月別アーカイブ: 2013年4月

溶解度の問題

2012年桐朋中学の問題です。


A(白い粉)を100gの水の溶かすと、20℃では90g、80℃では150gまで溶けます。次の問いに答えなさい。

(1)80℃の水100gにAを最も溶かしたとき、水溶液の濃度は何%ですか。

(2)(1)で作った水溶液を加熱して水20g蒸発させたとき、20℃まで冷却すると何gのAが固体として得られますか。

(3)(1)でつくった水溶液を100gとりだし、20℃に冷却すると何gのAが固体として得られますか。


(1)80℃の水に150g溶けるので、溶液全体の重さは100+150=250gになります。

したがって濃度は150÷250×100=60%です。

(答え)60%

(2)(1)で作られた水溶液にはAが150g、水が100g含まれています。ここから水を20g蒸発させるので、水は100-20=80gになります。

20℃の水100gにAは90g溶けるのですから、水80gには90÷100×80=72g溶けます。
したがってAは150-72=78gが固体として出てきます。

(答え)78g

(3)(1)は全体で250gでした。このうち100gを取り出します。
A:水の比は150:100=3:2ですから100gもそのように分かれますから
100÷5×3=60gがA。100-60=40gが水です。
20℃の水100gに90gのAが溶けるので、40gの水には90÷100×40=36gが溶けます。
したがって固体として出てくるのは60-26=24gです。

(答え)24g

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強くない運動部

その学校は、硬式野球部に力を入れていました。

学校の名前を世間に知らしめる、ということで言えば、甲子園に出場することが結構インパクトのあることなので、多くの私立学校が甲子園出場を目指します。甲子園に出場するチームの大半は全国から中学生のときに秀でた成績をもつ選手をスカウトして推薦入試を受けさせ入部させることが多いのです。したがってその学校も、高校の野球部で付属の中学から入ってレギュラーがとれる子はひとりもいません。

じゃあ、中学からの野球部選手はどうするのか?野球を続けるとすれば2つの道がありました。1つは、甲子園組に交じって練習する。しかし、まずレギュラーにはなれないでしょう。それでも、野球を続けたいと思えばそういう道を選ぶ。もうひとつが軟式野球部に入る。中学は軟式ですから、そのまま軟式を続けるということになります。

この学校の軟式野球はしたがって強くない。しかし、学校はこの野球部にもちゃんとグラウンドの使用機会を与えていました。

「硬式から文句は出ないのですか?」
「そんなことは絶対に言わせません。」
と強い口調で校長先生が言われました。
「もちろん、その日も硬式野球部は練習はしていますが、校外のグラウンドを借りています。学校のグラウンドが狭いので、やや遠いがそこでのびのびできればいいでしょう。しかし、それよりも軟式野球部が練習できなければ、学校としては意味がない。」
「・・・・」
「部活は強い、弱いだけではないのです。足の速い子がいれば、頭のいい子がいる。それぞれに子どもには強みがあるわけだが、ただ伸ばせば良いということでもない。下手は下手なりにスポーツは楽しまないと学校生活はおもしろくないでしょう?別に全国大会に出場するために部活動があるわけではないのです。子どもが自分の好きなことを続けられる環境を学校が準備する。当たり前のことです。強くない運動部もなければだめなのですよ。」

軟式野球部の子どもたちも、生き生きと練習するのを見て、なるほどなあ、と思った次第です。

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仕上がりの時期は違って良い

4教科の偏差値がすべて同じ、という子は珍しいでしょう。科目的に何か大きな穴が開いている、というのは入試のときにはやはりなるべく避けたいが、今の時期は科目のバランスがそろっていなくともあまり気にしなくても良いと思います。

例えば、社会や理科の生物、地学などはやはり覚えることが多いわけですから、これはなるべく後半に回したい。というのは、最初から覚えていっても、途中で忘れてしまうのであれば、時間がもったいない。後半にすれば本人も気合が入っているし、実際に覚えれば覚えるほど成績が上がっていきますから、後半に力を入れた方が良いのです。

一方国語の読解や算数は、最後に詰めたからといってなかなか点数が上がらない。これはやはり時間をかけて成績を伸ばしていくものですから、今のうちからしっかり時間をかけていきたい。結果として算数と国語の読解が先に仕上がり、最後理科社会、特に社会が追いついていく、というのが理想的な展開でしょう。

模擬試験の結果を見て、バランスが悪いなと思っても、このようなバランスであるならば、むしろ順調ととらえた方が良いと思います。逆に、社会だけが良い、というのはこれはやはりやり方を少し考えないといけないでしょう。

社会の成績の良い子は社会が好きなのです。勉強しなさい、といえばすぐ社会になってしまう。自分の好きな勉強をするのが楽しいからですが、しかし、それではなかなか伸びません。逆に勉強すればできる、という実績はあるわけだから、他の教科にも広げていくべきでしょう。

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