月別アーカイブ: 2022年4月

地域による温度差

中学受験は、別に全員が受けるような受験ではありません。東京23区内で25%ぐらい。神奈川県全域では11%ぐらい。もちろん地域によってもっと多いところもあり、もっと少ないところもある。

だから、住んでいる地域によって温度差がすごくあるものです。

で、加熱しやすいのは受験率が高い地域。逆にのんびりしているのは受験率が低い地域、ということになりやすい。

だから親の方がちゃんとその感覚をコントロールしておかないと、それぞれ間違える。受験率が高い地域は、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、というようになりやすい。塾に行き、家庭教師を頼み、もういくら使っているんだか、感覚がマヒしてくる。

一方受験率が高くない地域だと、いったいどこまで頑張ればいいか、ちょっと目安がつかない。それでつい手が緩んでしまうところもあるので、もう少しがんばろうか、というレベルに引き上げて方がよいところもあります。

ただ、子どもたちは知らず知らずストレスをためていくので、よく様子を見ておく、そして話を聞くことが大事です。

ああ、これはやめたほうが良い、と思えるときは、まず休む。少しペースを落として、ぼちぼち進む技も必要でしょう。


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事
テストの復習をするにあたって


フリーダムオンライン-広報から-
5年で基礎を固めて自走できる力を手に入れる。




 

【塾でのご利用について】
フリーダムオンライン WEBワークスOEMのご案内





読んでいただいてありがとうございます。
にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(指導・勉強法)へ
にほんブログ村

量が仇となるときがある

子どもたちがやっている勉強はなかなか量があります。

しかし、その量が多いがために、いい加減になっているところもあるのです。

例えば、小数・分数の混合計算が20題出されたとしたら、これは誰もがやるのはいやだなあ、と思うのです。

面倒だ、大変そう、そういう印象がまず絶対に起きる。だから、それを1題1題ていねいにやろうとは思わなくなる。どんどんやらないと終わらない。さっさと終わらせようと思うから、最後まあ、正解じゃなくてもいいや、というような気分になってしまうかもしれません。

同様に、何でもすぐ答えるという子も、そう仕向けられているところがある。「速く答える」ように仕向けられると、速さが優先されるわけだから中身はどうでも良くなってしまう。

そういうことを小学校3・4年生ぐらいからやってしまうと、「良く考えない」子が出てくる。わからなくてもいいから、とにかく答えを出す、みたいな感じ。

したがって成績は悪いし、こういう子が入試で合格するわけがない。

まずは出来る量を絞って、確実に正解になるように考えるくせをつけないといけない。

絶対に合格する子、というのは「やった問題は間違えない」子なのです。しかし、たくさん、速くやる子は「やった問題を間違える」から合格しにくくなる。

多少時間がかかってもいいから、ちゃんと正解にたどり着いていくように勉強の質を変えないと、いつまでたっても状況は変わりません。


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
キレそうになったら


算数オンライン塾
4月11日の問題






【塾でのご利用について】
フリーダムオンライン WEBワークス OEMのご案内

読んでいただいてありがとうございます。
にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(指導・勉強法)へ
にほんブログ村

溶解度に関する問題

2022年筑波大駒場の問題です。

3種類の固体A、B、Cがあり、しょう酸カリウム、ホウ酸、塩化ナトリウムのどれかである。これらの薬品が水にとける量は、水の温度によって表のように変化する。この表を参考にして、実験1~3を行い、どの固体であるかを調べた。後に続く各問いに答えなさい。

【実験1】3つのビーカーに30°Cの水25グラムを入れた。ひとつのビーカーには固体Aを5グラム、もうひとつのビーカーには固体Bを5グラム、残りのビーカーには固体Cを5グラム入れ、よくかき混ぜた。
【実験2】固体がすべてとけたビーカーに、さらに同じ種類の固体を( Y )グラム加えたところ、どのビーカーでも固体がとけきれずに残った。
【実験3】すべてのビーカーの水の温度を40℃まで上げた。

1.実験1で固体がすべてとけた薬品はどれか。すべて選びなさい。
 ア しょう酸カリウム    イ ホウ酸    ウ 塩化ナトリウム

2.実験2のYについて考える。次の値のうち、実験3で固体の区別ができ、最も値が小さいものはどれですか。
 ア 2.5    イ 7.5    ウ 10    エ 15    オ 30    カ 60

【解説と解答】
1 実験1は水25gで行っているので、表からしょう酸カリウムは11.4g、ホウ酸は1.7g、塩化ナトリウムは9.525g溶けるので、5g以上溶けるのはアとウ
(答え)アウ
2 しょう酸カリウムは6.4g入れても溶け残りがないので、6.4g以上いれないとすべてが溶け残りません。
一方40℃に温度を上げた時、しょう酸カリウムは15.975gとけ、ホウ酸は2.225gとけ、塩化ナトリウムは9.575g溶けます。
7.5g入れると12.5gとなりしょう酸カリウムと塩化ナトリウムの区別がつくので、答えは7.5g
(答え)イ


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事
解き直しノート、ドジノートは力をつけるのに必須


フリーダムオンライン-広報から-
5年で基礎を固めて自走できる力を手に入れる。




 

【塾でのご利用について】
フリーダムオンライン WEBワークスOEMのご案内





読んでいただいてありがとうございます。
にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(指導・勉強法)へ
にほんブログ村