月別アーカイブ: 2013年4月

模擬授業

塾の会社に就職して、教壇に立つ前には当然、いろいろな研修があります。

最初は先輩の授業のビデオを見たり、あるいは見学したり、ということで全体像をつかんでいく。そしてテーマが与えられて、模擬授業になります。

うしろに担当の先生が1人、ないし2人ついて見ている。

子どもたちはいません。だから反応してくれる人はいないが、それでも黙々と説明をする。ジョークも少しは言わないと。まあ、そういう練習を積みます。

しばらくして検定があって、OKがもらえたら、そこからいよいよデビューになるわけですが、すでに学生アルバイトでも塾の講師をしていた人は比較的スムーズに進む、と思われるかもしれません。

ところがそうではない。むしろ、いろいろな塾でアルバイトを経験してしまった人はいろいろ癖がついてしまっている。

塾風というのがやはりあって、例えば良く注意されるのがあだ名。

つい子どもたちにあだ名をつけてしまう。先生がつけるあだ名は、子どもたちには受けることが多いが、本人が楽しいかといえば、そうではない。

ところが先生は子どもたちに受けたので悦に入ってしまい、あだ名を連呼したりする。

そのあだ名が通っている小学校にまで広まったりする、とこれは厄介な話になってくるので、それは絶対にしない、というようなルールがマニュアルの中には書いてあります。

しかし、こういう慣れた新人はマニュアルはあまり読まない。自分でもある程度自信もあるから、つい自分の好きなようになってしまう。

で、結果的に教壇を外される、という場合があるのです。

新人が教壇に立って、実際に受験指導ができるようになるまでには約2年から3年の経験は必要で、その検定に合格しないと6年生の指導はさせない、という塾もあります。

アルバイトが簡単に教壇に立つ塾もあれば、結構手間暇をかけて育てている塾もあるのですが、それはやはり子どもたちが一番良くわかるようです。

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第79回 学習のバランス

■塾にたくさん通って、勉強しているにもかかわらず成績が伸びない、という場合があるでしょう。

■学力は実際には学ぼうという欲望と子どものコンディションが整ってはじめてつくものです。ところが受験は本人が学ぼうという欲望以上に「合格しなければいけない」という想いで学習します。そのプレッシャーで実際に塾にたくさん通ったり、遅くまで家で勉強したりするのでしょうが、それが子どもの体の成長と著しくバランスを失っている可能性があるのです。

■今、子どもたちが「やらなければいけない」と言われている学習は、多くの子どもたちにとって過剰なものです。その結果として「じっくり考える」とか「ていねいに学習する」という習慣はないがしろにされ、「とにかく終わる」「こなす」ということに重点が行きやすくなります。

■中学生、高校生になれば体力もついてくるので、多少無理をして集中的に学習することもできるかもしれません。しかし小学生ですからまだ十分に体も精神も成長していない段階です。無理をさせても、それがこなせるわけではありません。

■一方で競争だけ過熱するわけで、「やらせる」ことばかりに注意がいき、子どもが本当にじっくり考えるということができなくなってしまうと、勉強はおもしろいものではなくなるし、力はつきにくくなります。

■これを解決するためには、家庭がしっかりしなければなりません。塾はいろいろな事情から「やらせる」ことを膨らまし、子どもたちも十分な価値観を持っていませんから、先生から言われると「そうしないといけないんだ」という感じになってしまうでしょう。本当にそれができるかどうか、それは子どもたちによって当然差があるわけですが、それを判断できるのはお父さん、お母さんだと思うのです。

■6年生であっても今の時期は、まだまだのびのびと楽しく勉強できていなければバランスが取れているとは言いにくいのです。子どもができる量の中で一体何をやればいいのか、ということをしっかり考えてあげてください。

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数の性質の問題

2012年 慶應中等部の問題です。


3けたの整数のうち、どの位の数も異なり、またどの位も0でない整数Ⅹについて考えます。整数Ⅹに対して、≪Ⅹ≫は「各位の数字を並べかえてできる数のうち、最も大きい数と最も小さい数の差」を表します。例えば、Ⅹ=142のとき、421と124の差を求めて、≪Ⅹ≫=297となります。
 次の(   )に適当な数を入れなさい。
(1)≪Ⅹ≫の値は、最も小さい場合で(   )、最も大きい場合で(   )になります。
(2)≪Ⅹ≫=Ⅹとなるとき、Ⅹ=(   )です。


(1)各位の数をABCとし、A>B>Cとすれば、100×A+10×B+Cが最大の数になり、100×C+10×B+Aが最小の数になります。したがってその差は常に、99×A-99×C=99×(A-C)になるので、A-Cの最大と最小を考えればよいことになります。

AとCの差は間に必ずBがいるので、最小で2。最大は8になります。したがって最も小さい場合が99×2=198 最も大きな場合が99×8=792

(答え)最も小さい場合 198 最も大きい場合 792

(2)≪Ⅹ≫=99×(A-C)ですから198、297、396、495、594、693、792 です。
最も大きな数と最も小さな数を調べると 198→8 だから ≪198≫=792  297→7 だから  ≪297≫=693 396→6 だから ≪396≫=594 495→5 だから ≪495≫=495 

693→6 だから ≪693≫=594  792→7 だから ≪792≫=693 

なので求めるⅩは495 です。

(答え)495


「映像教材、これでわかる数の問題」(田中貴)

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模擬試験の復習
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