塾の会社に就職して、教壇に立つ前には当然、いろいろな研修があります。
最初は先輩の授業のビデオを見たり、あるいは見学したり、ということで全体像をつかんでいく。そしてテーマが与えられて、模擬授業になります。
うしろに担当の先生が1人、ないし2人ついて見ている。
子どもたちはいません。だから反応してくれる人はいないが、それでも黙々と説明をする。ジョークも少しは言わないと。まあ、そういう練習を積みます。
しばらくして検定があって、OKがもらえたら、そこからいよいよデビューになるわけですが、すでに学生アルバイトでも塾の講師をしていた人は比較的スムーズに進む、と思われるかもしれません。
ところがそうではない。むしろ、いろいろな塾でアルバイトを経験してしまった人はいろいろ癖がついてしまっている。
塾風というのがやはりあって、例えば良く注意されるのがあだ名。
つい子どもたちにあだ名をつけてしまう。先生がつけるあだ名は、子どもたちには受けることが多いが、本人が楽しいかといえば、そうではない。
ところが先生は子どもたちに受けたので悦に入ってしまい、あだ名を連呼したりする。
そのあだ名が通っている小学校にまで広まったりする、とこれは厄介な話になってくるので、それは絶対にしない、というようなルールがマニュアルの中には書いてあります。
しかし、こういう慣れた新人はマニュアルはあまり読まない。自分でもある程度自信もあるから、つい自分の好きなようになってしまう。
で、結果的に教壇を外される、という場合があるのです。
新人が教壇に立って、実際に受験指導ができるようになるまでには約2年から3年の経験は必要で、その検定に合格しないと6年生の指導はさせない、という塾もあります。
アルバイトが簡単に教壇に立つ塾もあれば、結構手間暇をかけて育てている塾もあるのですが、それはやはり子どもたちが一番良くわかるようです。
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中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
教材をやらない先生
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