すべてのパターンを網羅する、は幻想に過ぎない

たくさんの問題を解かなければいけない、量を解いて練習しなければいけない、というのは一般的な考え方でしょう。

しかし、全てのパターンを網羅する、というような考え方に立っているとすればそれは間違いです。

そんなこと、できるわけがない。

勉強することで、どんな問題に対してもある程度対応できるようにする、ということであって、これが出ればこう、あれば出ればこう、というようにステップを決めて進むわけでないのです。

各中学は毎年、1年かけて問題を作るわけで、それが今までにどこかで出題されたかと言えば、そんなことはないのです。

したがって練習するにあたって、本人が真剣にじっくり考えることが必要であって、流れ作業的に問題を解こうとしているならば、力は決してつきません。

問題をやりながら、対応力を磨いていく、ということでしかないのです。


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急げ、と言われても

確かにゆっくりな子、というのはいます。

授業を始めるよ、と言ってからようやくノートをおもむろに鞄から取り出す子。

まあ、すべてがすべてそういう動きになるわけではないですが、しかし、まあ、性質といえなくもない。

でも、普通はそうでもないのです。で、そういう子どもたちが普通にやっても、今の試験は相当忙しい。

入試はまだそうではない。入試はなるべく子どもたちが力を出してほしいと思って作るところがあるので、(つまり愛情がこもっているわけですが)、しかし塾の試験はあまりそういう愛情は感じない。

で、点数が伸びないと「急げ、もっと急いで解け」と言われるのです。

しかし、それはあまり良くない。

ちゃんと問題を読まなくなるし、式も書かなくなる。計算は飛ばすし、問題の確認もやらない。

まあ、悲惨この上ない結果が出てくるのです。

だから、むしろ正解率を考えてください。別に全部手をつけなくて良い。

今回の試験は7割の問題にしか手がつかなかったが、正解率は90%だった。

そういう感じになってくれればいいのです。

同じ63点でも逆があります。

つまり9割の問題に手をつけたが、正解率は70%だった。

同じ63点なのですが、しかし、本番では絶対に正解率の高い子が合格しやすくなる。ミスが少ない子が合格しやすいからです。

なので、急がせるより正解率を上げる、ということをテーマにしてください。

そうすると、自然に成績は良くなりますから。


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確実にこなせる量で構わない

6年生はこれから、試験結果によっていろいろやりたいと思えることが増えてきます。

しかし、持ち時間は変わらないので、何かを増やす以上、何か減らさないといけない。

いや、まだできるでしょ?ではないと思います。そうやって詰め込めば、間違いなく勉強の質が下がる。

ただ終わらせるになってしまうと、時間が逆に浪費されることになるのです。

ですから、確実にこなせる量で構わないから、ていねいに学習していくことが大事。

何か増やすのなら、常に何か減らすことを考えていきましょう。ただ増やすと失敗することが多いですから。


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