力のつりあい、運動」タグアーカイブ

物体の運動に関する問題

2021年フェリス女学院の問題です。

下の図1のように、しゃ面上に小球を置き、静かに手をはなして転がす実験をしました。
図1の直線部分を転がるようすを連続写真にさつえいして、小球が1秒あたりに進むきょり(これを「速さ」といいます)を調べました。
小球の重さと手をはなす高さを変えて実験をした結果をまとめると、表1のようになりました。小球としゃ面の間にまさつはなく、空気のていこうは考えません。

1 100gの小球を30cmの高さから転がした場合(表1の〈あ〉)、直線部分を転がる様子を連続写真でさつえいしたところ、図2のようになりました。図2は0.2秒ごとに写真をさつえいしたものです。図2の小球は、1秒あたり何m進んでいますか。

2 表1の結果から、しゃ面を下りきった時の小球の速さを決める条件について、どのようなことがわかりますか。2つ答えなさい。

 図3のように、直線部分の先にばねの片側を固定して置いておくと、しゃ面を転がってきた小球はばねにぶつかり、ばねは縮みます。このとき、ばねが最も縮んだ長さを測りました。

 小球の重さ、直線部分の速さと、ばねが最も縮んだ長さの関係をまとめたところ、表2、表3のようになりました。

3 この実験から、小球の速さとばねが最も縮んだ長さとの問に、どのような関係がありますか。

4 この実験から、小球の重さとばねが最も縮んだ長さとの間に、どのような関係がありますか。

5 200gの小球を用いてばねを4.2cm縮めるには、何cmの高さで手をはなせばよいですか。

【解説と解答】
1 0.2秒で48cm進んでいるので1秒は240cm=2.4m
(答え)2.4
2 重さをかえても、速さは変わっていません。手を放す高さを4倍にすると、速さは2倍になっています。 
(答え)
小球の重さを変えても,斜面を下りきった時の小球の速さは変わらない。
手をはなす高さを4倍にすると,斜面を下りきった時の小球の速さは2倍になる。
3 小球の速さと最も縮んだ長さは比例しています。
(答え)小球の速さが2倍になると,ばねが最も縮んだ長さは2倍になる。
4 重さが4倍になると、ばねが最も縮んだ長さは2倍になります。
(答え)小球の重さが4倍になると,ばねが最も縮んだ長さは2倍になる。
5 100gで1.7ⅿの速さにすると1cm縮みます。
200gで1.4cm縮むのに速さは1.7mですから、速さを3倍にすればいいので秒速5.1ⅿです。
200gで手を放す高さが15cmで秒速1.7ⅿですから3倍にするには落とす高さを9倍にすればいいので、15×9=135cm
(答え)135


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物体の運動に関する問題

2019年浅野中学の問題です。

次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。

 なめらかで摩擦の無視できるレール状の斜面と、大きさは同じでいろいろな重さの球を使って[実験1]~[実験3]を行いました。
[実験1][図5]のように、いろいろな重さの球を、はなす高さの位置を変えて転がし、水平な面での速さを測定しました。重さ120gの球を用いたときには、水平な面での速さは[図6]のようになりました。

[実験2][実験1]と同じ球と装置を使い、[図7]のように、固定した粘土にさした釘に当て、ささった長さを測定しました。

[実験3][実験1]と同じ球と装置を使い、[図8]のように、左端を固定したばねに当てました。ばねに当たった球はばねを押し縮めましたが、もっとも縮んだときの縮んだ長さを測定しました。

 [実験1]~[実験3]までの結果の一部をまとめると、[表2]のようになりました。

(1)重さが200gの球で、はなす高さを10cmにして[実験1]を行いました。水平な面での速さは何cm/秒ですか。
(2)重さが160gの球で、はなす高さを15cmにして[実験2]を行いました。釘がささった長さは何cmになりますか。
(3)重さが100gの球をある高さからはなして[実験2]を行ったところ、釘がささった長さは2.5cmでした。球をはなす高さは何cmでしたか。
(4)[表2]を用いて、[実験3]に関する次の1、2のようなグラフをつくるとどのようになりますか。もっとも適切なものを、次のア~ウの中からそれぞれ1つずつ選び、記号で答えなさい。

