2015年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

将来に対するモチベーションづくり

進学校の説明会を聞いていると、成績管理の方法だったり、進学特別クラスの設置だったり、文系、理系の早期のクラス分け、だったり、という話をたくさん聞かされます。

あたかも学塾の説明を聞いているような印象を持つことが多いのですが、やはり大学受験に向けて「きっちり管理をします」というようなスタイルが保護者に受けがいい、と思われているようで、説明会でもそういう話が多くなっているのでしょう。

しかしながら・・・。

子どもたちが本気でこの方向に進もう、としたときのエネルギーは管理されているときのそれよりも数段大きい。ロケットをやる、遺伝子をやる、そういうことが決まってこの大学のこの学部に行くんだ、みたいな気持ちになった子どもたちは、それなりにしっかりと準備を進めるし、実際に体力もあるからかなり短期間に力をつけます。

逆に管理されていても、「いやいや」やっているような子どもたちはなかなか成績は上がらないものです。

では、そういう将来に対するモチベーションはどうやって作られていくのだろうか、といえば、やはりいろいろなことをやっているうちに思いつく、というのが一番多いパターンです。

文化祭でそういうテーマを扱った、という子もいれば、授業のレポートを書いているうちにその方面に興味を持った、という子もいる。

大学受験に向けて知識中心の授業よりも実験をやったり、制作物に力を入れたりしている方が、多くのことをやる機会が増える分、モチベーションも上がりやすい。

どうも最近の傾向を見ていると、後先が逆のような気がしてならないのです。

まずは子どもたちにいろいろなことをさせる機会を作る学校、というのが今の時代、良い教育をやる学校の典型ではなかろうかと思えるのですが。
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とにかく始める

勉強になかなか取りかかれない子、はいるものです。

これは仕事になかなか取りかかれない大人がいるのといっしょ。

やらなければいけないことはわかっている。でも何となく、気が乗らなくて。メール見たりWEB見たり、お茶を飲んだり。

子どもも冷蔵庫を開けたり、ちょっとテレビをつけてみたり・・・

しかし、まあ、そうやってぐずぐずしていると、さらにぐずぐずに拍車がかかる。だから、一番正しいのはとにかく始めることです。

学校から帰ったら、ちょっと休憩して、ではなくて、すぐ勉強を始める。

で、すぐやってしまうと、案外、進み始めるから、そのまま進んで、疲れたら休憩する。

とにかく始めることが大事です。

まあ、そういうことはわかってるつもりなんですけど・・・。

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漢字指定

最近の社会の問題では漢字指定が当たり前になってきました。

違憲立法審査権とかは当然、漢字で書けないといけない。もちろん、親鸞の「鸞」の字を漢字で書けとは言わないが、小学生が普通書けると思われる字は漢字でなければ×になると思って良いでしょう。

もちろん問題に「漢字で書きなさい」と指示されているわけだから、ひらがなで答えれば×になるわけです。

で、漢字で覚えるということは、実は印象が強くなる。

いいなおすけと覚えるよりは井伊直弼と覚えた方が後々、思い出しやすい。

何がきっかけとなって思い出すか、ということになれば漢字を覚えることでヒントが多くなります。

もちろん漢字で覚えることは大変なわけですが、その分、思い出すときにメリットがある。だから遠回りのようで漢字でなるべく書けるように練習してください。

この時期、暗記テキストを練習するとき、漢字でちゃんと書いて答える。

口で答えて終わり、にしないようにしてください。

試験は口頭試問ではない。字を書いて答えるのだからその通り練習すべきです。

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