私学は、公立に比べるとやはり旅行が多いように思います。
修学旅行というのは、最高学年に近いところで多くの受験校は高2に行われますが、それ以外にも中学3年でやったり、あるいは毎年旅行をやる、という学校もあります。
かと思うと、一方でまったくそういうのは考えない、という学校もある。
これは、その学校の考え方であり、教育方針といってもいいかもしれません。
ある学校の校長先生が、どうしても生徒を英語圏に出したいと思いました。
「英語を学習するモチベーションは、海外に行った時に強くなる。」と考えたその先生は、何とか中学のうちに英語圏に行かせたい、と思いましたが、調べてみるとやはり費用はかかる。特にたくさんの生徒を一気に連れて行くとなると、ホテルの予約も大変だし、手間もかかる。
それでも考えは変わらず、保護者を説得して、3年間の積み立てを実行し、大使館や旅行代理店にかけあって、安全で安い方法を考えた。だからといって、観光旅行をしては意味がない。やはり現地の学生とコミュニケーションをとれる環境にしなければならない。
というので、ホームステイも何とか実現したい、と奔走しました。
いろいろな失敗はあったものの、そうやって海外の修学旅行がその学校に定着しました。
反対する保護者も多かったが、それでも最後までやり通した。行ってきた生徒の成果はいろいろ。先生の思惑通り英語を頑張った子もいれば、まったく動じなかった子もいます。
しかし、そういう努力がやはり少しずつ実を結んでいって、子どもたちの力は上がっていく。
海外に行く、というのがその学校にとって当たり前になる、ということが実は大きく子どもたちの意識を変えることにもなったようです。
「でもね、一番最初に反対したのは英語科の教員だったんですよ。」
と後日談を聞いたことがあります。
「英語の先生の英語が通じないと、そりゃあ、問題でしょうからね。」
とその校長先生は笑っていました。
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