月別アーカイブ: 2013年6月

塾のシステム化の価値

塾の規模が大きくなるにつれて、先生の指導力よりも塾全体のシステムで合格に導く、という考え方が強くなります。

例えばカリキュラムやテキスト、あるいは模擬試験、学校別対策の分析や教材などを一元管理することによって、一人の先生が行う独特の指導は排除する。そして、すべての教室で同じような品質の授業が行われていくようにシステム化していきます。

ある先生が辞めて、近くに塾を作ったところで、それが多少影響があったとしても1年、2年で片が付いてしまうような体制をとるわけですが、一方でそういうシステムだからこそ先生に不満が残るという面があります。

自分としてはもっとこういうところを教えなければいけない、と思うが、カリキュラムが決まっていてままならない。

では補習をと、考えるがその先生だけが補習をやるのはまず許されない。他のクラスの子どもたちにすれば、それが不公平に見えるからです。

そういう状況があるからこそ、自分の塾をやりたいと思う先生が多いのでしょう。

しかしある規模できちんと体制が整っている状況は、その分だけお金も時間もかけられてシステム化されているわけだから、それなりのメリットが大きいのです。

例えばレストランで考えてみると、センターキッチンがあってどこの店でも同じ品質のものが食べられるチェーンのレストランと、オーナーシェフがいて材料も吟味してその店ならではの料理が出てくるところでは言えば、当然後者の価格が高いでしょう。

しかし塾の世界では、むしろ前者の方が価格は高い。

塾は情報産業である面があって、入試問題の分析にしろ、教材の開発にしろ、蓄積されたノウハウと資本があるからこそ、優れたものができている部分があるのです。

最近はIT化が進み、例えば模擬試験の結果が試験の翌日か翌々日にホームページで見れたり、過去の成績データが自分のページに記録されているようなシステムが提供されるようになっています。これは個人情報を管理するわけだから、それなりに作るのにはお金がかかる。ハッキングに対する対策もしなければならないし、サーバーをダウンさせるわけにもいかない。

そういう情報化の面が強くなっている分、塾のシステム化の価値はさらに高まっていると言えるでしょう。

昔はそういうものがなかった分、ベテランの先生の指導が目だった部分があるわけですが、それはシステムで充分効果を出せるようになっているので、今はどのシステムで行くかということを選ぶ時代になったと言えるかもしれません。

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第89回 学校選びは親の想いが出て当たり前

■ 子どもたちがそんなに学校のことを知っているわけではないので、勢い、学校選びは親が中心になるものです。本を調べたり、ホームページを見たり、学校の説明会に行ったり、文化祭に行ったりしながら、次第にわが子には「この学校が合うのでは」という想いが強くなってくるわけだから、当然学校選びは親の想いが強く出ます。

■ その想いは当然、お父さん、お母さんがどう育ってきたかにも影響されている部分があります。母校に入れたい、と思う方もあるだろうし、大学に入ってから中高一貫校のことを知って「自分も行きたかった」と思われる方もあるだろうし。逆に「子どもが自分で準備できるようになってから、受験すればいい」と考えておられる方もあるかもしれません。

■ それが子どもの教育に大きく影響するのは当たり前です。だからそれがわが子に「良いのか?」ということになったときに、自信を持って選んであげた、ということが大事なのではないでしょうか。

■ 結果として合わない場合もあるかもしれないが、その場合はじっくり子どもと話をして、学校の先生とも相談して次のことを考えていけば良いのです。むしろ親が真剣にいろいろ調べて、考えて選んであげたことがすべてであるように思います。

■ その機を活かすかどうかは、また子どもの生き方にかかってくるわけですが、少なくとも親がそういう想いを持って選んだことはぜひ教えてあげておいてほしいと思います。「いや、最初から子どもがこの学校を気に入ったから」という場合でも、でもそれに賛成したのは親だから、やはり決めたのは親なのです。

■ その想いが伝わって、かつそれが子どもにとってもとても楽しい夢になっているのであれば、もう後はがんばるしかないわけで、そういう状態で夏休みに入ることができれば良いと思います。

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数の性質の問題

2012年巣鴨中学の問題です。


ある小学校では、学年における1クラスの人数とクラス数を「1クラス35人をこえないように、できるだけ少ないクラス数にする。」と決めています。たとえば、学年の児童の人数が35人であれば1クラスですが、36人であれば2クラスになります。また、各クラスの人数の差が、1人以下になるようにします。この小学校の6年生が4クラスであるとき、次の各問いに答えなさい。
(1)6年生の児童の人数は、何人以上何人以下と考えられますか。
(2)6年生の男子の人数は4の倍数だったので、各クラスの男子の人数を同じにしました。また6年生の女子の人数は、男子の人数より5人少ない人数でした。男子の1クラスあたりの人数は、何人以上何人以下と考えられますか。

(3)(2)のとき、6年生の各クラス内で、次のように班分けをしました。

ア)1つの班の人数は、4人または5人です。
イ)1つの班は、男子のみまたは女子のみです。

このとき、4つのクラスで男子4人の班と女子4人の班の合計は、最大で何班できると考えられますか。


(解説と解答)
(1)1クラスは最大が35人ですから、4クラスの最大の児童数は35×4=140人です。最小は3クラスにならない場合なので、35×3=105人より多い場合ですから、105+1=106人が最小になります。
(答え)106人以上140人以下

(2)男子の数を【4】とすると女子の数は【4】-5になるので、合計【8】-5になります。
これが106人以上140人以下であるので、 【8】-5>106から【8】>111より【1】≧14
【8】-5≦140 より【1】≦18となります。
(答え)14人以上18人以下

(3)
男子が1クラス18人の場合、女子は18×4-5=67人です。したがって女子は67÷4=16・・・3より17人と16人に分かれます。
男子が18人の場合、5人と4人ですから5×2+4×2から男子4人の班は2つできます。
女子が17人の場合は、5×1+4×3から女子4人の班は3つできます。
女子が16人の場合は16÷4=4班できますから、男子4人の班は2班×4=8班 女子が4人の班は3クラスが3班で1クラスが4班ですから、13班。したがって合計は21班になります。

男子が1クラス17人の場合、女子は17×4-5=63人ですから、女子は63÷4=15・・・3より16人と15人に分かれます。
17人の場合は4×3+5×1ですから、男子4人の班は3×4=12班できます。
女子は16人の場合が4×4 15人の場合は5×3となるので、女子4人の班は4×3=12班できます。したがって合計は24班になります。

男子が1クラス16人の場合は、女子が16×4-5=59人です。59÷4=14・・・3となり、15人と14人です。
男子は4×4=16人となるので、男子4人の班は4×4=16班できます。
女子は15人が5×3 14人が5×2+4なので、女子4人の班は1つしかできません。したがって合計は16+1=17班です。

男子が1クラス15人の場合は5×3となり、4人の班はできません。
女子は15×4-5=55人から55÷4=13・・・3から14人か13人なので
5×2+4が3クラス、5×1+4×2が1クラスですから女子4人の班は3+2=5班だけです。

男子が1クラス14人の場合は5×2+4です。したがって男子4人の班は4班になります。
女子は14×4-5=51人 51÷4=12・・・3より13人が3つ、12人が1つになります。
13=5×1+4×2 12=4×3より女子4人の班は2×3+3=9班でき、合計で4+9=13班できます。

したがって最大は男子が1クラス17人のときで、合計24班になります。

(答え)24班
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