(5)重さが40gの球を、ある高さからはなして[実験3]を行ったところ、ばねの縮んだ長さは8.0cmでした。ばねに当たる前の水平な面での速さは何cm/秒ですか。
(6)(5)で、球をはなす高さは何cmでしたか。

【解説と解答】

(1)はなす高さが10cmのときはすべて140cmです。
(答え)140
(2)はなす高さが2倍になると、同じ重さであればささった長さは2倍です。
球の重さが2倍になると、ささった長さは2倍です。
したがって40g、10cmに比べて球の重さが4倍、はなす高さが1.5倍ですから、6倍になるので0.4×6=2.4
(答え)2.4
(3)40g、10cmで0.4cmです。 100g ?cmで2.5cmですから、重さが2.5倍になっているからはなす高さは2.5÷0.4÷2.5=2.5倍になるので10×2.5=25cm
(答え)25
(4)1は2倍のときは2倍より小さく、3倍のときは3倍より小さいのでウ
2は5.7÷4.0=1.425 198÷140=1.414なので、ほぼ同じです。したがってア
(答え)1 ウ 2 ア
(5)140の2倍になるので280cmです。
(答え)280
(6)はなす高さが10cmのときの2倍になっているので、はなす高さは2×2=4倍になります。
10×4=40cm
(答え)40


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物体の運動に関する問題

2017年明大明治の問題です。


小さな物体を落下させる実験1~6を行いました。空気による摩擦力(まさつりょく)はないものとして,問いに答えなさい。なお,物体を水平に投げ出すと,物体は同じ速さで水平方向に移動するのと同時に,速さを増しながら下向きに落ちていきます。
【実験1】 重さ100gと200gの小さな物体を静かに落下させました。時間と落下距離の関係を調べたところ,表1,2のようになりました。

6rika26-16shakai26-2
 
【実験2】 重さ100gの小さな物体を水平に投げ出しました。水平に投げ出す速さを変えて,時間と水平移動距離,時間と落下距離の関係を調べたところ,表3~5のようになりました。
6shakai26-36rika26-4 6rika26-5

【実験3】 重さ200gの小さな物体を水平に投げ出しました。水平に投げ出す速さを変えて,時間と水平移動距離,時間と落下距離の関係を調べたところ,表6,7のようになりました。
6rika26-66rika26-7
 
問1 重さ150gの小さな物体を静かに落下させました。1秒後の落下距離は何mですか。
問2 重さ200gの小さな物体を水平に秒速15mで投げました。1秒後の水平移動距離は何mですか。

【実験4】 図1のように,地面からの高さが45mのA地点から重さ100gの小さな物体を水平に投げ出し,10m離れたB地点からも同時に重さ100gの小さな物体を静かに落下させました。2つの小さな物体は2.5秒後に衝突しました。
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問3 図1のA地点から,物体を秒速何mで水平に投げ出しましたか。
【実験5】 図2のような斜面を用意しました。重さ100gの小さな物体をC地点から水平に投げ出し 40m離れたD地点に落下させました。
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問4 物体を図2のD地点に落下させるためには,秒速何mで水平に投げ出せばよいですか。ただし,CD:DE:ECの長さの比を8:7:4として計算しなさい。
【実験6】 図3のように,F地点から重さ100gの小さな物体を,秒速5mで矢印の方向に水平に投げ出しました。また同時に,F地点と同じ高さにあるG地点から,重さ200gの小さな物体を矢印の方向に秒速15mで水平に投げ出しました。
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問5 2つの物体を,地面につく前に空中で衝突させるためには,図3のF地点とG地点は地面からの高さが何mより高い位置にあればよいですか。

【解説と解答】
問1 
落下する距離は重さに関わらず一定です。表から1秒間に5m落ちています。
(答え)5m
問2
水平距離は、投げ出す速さ×時間になっています。秒速15mで1秒後ですから、15×1=15m
(答え)15m
問3 
2.5秒で水平に10m進みます。10÷2.5=4
(答え)秒速4m
問4
斜め40mは水平距離が35mですから、35÷2=17.5m
(答え)秒速17.5m
問5
水平距離が合計60m移動するので、60÷(5+15)=3秒後
3秒後に落下距離は45mですから、45m以上であれば、空中で衝突します。
(答え)45m


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