各校の入試問題から」カテゴリーアーカイブ

速さの問題

2015年桜蔭中学の問題です。


A地点からE地点まで540mの直線のランニングコース上にB、C、D地点がこの順にあります。AからBまでの距離は60mでDからEまでの距離は300mです。A、B、C、D地点にそれぞれ(A)君(B)君(C)君(D)君がいます。はじめ(A)君がボールを持っていて(A)君から(D)君まで順にボールを手わたししていきます。ボールを持っているときはどの人も分速150 mで走り、持っていないときは分速80mで歩きます。
 いま(A)君は走って(B)君(C)君(D)君は歩いて同時に各地点をE地点に向かってスタートしました。(A)君からボールを受け取った(B)君は走って(C)君にボールをわたし(C)君は走って(D)君にわたしました。ボールを受け取ってから(D)君はE地点まで走りました。(C)君が(B)君からボールを受け取るまでに歩いた距離と(B)君が(A)君からボールを受け取るまでに歩いた距離の差は89 $$\frac{1}{7}$$mでした。このとき次の問いに答えなさい。

(1)(B)君が(A)君からボールを受け取るまでに歩いた距離を求めなさい。
(2)B地点からC地点までの距離を求めなさい。
(3)(D)君が走った距離を求めなさい。


【解説と解答】
(1)
AとBの間の距離は60mです。(A)君は分速150m、(B)君は分速80mで移動するので、
60÷(150-80)=$$\frac{6}{7}$$分ですから、
80×$$\frac{6}{7}$$=68 $$\frac{4}{7}$$m
(答え)68 $$\frac{4}{7}$$m

(2)
(B)君は68 $$\frac{4}{7}$$m移動したので、C君は68 $$\frac{4}{7}$$+89 $$\frac{1}{7}$$=157$$\frac{5}{7}$$m移動しています。
(C)君は出発してからB君にボールをもらうまでは、分速80mで移動しています。
157$$\frac{5}{7}$$÷80=$$\frac{69}{35}$$分
で、(B)君が(A)君からボールを受け取ったのは$$\frac{6}{7}$$分後です。(B)君がボールを受け取ったとき、(C)君との間の距離はBC間に等しいので、$$\frac{69}{35}$$-$$\frac{6}{7}$$=$$\frac{39}{35}$$分を分速70mで行った距離がBC間の距離に等しくなります。
したがって70×$$\frac{39}{35}$$分=78m
(答え)78m

(3)
540-60-78-300=102mがCD間の距離になります。
(C)君がボールを受け取ったのは$$\frac{69}{35}$$分です。このとき(C)君と(D)君の間の距離は102mですから、102÷70=$$\frac{51}{35}$$分後に追いつくので、D君が歩いた時間は
$$\frac{69}{35}$$+$$\frac{51}{35}$$=$$\frac{120}{35}$$分=$$\frac{24}{7}$$分

したがってD君が走った距離は300-80×$$\frac{24}{7}$$=300-274 $$\frac{2}{7}$$
=25 $$\frac{5}{7}$$m

(答え)25 $$\frac{5}{7}$$m

「映像教材、これでわかる比と速さ」(田中貴)

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水溶液に関する問題

2015年 女子学院の問題です。


水溶液について、次の問いに答えなさい。計算問題で割り切れないときには、小数第2位を四捨五入して求めなさい。

(1)次の文( ア )~( オ )にあてはまる言葉を答えなさい。
 水溶液は溶けている物質によって様々な性質を示す。例えば、塩酸は紫キャベツ液を加えると( ア )色になり、スチールウールを入れると、気体として( イ )が発生する。また、大埋石に加えれば( ウ )が発生する。アンモニア水は( エ )性で紫キャベツ液を加えると( オ )色となり、紫キャベツ液を加えることによって塩酸とアンモニア水を区別することができる。
 一方、食塩水とさとう水は紫キャベツ液を加えたときの色が全く同じため、区別するには別の方法が必要になる。

