能的にわかるのでしょう。しかし、だんだん自分でも力がついてくると、そうは思わなくなる。やがて、自分がこうだ、と思って行動するわけで、「言うことを聞かない子」ができあがるわけです。

ただ、だからといって話をするのが無駄ではない。何かがきっかけとなる。だから、それまでの間は、なるべく相手の耳にきちんと届くように、(つまり怒声をあげるのではなく)話を続けていくのです。あるとき、突然、本人が「これだ!」と思って始めるでしょう。

それでも長く続かない場合は多い。私のダイエットと同じです。でも、少しずつ自分で考えていけるようになると、今、何をするべきか、この唐揚げは食べない方がいいかな、ということが自分で判断できるようになるわけで、それを待っていることも大事な家庭教育のひとつなのです。

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