投稿者「tanaka-admin」のアーカイブ

量も大事だが

6年生はこの時期、ずいぶんたくさんの問題を解いているように思うのです。過去問もやるし、塾でも演習のプリントが渡されて、問題を解いている。以前のように新しい事項を勉強するのとは違います。演習形式だから解く問題数は明らかに増えているはずです。

でも成績が伸び悩む子がいます。

やはり量が足りないのか? 

いいえ、むしろ質が足りないのでしょう。

あれもやらないと、これもやらないと、というので、どんどんやることは膨らんでいるが、その実ちゃんと身についているかというと、そこが怪しくなりつつある。

受験勉強は切りがありません。やろうと思えばやれることはたくさんあるでしょう。

しかし、子どもたちの時間は限られているし、また実際に覚えられること、身につけられることにも限界がある。

終わらなければいけない、ばっかりになっていると「本当にわかっているのか?」ということが軽視されてくる。だから言葉は悪いが「ざるで水をすくっている」状態になるのです。

たしかにやる問題が増えれば、いろいろな問題に対応することができるようになります。ただ、すべてのパターンを網羅する、ということはできないのです。

ある程度、経験値は増えていなければならないが、やはり、その場で問題文を読み取り、しっかり考えて、解法を探し、答えを書くという一連の作業が正確にできないといけない。

そのための力を養うのであって、過去のデータベースから似たような問題を思い起こして、あれと同じパターンだといって解いているわけではないのです。

たくさん勉強しているのに、成績が上がらないとしたら、それはひとつひとつの精度が上がっていないと見るべきでしょう。

量も大事だが、やはり最も大事なのは質です。


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中和に関する問題

2019年浦和明の星の問題です。 塩化水素という気体を水に溶かした溶液は塩酸といい,酸性の溶液です。水酸化ナトリウムという固体を水に溶かした溶液は水酸化ナトリウム水溶液といい,アルカリ性の溶液です。酸性の溶液とアルカリ性の溶液をまぜ合わせると,おたがいの性質をうち消し合います。このことを中和といいます。ちょうど中和した溶液にBTB溶液を加えると緑色になります。ある濃さの塩酸(溶液A)とうすい水酸化ナトリウム水溶液(溶液B)をまぜ合わせ,ちょうど中和するときの体積の関係をまとめました(図1)。これに関する各問いに答えなさい。
図1溶液Aと溶液Bをまぜ合わせ,ちょうど中和するときの体積の関係 問1 溶液A10cm3と溶液B10cm3をまぜ合わせた溶液をちょうど中和させるためには,溶液Aと溶液Bのどちらを何cm3加えればよいですか。小数第二位を四捨五入して,小数第一位まで答えなさい。 問2 溶液A30cm3と溶液B25cm3をまぜ合わせた溶液を,じゅうぶんに加熱して水を蒸発させました。蒸発せずに残るものは何ですか。考えられるものをすべて答えなさい。 問3 溶液A30cm3に水15cm3を加えた溶液をつくりました。この濃さの塩酸を溶液Cとします。    次の(a)~(d)に答えなさい。 (a)溶液Bと溶液Cをまぜ合わせ,ちょうど中和するときの体積の関係はどのようになりますか。定規を使わずにかきなさい。ただし,溶液Bの体積を横軸,溶液Cの体積をたて軸とします。
(b)溶液A24cm3と溶液C14cm3をまぜ合わせた溶液をちょうど中和させるためには,溶液Bを何cm3加えればよいですか。
(c)表1の組合せで溶液Bと溶液Cをまぜ合わせました。溶液①~溶液⑨に,BTB溶液を加えると,溶液の色はどのようになりますか。もっとも適当な組合せのものを選び,ア~クで答えなさい。

(d)表1の溶液①~溶液③に,アルミニウム片や鉄片を入れたところ,気体が発生したものがありました。もっとも適当な組合せのものを選び,ア~クで答えなさい。 【解説と解答】 問1 グラフからA;B=4:3です。したがってB=10cm3に対してAは13.33cm3必要ですから、Aを3.3cm3足せばよいことになります。 (答え)A・3.3 問2 A:B=4:3ですから、Bが余ります。したがって食塩と水酸化ナトリウムが出てきます。 (答え)水酸化ナトリウム,塩化ナトリウム(食塩) 問3 (a)CにはAが3分の2含まれますから、Aが4必要な時Cは6必要になります。したがってC:B=6:3=2:1になります。 (答え)   (b)A24cm3にはBが18cm3、C14cm3にはBが7cm3必要ですから合計25cm3です。 (答え)25  (c)B:C=1:2ですから、①は塩酸が多く、②が中和、③が水酸化ナトリウム水溶液が多くなります。したがって酸性、中性、アルカリ性ですから黄色、緑、青でキ。 (答え)キ  (d)①と③がアルミニウム、①が鉄ということになります。①は両方、③はアルミニウムに反応し②はともに反応しません。 (答え)オ


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増やすばかりではなく

この時期、ダブルスクールで勉強している6年生は案外少なくないかもしれません。

集団授業と個別指導とか、あるいは家庭教師。また、集団授業をメインと学校別特訓と分けて通っているとか。

負担を増やせば、何かを減らしたいところではあるので、やはり優先順はしっかり決めた方が良い。

というのは、やはり自分でしっかり考える時間がないと、どうしてもできるようにはならないからです。

いろいろな解き方を習ったとしても、実際に自分で使えなければいけない。だから習うだけではだめで、過去問などで問題を解く力をつけていかないといけないわけです。

過去問をフォローする時間も必要で、そのために個別指導や家庭教師の先生に来てもらっているわけですが、しかし、その後、ちゃんと復習できるかも大事な視点。

習いっぱなし、だとまた後からやり直したときにできなかったりするのです。だから、その時間を十分似考えておかないといけない。

塾はお休みにする、という考え方も当然あるのです。


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