日別アーカイブ: 2026年5月1日

難度をある程度はしぼる

志望校の対策を考えるとき、まず見ておきたいのは、やはり過去問です。

学校によって、問題の作り方はかなり違います。国語であれば、物語文が多い学校もあれば、説明文を重視する学校もあります。記述が多い学校、選択肢が中心の学校、漢字や語句をきちんと出す学校もあります。

ただ、もうひとつ大事なのは、問題の難度です。

どの学校も、毎年まったく違う問題を出しているように見えて、実はある程度、受験生の層に合わせて問題を作っています。あまりにやさしすぎれば差がつきませんし、逆に難しすぎれば、合格者を選ぶ試験として成り立ちにくくなります。

ですから、学校ごとに「このくらいのレベルの問題を解ける子に来てほしい」という幅があるのです。

受験勉強をしていると、どうしても難しい問題に手を出したくなります。難しい問題が解けるようになれば力がつく、と思いやすいからです。しかし、志望校の入試でそこまでの難問が出ないのであれば、時間の使い方としては少しもったいない。

それよりも、その学校でよく出るレベルの問題を、確実に解けるようにすることの方が大事です。

過去問を見ていくと、「この学校はこのくらいの難度で勝負している」という感覚が少しずつわかってきます。もちろん、年度によって多少の上下はありますが、大きく外れることはあまりありません。

だから、対策では難度をある程度しぼる。

何でもかんでも難しい問題をやるのではなく、志望校に必要な難度の問題をくり返し練習する。そこで正確さとスピードを上げていく。その方が、入試本番ではずっと点数につながりやすいのです。

子どもたちの時間は限られています。だからこそ、やるべき問題のレベルを見極めることが大切です。志望校が求めている難度を知り、そこに合わせて力をつけていく。それが、効率の良い学校別対策につながっていきます。