第108回 自信は実績から

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■ 自信をつける、というのはこの時期大事なことではあるものの、なかなかそう簡単につくものではありません。「僕はぜったい合格する」みたいなことを言っている子は、不安だから口にするだけの話。本当に自信のある子、というのはそう多くはありません。みんな、それなりに不安なもの。

■ ただ、やはり自信を持って入試には臨みたい。自分の力を最大限発揮できたらそれはひとつの目標達成ではあるので、残りの期間で少しでも自信を培っていきたいと思うのです。

■ 自信は、「~ができた」ということから生まれます。いろいろできるようになった、と感じられるから自信がつくわけで、したがって、できることを確認していく作業というのは実は大事なことなのです。

■ しかし、現実は違います。できないことを見つける。あれをやっていない、これをやっていない。当然、それができていないから、やらないといけないわけだが、あまりにそれに眼が向きすぎると、「あれもできない。」「これもできない。」という感覚が身に付いて、子どもに自信は生まれません。

■ ですから、できないことを見つける以上に、できるようになったことを見つけてあげる必要があります。できるようになったことは時間をかけて勉強する必要はないわけだから、その分、「ここは大丈夫ね!」という確認はしてあげるといいでしょう。

■ 例えばテキストの目次を開いて、大丈夫だと思うところは全部赤で消してしまう、ということもひとつのやり方です。人は一覧を眼にすると、しっかり認識できる。インパクトがあるのです。じゃ、こんだけできたから、あとはこれとこれだけね、みたいな感じにしてあげると、本人も最後の頑張りに力が入るでしょう。

■ これには多少の手加減は必要です。「ここも、だめ、あ、ここもだめじゃん?」みたいになったら効果はありません。あくまで効果をあげるためにやってください。

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