月別アーカイブ: 2013年10月

やらせすぎは自信喪失の元

追い込みの時期に入ったので、塾の回数も増えたり、個別指導、家庭教師などといろいろやる子が増えてきました。

しかし、習う機会ばかりで自分で練習していないと、結局はあまりできるようにならないのです。親としては何とかと思うばかりに、そういう機会を増やしてしまいがちですが、逆にやらせすぎは自信を失う理由になりかねません。

「いくら習ったって、僕はできないんだ。」

「過去問なんかわからない。」

気持ちがそういう方向に向くと、本来持っている力すら発揮できないから、さらにできない、ということになりかねない。よくよく話を聞いてみると、もう疲れ果てている、という感じのする子がいるものです。

そういう子への対処法はとにかく、やることをしぼり、できることを確認すること。

できることをなるべくやってもらう。

5年生の問題であってもかまわない。できる、という自信を回復してもらわないと意欲がわかない。意欲が出ない以上、さらにがんばろうという気にはならないのです。

過去問ができない、と言われた子に違う問題をやってもらったことがありました。

それはもちろんやさしい学校の問題でしたが、それでも結構ミスが多い。つまり、本人が悩んでいる分、やさしいことすらわからなくなっているものです。

で、ひとつひとつ直しをしながら、これもできる、あれもできる、と「できる」ことを確認していきました。間違えた問題も直したら大きく○を付けて、「できたね?」と確認する。

終わった時は、大分明るい顔をしていました。小学生ですから、気持ちがぶれると、その分だけ結果が大きく変わります。本当は持っている力はどこにもいかないのだけれど、それを出す気持ちが弱くなれば、当然結果も悪くなる。

だからこれからはいかに自信を持たせるか、ということが大事なのです。その意味でやらせすぎには充分注意してください。

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出願準備

そろそろ出願準備を始める時期になりました。

まずは、願書を手に入れてください。それぞれの学校のホームページでは願書の配布方法が発表されています。各校の事務室にて販売することになっていますが、有料、無料いろいろです。

願書は受ける可能性のある学校は早めに全部揃えた方が良いのですが、結構似ている学校が多いものです。したがって学校別にファイルを分けると良いでしょう。私はプラティック製の箱形のファイルをお薦めしています。

その学校に関するものはすべてそのファイルに収めるようにしてください。

次に各校の募集要項を熟読してください。その上で出願書類以外に必要なものを一覧にします。

まず写真。これはやはり写真館で撮ってもらって、学校の求めるサイズに切ってもらうのが良いでしょう。この写真のサイズが本当にバラバラです。したがって、どのサイズが何枚いるかを整理しておきましょう。また、写真は今度入学て続くの時に必要な場合がありますので、写真館にネガを持っていてもらって、後でさらに焼きまししてもらう段取りにした方が良いでしょう。

最近は写真は全てカラーにするのが一般的になりました。

写真は試験の時に本人確認をするために使います。したがって入メガネを試験中かけている場合はメガネをかけたままで撮影した方が良いでしょう。

それ以外に必要なものとしては、一般には通知表のコピーもしくは在学証明となる調査書、ということになるわけですが、最近は通知表のコピーで足るところが多くなりましたし、また、それすらも取らない、というところも出てきています。

時々質問を受けるのに、通知表の保護者記入欄をどうするか?というのがあります。

これは書いてもいいし、書かなくてもいいでしょう。別に通知表があるということで、在学証明になっているので、その内容が合否に関係するわけではありません。

ただし・・・

出席日数については、多少考えるところが出てきているようです。ただ、そういうところははっきりその旨を発表していることが多いので、募集要項をしっかり読んでください。

あとは出願書類の提出方法。

これもいろいろです。郵便局や銀行で試験料を支払い、その領収書を添付して書類は全部郵送する、というケースもあれば、書類と現金をもって事務室に直接出願する場合もあるでしょう。

一時、受験番号は早い方が熱心だと思われる、という話が広がり、徹夜で並ばれるケースがありました。さすがにそういうことはありません。ただ、これも一時、面接の順番が受験番号順に決まる、というので、また早い番号を取るブームがありましたが、今は受験番号順に面接をする学校は少ないので、最早、受験番号について悩むことはありません。
締切内であれば、問題はないでしょう。

出願は1月校は早くから始まりますから、その意味ではそろそろスケジュールの確認をしておかれると良いと思います。

そして、今後は合格した後の手続きについてもある程度整理されておくと良いでしょう。

ここからは本人の問題ではなく、親の仕事ですから、ミスがないようにしっかり準備を進めてください。
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第106回 着手率と正答率

■ 模擬試験の算数の結果が分かったところで、次の数字を計算してみてください。1つは着手率。例えば小問が20問ある試験で、いったいどのくらいの割合の問題を解いたのか。

■ もうひとつは正答率。これは、まず解答を見ずにもう一度、やり直してもらいます。で、採点してみる。分母はその点数。そして、分子は模擬試験の点数。本来は家で解く問題の方が、実際の模擬試験の点数よりは高くなるので、(これが逆だと家での勉強がどうなの?という問題にはなりますが。)、本来とれるはずの点数のうち、実際にとれた点数がどのくらいの割合であるかを考えるのです。

■ 残りの期間で、数値をあげるべきはこの2つの数字なのです。が、まず優先すべきは正答率でしょう。ここまで勉強してくると、結構できるようにはなっているはずなのですが、しかし、試験になるとミスがでる。間違える。これは、用心深さが足りない、と言え、特に男の子は顕著にこの正答率が悪い。

■ 性格にもよりますが、男の子は調子に乗りやすい。「僕が間違えるわけがないじゃないか。」みたいなところがあるので、ミスをしでかす。女の子は「間違えるかもしれない」と慎重に解く。で、この裏返しは着手率になります。正答率が上がると、慎重になるから、当然、着手率が下がりやすい。

■ ただ、着手率を上げて、正答率が下がると合格点はとりにくくなる。まずは、正答率を上げる。試験で取った素点が後でやり直した点数に近くなれば、ミスは減ることになるわけで、まずこの数字を上げていくために、いろいろなルーティンを試してみる。計算を見直す。問題文を確認する。もっといえば、「こんなに簡単でいいか?」というような考え方も多少は持っている方が良いでしょう。

■ 正答率が上がってきたら、次は着手率を上げる。で、最終的にこのバランスがうまくとれるようになると、点数は非常に安定してきます。つまり、自分が解けない問題を見分け、解ける問題は確実に解く、ということができるようになると、合格にかなり近づくといっていいでしょう。

■ 過去問の点数がとれない、とか、模擬試験の偏差値が悪い、という状況の場合、次の課題は何かを考えてみるべきです。正答率が悪いのか、着手率が悪いのか。この辺をしっかり見極めた上で、次の対策を考えていくべきでしょう。

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