(2)食塩水とさとう水を区別したい。どのような実験をすればよいか結果もあわせて文章で書きなさい。ただし溶液の量は十分にあり、器具は自由に使えるものとする。

食塩は水100gに30℃で38.0g、80℃で40.Ogまで溶かすことができる。

(3)30℃で,溶けきれなくなるまで食塩を溶かした食塩水がある。

 ア この食塩水の濃度は何%になりますか。
 イ この食塩水100gを蒸発皿に入れ、加熱して水を完全に蒸発させたときに出てくる食塩は何gですか。

(4)80℃で、溶けきれなくなるまで食塩を溶かした食塩水が50gある。
 ア 80℃のまま水を5g蒸発させたとき、出てくる食塩は何gですか。
 イ 水を蒸発させないで30℃まで温度を下げた時、何gの食塩が出てきますか。


【解説と解答】
(1)
紫キャベツは酸性が赤、中性が紫、アルカリ性が緑から黄色になります。塩酸に鉄を入れると水素が発生し、大理石の場合は二酸化炭素が発生します。アンモニア水はアルカリ性ですから、緑色から黄色になります。

(答え)
ア 赤 イ 水素 ウ 二酸化炭素 エ アルカリ オ 緑 あるいは 黄色

(2)
(答え)
蒸発皿にとってそれぞれ加熱して、できる固体の様子を観察する。
食塩水は食塩が白い固体となってでてくるが、砂糖は黒くこげる。

(3)
ア 全体の水溶液が138gになっています。38÷138×100=27.53・・・で27.5%
イ この食塩水100gには27.5gの食塩が含まれているので、それが結晶になります。
(答え)
ア 27.5
イ 27.5

(4)
ア 100gの水に40gが80℃での飽和状態です。それが50gあります。水5gに対しては食塩2gが溶けているので、それが結晶となります。

イ 100:40が100:38.0になるので、140gについて2gの食塩が出てくることになります。
それが50gですから、50×$$\frac{2}{140}$$=0.71・・・で0.7gです。

(答え)
ア 2
イ 0.7

「映像教材、これでわかる水溶液」(田中貴)

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つるかめ算

2015年 筑波大駒場の問題です。


中学生と高校生の団体が博物館に入場します。入場料は、次のようになっています。

団体の人数の合計が59人以下のとき     中学生は1人300円、高校生は1人800円
団体の人数の合計が60人以上99人以下のとき 中学生は1人250円、高校生は1人700円
団体の人数の合計が100人以上のとき     中学生は1人200円、高校生は1人500円

たとえば、中学生40人と高校生50人の団体は、人数の合計が90人なので、入場料は合計45000円になります。

ある団体の入場料が合計35000円のとき、団体の人数について、次の問いに答えなさい。

なお、団体は、全員が中学生、あるいは全員が高校生でもよいものとします。

(1)高校生の人数が40人の場合、中学生の人数は何人ですか。考えられるものをすべて答えなさい。

(2)この団体の人数の合計は何人ですか。考えられるもののうち、最も多い場合と、最も少ない場合を答えなさい。

(3)この団体の中学生と高校生の人数の組み合わせは、何通り考えられますか。


(1)
全体が59人以下の時、高校生40人は800×40=32000
残り3000円が中学生になるので、3000÷300=10人 合計50人

全体が60人以上99人以下のとき、高校生40人は700×40=28000円
残り7000円が中学生になるので、7000÷250=28人 合計68人

全体が100人以上のとき、高校生40人は500×40=20000円
残り15000円が中学生になるので15000÷200=75人 合計115人
(答え)10人、28人、75人

(2)全員が中学生であれば35000÷200=175人になり、これが最大になります。
また35000÷800=43・・・600円 600÷300=2人より45人が最小になります。
(答え)最大175人 最小45人

(3)59人以下のとき、(2)から最小は45人です。
高校生3人と中学生8人を入れ替えることができ、1回入れ替えると5人人数が増えます。したがって、55人までしかできないので、
(中学生、高校生)=(2、43)(10、40)(18、37)の3通りになります。

60人以上99人以下のとき、
35000÷700=50人で、高校生5人を中学生14人と入れ替えるので、1回につき9人増えます。
(中学生、高校生)=(0、50)(14、45)(28、40)(42、35)(60、30)(74、25)で(0、50)(14、45)は条件に当てはまらないので、4通り

100人以上は
35000÷200=175人で、中学生5人と高校生2人が入れ替わり、1回につき3人減っていって100人になるので、
(中学生、高校生)=(175、0)から(50、50)まであるので、26通り。

したがって合計3+4+26=33通りになります。

(答え)35通り

6年算数頻出問題精選ノート(田中貴)

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