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力のつりあいに関する問題

2020年女子学院の問題です。

3種類の重さが無視できる軽いばねA、B、Cがある。これらのばねをそれぞれ天井につるし、30gのおもりを1個ずつつるしていったときのばねの長さを測定したところ、下の表のような結果になった。また、表からグラフ1~3を作った。ばねの長さ、ばねののびとは図に示したものである。おもりの重さをさらに増やしていったときも、おもりの重さとばねののびの関係は変わらないものとする。

1 グラフ1の①~④の値を答えなさい。
2 グラフ2、3のア~ウは、それぞればねA、B、Cのどれですか。
3 ばねAを1cmのばすのに必要なおもりの重さを答えなさい。
4 ばねA、B、Cについて、ばねがかたい順に書きなさい。
5 ばね2本と30gのおもり2個を図のようにして静止させた。(例)のときのばねC2本の長さの和は30.0cmであった。①~③のばねAとBの長さの和をそれぞれ求めなさい。

6 重さが無視できる軽い棒の両端にそれぞればねAを取り付け、図のように天井からつるした。棒の真ん中に30gのおもりを1個つるしたときのばねの長さを求めなさい。

7 重さが無視できる軽い棒の両端にばねBとCを取り付け、図のように天井からつるした。棒の真ん中に30gのおもりを何個かつるしたところ、2本のばねの長さは等しくなり棒は水平になった。

(1)このときの、ばねの長さとおもりの重さを求めなさい。
(2)おもりをつるす位置は変えずに、おもりの重さを増やしたところ、棒は水平ではなくなった。棒は左右どちらが下がりますか。
(3)おもりの重さを600gにして、ばねBとCの長さが等しくなり棒を水平にするためには、おもりはどの位置につるせばよいか。【棒の左端からおもりをつるす位置までの長さ】と【おもりをつるす位置から棒の右端までの長さ】の比を、最も簡単な整数の比で答えなさい。
8 重さが無視できる軽い棒の両端にばねBとCを取り付け、図のように棒の左端から6:5の位置に30gのおもりを何個かつるしたところ、2本のばねの長さは等しくなり棒は水平になった。このときの、ばねの長さとおもりの重さを求めなさい。

【解説と解答】
1
Aば30gで2cm、Bは30gで3cm、Cは30gで1.5cmですから、グラフ1の0gのときの位置(自然長)が上からC、A、Bの順になります。したがって①はAの自然長になるので、10.0-2.0=8.0cm。②はBがAに追いつくところなので、Bの自然長は6.0cmですから、自然長の差2.0cmを30gについて3-2=1.0cmで追いかけるから30×(2÷1)=60g
③はBがCに追いつくところなので、自然長の差が12.0-6.0=6.0 30gについて3.0-1.5=1.5cm追いつくので
6.0÷1.5×30=120g。
④はAがCに追いつくところなので、自然長の差が12.0-8.0=4.0で30gについて2.0-1.5=0.5cm追いつくので
4÷0.5×30=240g
(答え)① 8.0cm ② 60g ③ 120g ④ 240g

2
グラフ2は同じ伸びを得るのに必要な重さのグラフだから、アがC、イがA、ウがB。
グラフ3は30gあたりの伸びを示すのでアがB、イがA、ウがC。
(答え)グラフ2  ア C、イ A、ウ B グラフ3 ア B、イ A、ウ C

3 ばねAは30gで2cm伸びるので1cmのビルのには15g
(答え)15g

4 かたい順というのは、同じ重さでのびない順なので、CAB
(答え)CAB

5 ①はAにもBにも60gかかるので、12.0×2=24.0cm
②はAには60g、Bには30gかかるので、12.0+9.0=21.0cm
③はAには60g、Bには0gなので、12.0+6.0=18.0cm
(答え)①24.0cm ② 21.0cm ③ 18.0cm

6 それぞれ15gかかるので1cmずつ伸びます。Aの自然長は8.0cmなので、8.0+1.0=9.0
(答え)9.0cm

7
(1) BとCが同じ長さになるのは120gの重さをかけたときで、その長さは18.0cmです。
120×2=240g。
(答え)18.0cm 240g
(2)同じ重さをかけたら、Bの方がのびるので、左側は下がります。
(答え)左
(3)BとCが同じ長さになるのは240gで、その後のびの比はB:C=2:1になるので、かかる重さの比を1:2にすれば同じ長さを保つことができます。
360÷(1+2)×1=120gからBには120+120=240g、Cには600-240=360gかければよいので、240:360=2:3から3:2
(答え)3:2

8
左から6:5の位置におもりをつるすとBには【5】、Cには【6】の重さがかかります。
【5】-120:【6】ー120=1:2 【6】-120=【10】ー240 【4】=120 【1】=30g
よっておもりの重さは30×11=330g
Bにかかる重さは150gなので、21cm
(答え)21cm 330g



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力のつりあいに関する問題

2020年フェリス中学の問題です。

1つの物体を、両側から反対向きに同じ大きさの力で引っ張ると、静止して動きません。
この原理を用いて、ばねの性質について考えてみましょう。ただし、ばねの重さは考えないものとします。

