急げ、と言われても

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確かにゆっくりな子、というのはいます。

授業を始めるよ、と言ってからようやくノートをおもむろに鞄から取り出す子。

まあ、すべてがすべてそういう動きになるわけではないですが、しかし、まあ、性質といえなくもない。

でも、普通はそうでもないのです。で、そういう子どもたちが普通にやっても、今の試験は相当忙しい。

入試はまだそうではない。入試はなるべく子どもたちが力を出してほしいと思って作るところがあるので、(つまり愛情がこもっているわけですが)、しかし塾の試験はあまりそういう愛情は感じない。

で、点数が伸びないと「急げ、もっと急いで解け」と言われるのです。

しかし、それはあまり良くない。

ちゃんと問題を読まなくなるし、式も書かなくなる。計算は飛ばすし、問題の確認もやらない。

まあ、悲惨この上ない結果が出てくるのです。

だから、むしろ正解率を考えてください。別に全部手をつけなくて良い。

今回の試験は7割の問題にしか手がつかなかったが、正解率は90%だった。

そういう感じになってくれればいいのです。

同じ63点でも逆があります。

つまり9割の問題に手をつけたが、正解率は70%だった。

同じ63点なのですが、しかし、本番では絶対に正解率の高い子が合格しやすくなる。ミスが少ない子が合格しやすいからです。

なので、急がせるより正解率を上げる、ということをテーマにしてください。

そうすると、自然に成績は良くなりますから。


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