月別アーカイブ: 2022年4月

全部やらない方が点数があがる?

子どもたちの算数のテストの結果を見ていると、最初からどんどん進んで、最後まで何とかたどり着こうとしているが、一方で、1番の計算からミスが出ているケースが多いものです。

最初からもう自分は5番までしか解かない、その代わりにやった問題は間違えないようにしよう、とすれば、実は現在の得点の2倍になることもある。

しかし、子どもたちはそういう解き方はまずやらない。問題がある以上、最後まで何とかたどり着かないといけない、という気になっているのです。

これはそろそろ修正した方が良い。

模擬試験は特に、正規分布にもっていくために、問題量を増やしています。だからあんなに忙しい入試はまずない。

それよりも取れるところを確実に得点する、ということにまず力を入れてみてください。

状況はだいぶ変わってくるはずです。


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第528回 子どもは自己肯定感で支えられる

■ 子どもがとても悪い点数のテストを持って帰ってきました。そのお父さんはずっと褒めることを信条としてきたので、ここでも何か褒める手はないかと考えた。それで瞬間に

「しかし、よく持って帰って見せてくれたなあ。それはなかなかできることではないから、えらいぞ」

と褒めたそうです。褒めようと思えば、いろいろ手はある。

■ そしてこれが大事なことですが、子どもは自己肯定感が強くなれば、いろいろな長所を伸ばすことができる。短所というのは人間なかなか直らないものですが、長所は伸びやすい。もともと自分で得意だと思っていることは、本人が面白いと思ってやることになりやすいし、没頭すればそれなりにすごい力になってくる。

■ だから、「君は算数はできるなあ」といえば、そうなる可能性は大きいのです。

■ 近年、中学受験が過熱化してきて、データ化が熱心に行われると、ここが危うくなる。君は算数ができるぞ、といったって、点数が悪いと本人がそう思えなくなる。そうすると自己肯定感が作られにくくなるから、子どもの成長の可能性が妨げられるところがあるのです。

■ お父さん、お母さんもデータを見るから「うちの子はできない」と思いやすい。しかし、こんなのは一時のデータに過ぎないのです。

■ 子どもががんばるのに必要なのは自己肯定感、自信です。それを支えるのは褒める言葉しかありません。


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算数の誤った学習法

算数の勉強法の中で割と効果があると信じられている方法があります。

それは同じパターン問題を繰り返し練習する方法。

例えば通過算。パターンを考えると
1 人の前を通過する場合。
2 トンネルなど長さのあるものを通過する場合。
3 別の列車を追い抜く場合。
4 別の列車とすれ違う場合。

と4つ考えられる。だから、まあ、多くの問題集はこの基本パターンを練習することになるわけですが、たまに同じパターンで数字が変わっている問題が5題も6題も並んでいる場合がある。

これは危険です。

子どもは、最初は問題の本質を知っていたかもしれないが、この練習をやると数字を置き換える問題の練習に変わってしまう。480mのトンネルが600mの鉄橋に変わって・・・、と目がそちらに向くから問題の本質から遠ざかってしまうのです。

あえて同じ問題を繰り返さない方が良いのです。手を変え、品を変え、いろんな形の問題をやる。同じパターンにはまらないようにすることで、その問題の構造をしっかり捉え、数字を変える、というような発想にならないようにする。

同じパターンをたくさん繰り返す練習は、考える力を削ぐ可能性があるので、十分気をつけてください。


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クラス分けという幻に目を奪われてはいけない


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