図1のように、5cmのばねAの上端を棒に固定し、下端に50gのおもりをつるしたところ、ばねはのびて、全体の長さが7cmになりました。


以下の文の(  )にあてはまる語や数字を答えなさい。
ばねAは下端を、(ア)gぶんの力で(イ)向きに、おもりから引っ張られています。
このときばねAは静止しているので、上記の原理から、上端を、(ウ)gぶんの力で(エ)向きに、(オ)から引っ張られています。

2 図2のように、ばねAを横にして両端にひもをつけ、それぞれのひもをかっ車にかけて50gのおもりをつるしました。1と同様に考えると、ばね全体の長さは何cmになりますか。

ばねAのかわりに、性質の異なるばねBを用いて、図1と同じ実験をしました。8cmのばねBの上端を棒に固定し、下端に50gのおもりをっるしたところ、ばねはのびて、全体の長さが12cmになりました。
このばねBとばねAの両方を用いて、以下の実験をしました。

3 図3のように、ばねAの下端にばねBをつるし、ばねBの下端に50gのおもりをつるしました。このとき、以下の文の( )にあてはまる語や数字を答えなさい。

全体が静止しているので、AとBのばねを一つの物体として考えると、ばねAの上端は(カ)gぶんの力で(キ)向きに、ばねBの下端は(ク)gぶんの力で
(ケ)向きに引っ張られています。いっぽう、それぞれのばねだけで考えると、ばねAの下端は(コ)gぶんの力で(サ)向きに(シ)から引っ張られており、ばねBの上端は(ス)gぶんの力で(セ)向きに(ソ)から引っ
張られています。
4 3のとき、全体の長さは何cmになりますか。

【解説と解答】
1 ばねAは下端を、50gぶんの力で下向きに、おもりから引っ張られています。このときばねAは静止しているので、上記の原理から、上端を、50gぶんの力で上向きに、棒から引っ張られています。
(答え)ア 50 イ 下 ウ 50 エ 上 オ 棒

2 50gで引っ張られているのと同じです。
(答え)7

3 全体が静止しているので、AとBのばねを一つの物体として考えると、ばねAの上端は50gぶんの力で上向きに、ばねBの下端は50gぶんの力で下向きに引っ張られています。いっぽう、それぞれのばねだけで考えると、ばねAの下端は50gぶんの力で下向きにばねBから引っ張られており、ばねBの上端は50gぶんの力で上向きにばねAから引っ張られています。
(答え)カ 50 キ 上 ク 50 ケ 下 コ 50 サ 下 シ ばねB ス 50  セ 上 ソ ばねA

4 Aは7cm、Bは12cmですから合計19cmになります。
(答え)19



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力のつりあいに関する問題

2020年桜蔭中学の問題です。

長さ60cm,重さ15gの棒の端から30cmの位置にひもを結んでつり下げると,棒は水平になりました(図1)。この棒と,重さ45gの皿,重さ100gのおもり,分銅を使い,つぎの1~4の手順で「さおばかり」を作りました。あとの問いに答えなさい。ただし,ひもの重さは考えなくてよいものとします。

【手順】
1 棒の左端に皿を下げ,左端から15cmの位置にひもを結んで棒をつるす。
2 何も皿にのせず,棒が水平になる位置におもりを下げる。おもりの位置に「0g」の印を付ける(図2)。棒をつるすひもからおもりまでの長さをaとする。
3 皿に10gの分銅をのせ,棒が水平になる位置におもりを下げる。おもりの位置に「10g」の印をつける。
4 皿にのせる分銅を10g増やすごとに,おもりの位置に印をつける作業を繰り返し,棒の右端まで印を付ける。

問1 aは何cmですか。

問2 10gごとの印の間隔は何cmですか。

問3 図3のように,重さ180gのものを皿にのせて棒を水平にしました。棒をつるすひもからおもりまでの長さbは何cmですか。

問4 棒の右端までおもりを下げられるとすると,量れる重さは最大で何gですか。

問5 重さ150gのおもりを使い,同じ手順でさおばかりを作った場合,量れる重さは最大で何gですか。

問6 おもりの重さを変えると,さおばかりはどう変わるかを説明したつぎの文ア~カから,正しいものを2つ選び,記号で答えなさい。
 ア.おもりの重さを変えると,0gの印の位置も,10gごとの印の間隔も変わる。
 イ・おもりの重さを変えると,0gの印の位置は変わらず,10gごとの印の間隔は変わる。
 ウ.おもりの重さを変えると,0gの印の位置は変わり,10gごとの印の間隔は変わらない。
 エ.おもりの重さが2倍になると,量れる重さの最大値も2倍になる。
 オ.おもりの重さが100g増えると,量れる重さの最大値も100g増える。
 カ・おもりの重さが100g増えると,量れる重さの最大値は300g増える。

【解説と解答】
問1 棒の重心は左から30cmのところにあり、その重さは15gです。
左から15cmのところを支点とすると、
45×15=15×15+100×aですから、450÷100=4.5
(答え)4.5cm

問2 10×15÷100=1.5cm
(答え)1.5cm

問3 180+45=225 225×15=15×15+100×b
b=31.5
(答え)31.5cm
(4.5+180÷10×1.5=4.5+27=31.5cm)

問4 (100×45+15×15)÷15-45=270
(答え)270g
(45÷1.8×10=270g)

問5
(150×45+15×15)÷15-45=420
(答え)420g

問6
おもりの重さを50g増やすと、量れる重さが150g増えましたので、100g増やせば300gになります。
(答え)ア、カ


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