2020年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

そろそろ応援する方に回ってもいいかも

まあ、これまではまだまだ幼いし、見ていないとちゃんとやらないから、といって多少なりとも手取り足取りしてきたところはあるでしょう。

ただ、子どもはやってもらうと、自分でやらなくなるのです。これは別に子どもだけではないかもしれませんが、やってもらえる以上、自分でやらなくてもいいのだから、ある意味楽なのです。

ただし、そうなると自分で問題を解決する能力が身につかない。あまりに手をかけすぎると「きっとお母さんが合格させてくれるだろう」ぐらいに思ってしまいがち。

だから、そろそろ世話を焼くのはやめて、応援する方に回った方が良いと思うのです。

試験会場までは連れて行けても、会場の中に入ったらあとは自分で何とかしないといけないわけだから、本人が問題を解決するんだ、という意識をちゃんと持たせた方が良い。

「自分で決めたのだから、最後までがんばりなさい。ちゃんと応援してあげるから。」
と宣言してみてもいいかもしれません。

これからは本人が自分の力で僅差の勝負を征さないといけないのだから、本人の力を信じて応援しましょう。

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過去問が間に合いません(相談メールから)

あと100日をきって、いよいよ具体的にどの学校を受けるのか、スケジュールが決まってくる時期になってきました。塾の先生と面談をして、「どこを受けるのか」ということが決まれば、当然のことながら、やらなければいけない過去問も増える。

しかし、模擬試験もあるし、これまでの過去問のやり直しもあるし、塾の宿題もあるし、ということで、まったく過去問が終らない、というご相談がありました。

聞いてみると、なかなか塾の宿題が多い。ただ、中身は単純な繰り返しも少なくありません。こういうのはやはり割愛してもらった方が良いでしょうが、その授業に出るとやはりやらないわけにはいかなくなる。

だから、全体としては過去問を含めて何をやるのかを再検討しましょう。担当の先生に言いにくければ、いったんその授業はお休みにしてもいいかもしれません。その分、家でジックリと過去問をやったり、知識の暗記をやったりすればいいのです。

もちろん、これは子どもにもよります。家でちゃんとやらない、ということであれば多少遠回りでも塾でやらせてもらった方が良いというところもあるでしょう。ただし、親はそれが遠回りをしている、と認識しておかないといけません。

ここにきて時間はなくなっているのだから、最短コースを走りたいわけですが、子どもの状況によって優先すべき状況もまた異なるのです。

本来はそういうところをしっかり先生と相談していくと良いのですが、やはり先生が本当に我が子のことをわかってもらえているか不安だということなので、今回のご相談では私の方で具体的な内容を絞り込みました。

受験する学校に対して子どもの成績から何が足りないかが明確である以上、まずそれを優先すべきだろうと思います。

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集合塾は競争する場

一時期、少子化とリーマンショックで沈静化しつつあった中学受験熱がここにきて上昇に転じています。

こういう場面では、過熱感が煽られるところもあるので、さらにダブルスクール、トリプルスクール化が進んでいます。

というのも集合塾でクラス分けが進み、先生が変わる。逆に言えばどの先生にあたってもまあ、それなりにということではあるのだけれど、先生というよりはシステムというところに今の集合塾は重きが置かれています。

だからと保護者の方も競争する場だと割り切っているところがあるかもしれません。つまり昔のテスト会と同じ。

できる子同士で競争する環境が出来れば、それはそれで仕組みとしてはできあがるわけですが、そうなると個々にいろいろ対応しなければならないことも事実。

なので、現在は個別や家庭教師の利用率も上がっている、ということになるのだそうです。

その分、子どもたちの負担はまた大きくなってきているわけで、やはりそこは上手に効率化を図っていかないと子どもたちのストレスがたまる一方になってしまうので気をつけてください。

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