投稿者「tanaka-admin」のアーカイブ

特効薬はない

今から4〜50年前ぐらいだと、まだ中学受験は黎明期だったので、問題を出す方も対策する方も手探りの部分がありました。こんな解き方は想定していないだろうとか、こんな問題は塾で教えないだろう、みたいな「してやったり、してやられたり」というのがあったものです。

しかし、今は完全に定型化されつつあるわけで、教えるのが早い、遅い、問題演習が多い、少ない、というのはあるだろうが、しかし、だいたい入試に対してこのぐらいまでわかればいい、という範囲みたいなものが決まっている。

その範囲の中でもちろん着想の違う問題が出されていくわけですが、しかし、子どもたちの対策はそこそこ準備ができている感じがします。

ということは、何か特別な方法でできるようになる、ということはないのです。塾があるカリキュラムを作り、その中で組み分けテストをして長い間偏差値や順位を構築して行っているわけだから、それを一気に覆す、ということはそう容易なことではない。

だから、画期的な方法論は存在しません。ある意味、やるべきことをきちんと積み重ねる、ということに尽きる。

ただ、そのやるべきことが、真面目にやるがために、最後の数ヶ月で一気に身につく、ということはあり得ます。今の現状を打破する可能性を見出すとすれば、実は地道にコツコツ、やるべきことをやるに尽きる。

したがって個別指導や、プロの家庭教師、みたいなことを最後に考えることはやめた方が良いでしょう。そうすることで、地道にコツコツが、また遠のいてしまう。

ある期間、しっかり積み上げる勉強があるからこそ、伸びるものなのです。

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できた気にならない

これだけたくさんの問題演習をしてくると、何となく答えがわかったりするものです。

ああ、これは前にやった、4分間ずれるんだよ。みたいな感じ。でもなぜ、4分間ずれるのかが、本当はわかっていない。でも答え合わせをすると○がついているからできた気になってしまう。

本当にできたか、というのは本人にしかわからないものです。いちいちほじくり出そうとすれば、できないことでもないが、途方もなく時間がかかる。

だから、本人があて感で解いたり、ここはこうなんだと思うけど、でもよくわかっていない、という場合は自分で申告して、自分で解説を読むぐらいの慎重さとていねいさが必要になってきています。

しかし、量を追いかけると、そんな余裕はなくなる。

結果的にひとつひとつのことがいい加減になり、本人はできた気になっているが、実はあまりよくわかっていない、みたいなことが起きるのです。

ここは、良く子どもたちに話をしておいた方が良いことです。

今のうちなら修正がいくらでも利く。わからないのなら確認のしようがある。しかし、本番にいい加減な理解が元で点数を取り損なったら、それこそもったいない話。

だから自分で本当にわかっていない、と思ったら答え合わせをするときに、自分で確認してね、と促してください。

この時「やさしい」言い方をしなくてはいけません。

強い言い方をすると、「あなたはいつもごまかしてるからね」みたいに聞こえるから、そうなると子どもは売られたけんかは買わねばならないことになります。

要注意です。

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第160回 どこまで手を出すか

■ 入試は本人が受けるものです。実際に入試会場に連れて行って、後はもう本人が試験を受けてくるだけ。親としてはそれ以上はもう何もできません。

■ したがって入試を迎えるまでの準備も、それこそ本人がいろいろやるのが本当は望ましい。しかし、すべて本人ができるわけでもないので、お父さん、お母さんの手伝いが必要になる。で、ここまできて幼いという子も中にはいるので、いざとなったらある程度親が手を引っ張って入れる、みたいなことも必要かもしれません。

第156回 手を引っ張って歩くか、それとも手を離すか

■ しかしながら、腹はくくったものの、やはり本人がそれなりにやっている、ということであるならば、そろそろ後ろに控えるというのも悪い手ではないのです。で、そう決めたけれども、しかし、やはりお父さん、お母さんの動きを見ているとやはり「やりすぎ」が目につくものです。

■ このくらいは、と思っているのがどんどんエスカレートしていくものなのです。だから、ちょっと控えめ、親としては不満だが、まあ、このくらいでやめておこう、ぐらいで手を引っ込めた方が良いかもしれません。

■ 親は子どものことはいくつになっても心配だから、ついいろいろ、やりたがるところはあるのだけれど、もうここまで来たら手を出さない、という覚悟を決めてもいいかもしれません。

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