2026年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

出口の実績は動機づくりから

近年、進学実績を伸ばしている学校は、かなり勉強させていることは間違いありません。

ただ、お尻を叩いているだけではない。

やはり何を目指すのか、本人に考えさせ、どこに行きたいのか、その希望をしっかり膨らませていきます。

そのために、いろいろな学校行事がある。

文化祭で、自分の好きなことを発表する、というのもそのひとつですが、先輩を頼って大学の学部の見学に行ったり、あるいは職場見学をしたり。

そうやっていろいろな経験を重ねていくうちに、「自分はここに進みたい」と思うから、勉強に身が入るところはある。

そのためのイベントを、学校はいろいろ企画しているので、ホームページをご覧になってみてください。

そういう視点で見ると、なるほど、そういうことか、と納得される部分が出てくるかと思います。


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ちょっとの差


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目標とやるべきことのアンバランス

ここのところ、受験後半期に預かる子どもたちのそれまでの勉強は、やはり目標とやるべきことのバランスが取れていないことが多い。

本来、この学校に行きたい、その学校に行くための勉強として何が必要か、を整理しないといけないわけですが、残念ながら集合塾は基本的にみんな同じテキストを使います。

プリントでやる塾も全部やることになっている。(まあ、やりきれないクラスが多いでしょうが、しかし配られるわけです。)

だからオーバーワークになりやすい。

その学校に、それは出ないなあ、ということが多いのです。

だから早めに目標を決めて、そのために何をやるか整理しないといけないので、この夏休み前にきっちりとやっていくべきでしょう。

それによっては、ホントは夏期講習がさらに重荷になる場合がありますから。


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塾に行って、負担が増える理由

今の中学受験のカリキュラムは基本的には5年生までで習うべきところを全部習い、あとは、復習と演習を繰り返す、という流れになっています。

塾によっては社会を遅らせる、とか、まあ、多少の上げ下げはしていると思いますが概ねこんな感じ。

だから早く終わっている分、復習回が長い。よく、私が「なぞの復習回」と言っているのはそのためです。本来それをやるぐらいなら、もっとゆっくり進んでも良いと思うのです。

で、そうやって何回も復習回を繰り返して、できないところをできるようにする、ということなのですが、しかし、実体はできるところは相変わらずできて、できないところは変わらない。

なぜか?

全部やるからです。その子ができないことを集中してやる、というカリキュラムはあり得ない。それは集合塾だから、当たり前。

その結果、子どもたちの負担は増え続けているのです。

本来は、自分ができないことを集中して習う方が良いわけで、それはある意味個別指導でやるか、自分で勉強するしかないわけなので、その方法を採らない限り、子どもたちの負担はこれからもドンドン増え続ける仕組みになっているのです。

全員が同じことをするわけですから・・・。これは学校別特訓でも実は同じことなのです。


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