月別アーカイブ: 2013年8月

塾からのスカウト?

秋に学校別対策の説明会や特別対策授業、模擬試験などをやる塾が多くなります。

基本的には、その学校を受験する生徒を集めたい、優秀な生徒を集めれば当然、実績も上がるからというので、あの手この手を繰り出す塾があります。

まあ、模擬試験などで成績が良いと、学校別担当の先生から電話がかかってくる。

「お子さんは優秀ですね。あと、こういうところができるようになると、かなり合格は有望でしょう。私が面倒を見ますので、まず日曜日にいらっしゃいませんか。」

ここで、多少なりとも欠点をあげて、「そこを修正しよう」と声をかける。「週1回ならいいかな」と思って一度行ってみると、あとは手を変え、品を変え、取り囲まれる。

まあ、それで合格するなら、それはまたそれでいいのでしょうが、しかし、それで落ちたりするとこれはこれで迷惑な話になる。

塾を選ぶ基準はどうしても合格実績になりがちなので、塾としては合格実績を上げるために最後は帳尻を合わそうとするわけですが、やはり今いる塾の先生としっかり学校別の対策について話をしておかれると良いでしょう。

そういうことが明確になってなくて誘われると、つい、まあ、その気になる場合もあるが、それが本当にお子さんのプラスになるかどうかはわからない。これまで面倒を見てくれた先生が良く事情がわかっているわけだから、相談してよく見極めた方が良いでしょう。

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第97回 お得な学校よりも

■ お得な学校、という言い方があるようですが、これはどうも合格偏差値の割に有名大学への進学率が良い学校、という意味のようです。確かに進学実績というのは気になるところではありますが、それが子どもに合うかどうかはわかならい。

■ 往々にして、進学に熱心な学校は管理型になりやすい。特に中堅校においては、入ってくる段階での成績を何ランクか上げていこう、ということなので、細かいカリキュラムのもとで成績管理をして、補習もやる、という体制をとる傾向があります。また組み分けテストとまでは行かないが、習熟度別にクラス編成をして、多少なりともお尻を叩く。これが子どもたちには何ともしんどい。

■ 考えてみれば、中学受験を始めたのが4年生の最初。そこからおよそ3年間、組み分けだ、模擬試験だ、とやってきているわけですから、せっかく中学に入ったのだからしばらくはのんびりしたい。

■ ところがそうはいかない。しかし、子どもは反抗期に入るから、学校の先生とぶつかったりすることもある。これが度を過ぎると、やはり学校に行きたくなくなる。せっかく入ったのが子どもの成長にプラスになりません。

■ 学校選びはそういう損得よりは、むしろ子どもに合うかどうかを考えた方が良いと思います。中学の間は多少、のんびりしててもいい。その分、クラブ活動をやったり、自分の好きなことをやりながら、だんだん将来に対する夢や希望が固まってくれば、そこからがんばればいい。

■ 最初から追いまくられれば、当然、そんな余裕はないから、本来見えなければいけない自分の将来が明確にならない。だから、数学ができないから文系、とか、目先で方向性が決まってしまうところがあるのです。3年も受験勉強したのなら、そこでしばらくのんびりして、適度に勉強もして、さて次にどうするかをじっくり考える時間があってしかるべきでしょう。お子さんが先先、本当に伸びる学校とは何か、をしっかり考えてあげてください。

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速さとグラフの問題

2013年、芝中学の問題です。


P君は坂道をA地点から上り、Q君は同じ坂道をB地点から下ります。P君の下る速さはP君の上る速さの2倍です。また、Q君の下る速さはP君の上る速さの3倍です。グラフはP君とQ君のこの坂道の上り下りの関係を表したものです。

(1)Q君の上る速さは、P君の上る速さの何倍ですか。
(2)P君とQ君が最後に出会った地点をCとするとき、ACとCBの長さの比を最も簡単な整数比で求めなさい。


(解説)
(1)P君の上る速さを【1】とするとP君の下る速さは【2】です。したがってQ君の下る速さは【3】になります。
グラフからP君はAB間を1往復、Q君はBA間を2往復しています。
Q君がABを下る時間を<2>とすると、P君の下る時間は<3>、P君の上る時間は<6>になります。
したがって全体の時間は<3>+<6>=<9>になりますから、Q君は上り2回に<9>–<2>×2=<5>かかったことになるので、1回の上りには
<5>÷2=<2.5>の時間がかかったことになります。
P君は上りに<6>かかっているので、時間の比はP:Q=6:2.5=12:5ですから速さの比は5:12になるので、12÷5=2.4倍になります。
(答え)2.4倍

(2)二人は最後に出会ってから、もどるまで同じ時間動いています。CA間をPが下り、CB間をQが上りますから。距離の比は速さの比に等しくなります。
Pの下りの速さが【2】、Qの上りの速さは【1】×2.4=【2.4】ですからAC:CB=2:2.4=5:6
(答え)5:6

「映像教材、これでわかる比と速さ」(田中貴)

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